「火心凝視法Ⅱ」

（画像はクリックされましたら拡大します。）

以前こちらで、ルネ・ヴァンダール氏の体系で行われている
「火心凝視法」の基本的な方法を抄掲させて頂きましたが、
それよりもう少し詳しい説明を見つけましたので、今回
抄掲させて頂きます。

以下本文です。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

（火の輪を見つめている間）、頭の中で何を考えても構いませんが、
とにかく目だけは火の輪から離さないで下さい。

やがてあなたの目は疲れてきて、頭がボーッとしてきます。
人によって個人差はありますが、15分も火の輪を睨んでいると
思考能力が低下してきて、物事の考えが断片的になり、万事とりとめが
無くなってきます。
当然の事なんです。

初めのうちは、この辺で一休みして下さい。
この作業では、現実的な思考能力を少しぼんやりさせて、その間に
いつもは心の底に眠っている、気取りの無いあなたを引っ張り出そうと
いうわけです。

火の輪はエネルギーのシンボルであり、また正義に燃える善の力
ですから、あなたの心が無防備になったとしても大丈夫。
決して、現実の思考能力が低下してしまうなんて事はありません。
一日一回、寝る前の15分間ぐらいを訓練に当てれば充分です。


【あなたの心はこんなにも変わる】

しばらくこの訓練を続けていると、あなたは不思議な事に気がつきます。
火の輪が変化するのです、
初めは直径5センチの火の輪が少しずつ大きく見えるような気がします。

更にそれが進むと、火の輪の周りにコロナのような炎が見えたりします。
医学的には目が疲れて起こる現象だという事になるのですが、神秘学的には
火の輪に変化が起こるという事が大切なのであって、この際目の疲れなどと
いう現実的な事は問題ではないのです。

とにかく、火の輪はあなたの目の前で変化を開始します。
形ばかりでなく、色にも変化が見られます。

初めは塗った時の色、真紅ですが、しだいに濃いオレンジ、明るいオレンジ、
黄色へと変わってゆきます。
人によっては、濃いピンク、紫、青などにも見える事があります。

ここまでくれば、あなたはある程度「火心凝視法」をマスターしたと言える
でしょう。

あなたの心は既にいつでも不安や不信、劣等感などを締め出す用意が
出来たのです。

実際この頃になると、あなたの心は強力な集中力で鍛えられていますから、
実生活でも積極性が出てきますし、自然に自信がついてきます。
更に、強く希望する事があると、それが不思議に叶うようになります。

例えば、「今日、相手から電話が欲しい」と本当に念じれば、どういう訳か
電話がかかってきたりするのです。

信じる信じないはあなたの勝手ですから、信じて下さいとは言いませんが、
とにかくそうした不思議な力が湧いてきます。

あなたにこびりついていた心のサビは、こうしてすっかり落ちてしまいました。

カオスの中に投じて得た、あなた自身の純良な錬金素材は、この「火心
凝視法」によって更に鍛えられ、あなたの精神は足音高く、栄光の
黄金へと向かって進んでゆきます。

（後略）

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++