宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「真冬の三日月」

2009年01月25日 | Weblog


(画像はクリックされましたら拡大します。)

「月のしずく」の続きです。

ルネ・ヴァンダール氏の体系で、それぞれの月色や季節の
折々に「月のしずく」が注がれる、という事が教えられて
いましたが、1月と2月の三日月の日にも「月のしずく」が
注がれるということを、90年代初頭に書かれていました。

本年は今月28日、そして2月27日に当たります。

以下その抄掲です。

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【真冬の三日月・恋雪】

さて、今回は真冬の三日月「恋雪(れんせつ)」についてお話し
しますね。

最も寒さが厳しい季節になると、三日月が一層美しく輝きます。
元々三日月は、見る人を魅了せずにはおかない、妖艶な
魔力に満ちていますが、この頃のそれは、まるで美女が甘く
微笑んでいるかのようにとてもエレガントになり、見事な、
完璧なまでの「黄」の光を放つのです。

遥か昔、誰とも知らず、この頃の月を「恋月」と呼ぶようになった
のも、納得のいくお話しというもの……。

この「恋月」に宿る精霊は美しい女性(にょしょう)。
秋の半月「紅葉月(オータムムーン)に宿る精霊と同じく
「月花(シャーナ)」の仲間です。

「恋月」のしずくが最も降り注がれるのは、1~2月の三日月の夜。
夜と言っても黄昏時。
南西の空にポッと浮いている三日月から、白銀の粉雪が
キラキラと降ってくるような印象を受けたら、それが「恋月」の
月のしずくなのです。

このしずくには、恋のエキスがたっぷり含まれていて、特に
若い男女の波動が、このしずくを体内に取り入れ易いと言われて
います。

ですから知らず知らずにせよ、「恋雪」のしずくを浴びた者は、
必ず近いうちに恋をし始めることになるのだそう……。

ただ、「恋雪」の精霊は、ちょっぴり嫉妬深い所があり、幸せに
とっぷりと浸っているカップルを見ると別れさせる、という伝説も……。

でも実は、この言い伝えは間違い。
「恋雪」の精霊はもっと優しいのです。
ただ、恋の情熱に身を任せ、周囲への気配りを忘れたり、仕事や
勉強を怠け始めた恋人達には、ちょっぴりお仕置きがあるのは
仕方がないみたいです。
なにせ彼女は、真剣に愛を育てようとする人間には全面的に
協力してくれるけど、怠け者は大嫌いだからです。

さあ、あなたも「恋雪」のしずくを浴び、素敵な恋を育てて下さいね。


………

恋を実らせたいあなた、恋人が欲しいあなた、そしてカップルも
更に幸せになれるように、真冬の三日月「恋月」のしずくを浴びましょう。

陽が西の空に傾き、艶やかな三日月「恋雪」が輝きを一層増した時、
その先端の部分から、淡い白金の光が地上に放たれた感じが
するはずです。
それが「恋雪」のしずく。

「恋雪」のフチを右手の小指で三度なぞり、
「私は誠実に恋をするシャリエ。」
と心の中で唱えましょう。
勿論声に出して唱えてもいいし、彼と二人で唱えれば効果アップ。

シャリエというのは、清き人間の心を表しています。
つまり、恋を手玉にとって他人の気持ちを傷つけたりしないよう、
月に誓いを立てる、という感じです。

「恋雪」への魔法が成功することをお祈りしてますネ。

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