宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「末法灯明記」

2006年08月12日 | Weblog
90年代のあるジャーナリストの対談です…。
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「その坊主は大阪の男でして、密教だと言いふら
して中曽根(元首相)を丸め込んだらしいが、
調べて見たら高野山にも登録していない。
恐らく滝に打たれる様な業を自分でやり、密教と
称して信者を集めたのでしょう。
中曽根(元首相)が外国に出かける時などは
首相官邸に祭壇を設けて祈祷していました。」

「政治がそんな形でやられているとしたら、
二十世紀の今が平安時代のレベルを出ていませんね。
(中略)
末法思想が大流行した頃と同じじゃないですか…。」

「中曽根(元首相)のそんな状態を聞き出した相場師が、
その坊主にカネを握らせて、政府や官邸の動きについて
情報を集め、しかもそれを投機に使って儲けていた
のです。
そこで私もカネを包んで情報を取るために会ったが、
直ぐにインチキ坊主だと見破りましたよ。」

「しかし、そこに目をつけた相場師は流石ですね。
ことによると、バブル経済のネタ元はその辺にあって、
中曽根時代に狂乱化した株や土地の投機なんか、情報の
漏洩が亡国現象を生んだのかもしれませんね。
一国の心配事を祈祷する人間がいて、もし外国の諜報機関が
懐柔して利用すれば、国家機密はたちまち筒抜けになって
しまいますよ。」

「そういう事だが、日本では例え首相でも利権情報が中心で、
大して重要な国家機密何かは持っていやせんです。
連中は役人の指図と利権の兼ね合いで動き、税金をばら撒く
ための口利きをするだけだし、中曽根(元首相)も個人的な
成功を祈って貰って、民族や国家の事など無関心だったのです。
だから高野山と言っても学僧でない人のちょっとした術で、
中曽根(元首相)程度ならたぶらかせるのでしょうな。

政治家に信念があれば引っかかるわけないが、世も末になると
こんな驚くべき状況になる。何しろ、カルチエの金時計を
はめて煙草をスパスパ吸って、その坊主は『求聞持の法』
をやるのだと言うんだな。
しかもこの法は百日やると人間でなくなり、神通力がついて
姿が消えてしまうので、99日だけやるとうそぶいているのです。
99日間何も食べずに不眠不休でやると言う言葉に、簡単に
引っかかる程度の頭脳の持ち主が日本国の総理大臣をやった
という事でして、やはりこれは末法現象ですよ…。」
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過去に首相官邸に祭壇が設けられて、何処かの拝み屋が
雇われていたという話ですが、ここまではなくとも、
現在の僧侶のあり方にも非常に疑問が感じられる事があります。

夫には以前から説明していたのですが、在家の法名を受けた
後の今になって、夫は実状に対し舌を巻いています…。
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