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ノーシスの続きです。
性エネルギー昇華法を行う場合、病気などで卵巣などを
摘出された方の場合、骨に含まれている性エネルギーを
転用して行うことになります。
そうした方の場合、性腺と体中の骨から性エネルギーが
集まることを想像いてから、その後は通常の手順通りに
行いますが、この方法を使う場合、肉体を維持する為の
力を魂の乗り物の創造に転用してしまうため、肉体に
与えられている寿命が若干縮まることになると言われており、
注意が必要です。
また性エネルギーを昇華して「(太)陽の体(黄金の霊体)」を
創造するのに性ホルモンが最も適する時というのは、
肉体の年齢で42歳~49歳の間と言われていますが、この
辺りについては別の時に書かせて頂きたいと思います。
ノーシスの性エネルギー昇華法では、一度松果腺の方に向けて
上昇させた後、心臓(ハート)に方向づけることになりますが、
この昇華によって「(太)陽の体(黄金の霊体)」を創造することに
ついて、ミゲルさんはこのように書かれています。
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アストラル界では、幽霊であるとか、死んでしまった先祖であるとか、
その他色々なアストラル界の住民を見ることが出来るように、
コーザル界では全ての物事の原因を見、識(し)ることが出来る。
上昇すればするほど、光輝く叡智(ノーシス)と平和と、深い愛が
ある層である。
更に上の段階は、神聖霊の層である。
一般に私達は人間的な霊を持っているが、それは月(陰)の属性を
持つ霊という意味である。
人間と天体とは大変深い関係にあって、肉体は地球に属するもの、
霊(心理)は月に属するもの、そして私達の心に宿る魂は太陽に
属するものだ。
誰でも生まれた時には月に属する霊を持っているのだが、神聖霊は
性エネルギー昇華を行ってのみ、創っていくことが出来る。
だからこの霊を太陽霊とも云い、神聖霊を完成した人のみが、神聖霊の
層まで至ることが出来るのだ。
更に上昇すると、ブディック(仏陀的)、正覚を得た霊を持った層となる。
ここまで上昇を果たした人は、「仏陀」となる。
そして全ての層を上昇したり下降したり、自由に目覚めた意識を持って、
行動することが出来る。
既にエゴを根絶し終わり、黄金の霊体を形成したからである。
そして今まで述べた全ての段階に、私達は上昇する可能性を持っている。
肉体を持って修行することによって、行き着くことが出来るのである、
こうした目に見えない次元は、目に見える三次元とは比較にならないほど
広大で、深遠である。
ここで最も重要なのは、他でもない私達自身が、これらの層に至るまでの
可能性を持つ存在だということを、しっかりと認識することなのだ。
それをいつも胸において、生きて欲しいと思う。
このような高次元に参加するためには、生きているうちに準備して
おかなければならない。
なぜなら、黄金の霊体を形成するための性エネルギー昇華を行うには、
肉体がなければならないからだ。
肉体なしでは、マントラの発音一つ出来ないのである。
そしてまた、いつも注意を払わなければならないのが、エゴに対してである。
精神的進化が進めば進むほど、ますます謙虚にならなければならない。
内的進化を示すことの出きる唯一のバロメーターが、謙虚さである。
いつも自分の心理状態を観察して、謙虚の徳を育てていくことが大切だ。
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【太陽に祈るチベット式性エネルギー昇華法】
①太陽が昇る東を向いて、まっすぐに立ちます。
②実践時刻に関わらず、太陽エネルギーを吸収する気持ちで、前方の
地平線から太陽が昇ってくるところを想像します。
③「ハー」と息を吐きながら前屈し、両手を両腿に沿って下ろします。
この時、手が体から離れないように、体に触れながら下ろします。
④息を吐き切った所で息を止め、(画像のように)手のひらで膝頭を
グルグルと強めに摩擦します。
膝は丁度、足から膝に上昇してくる地磁気のエネルギーと、天空からの
エネルギーが交叉する重要な場所であり、その交叉したエネルギーを
活動させる気持ちで摩擦します。
⑤息を止めたまま、(画像のように)両手を内腿に引き上げ、上下に摩擦し、
徐々に性器の所に引き上げて、強めに摩擦します。
女性は性器の部分と卵巣の上の両方を摩擦します。
この摩擦の熱によって、膝から上昇したエネルギーと、性エネルギーが
交叉します。
⑥次に(画像のように)両手を腰に持っていき、ここで初めて息を吸います。
もう摩擦は行いません。
⑦そして、性器の辺りから仙骨を通して、背骨に沿って頭部の松果腺まで、
輝く性エネルギーが螺旋状に上昇し、脳が光り輝くところをありありと想像
します。
⑧次に息を吐きながら前屈し、脳に上昇したエネルギーがハートに至り、
ハートが光り輝くところを強く想像します。
⑨この後は④からの手順の繰り返しになります。
また実践の間、次のような祈りを心の中で唱えることも出来ます。
★「聖なる母/どうか仙骨の洞窟より出て上昇して下さい/
私に大いなる力をお授け下さい/私が人生で勝利し、高次元へと
昇ることが出来ますように/
いかなる困難に出あっても、それを打ち破る勇気をお与え下さい/
クリシュナの名において/神々の意思によって/そうありますように。」
(ここでは例として「クリシュナ」となっていますが、自分が信じる神の名前で
あればどなたでも構わないということです。)
この昇華法は一度に15分まで、また実践後に静かに数分座って、
エネルギーの浸透を感じる事も勧められます。