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ノーシスの続きです。
ノーシスの根本というのは、人類に絶えず献身しながら、
自身の内に存在する欠点や陰悪、欲望や利己心を
絶やしつつ、性エネルギーを昇華して「(太)陽の体
(黄金の霊体)」を結成し、死後はその結成した体に
よって生活を送る事になり、輪廻転生を避け、広大な
高次の霊的世界の中で、特に自身と縁を有する界に
入り、更に働きながら霊的向上を目指していくという
ものですが、「(太)陽の体(黄金の霊体)」または「火の乗り物」
と呼ばれるものを結成するためには、自身の性エネルギーを
昇華して用いるだけでは充分ではなく、幾つかの方法で
(太)陽、高次のエネルギーを受け取り、それを用いる必要があると
されます。
また結成のためには、自身の抱える霊的負債・業(カルマ)の清算も
不可欠とされています。
輪廻転生の輪に再び入るという事は、自身のそれまで培ってきた
人格や霊的な事も失うという事であり、聖書の一節、「例え全世界を
手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか」の箇所は、
この辺りの消息を秘教的に説いていると、ノーシスでは解されて
います。
ノーシスは、世界中に散らばる、古代から伝えられている「高次の
世界に遷る為の各種の秘伝体系」のうちの特に有名なものの中より、
創始者が霊的感性と研究によって集め、更に自身の霊的体験によって得た知識と
共に総括的に改めて再構築した体系であり、そのため「ノーシス」は
中南米に地に根付いていたものから、キリスト教、チベット、ヒンドゥー教
などの多様な知識・実践法が包含されていますが、その中の一つに
「ルーン文字エクササイズ」というものがあります。
これは身体で各種の「(神聖文字)ルーン文字」の形をとり、それぞれの
ルーン文字に関わるエネルギーを得て、自身の内的な開発や、太陽の
エネルギーの吸収に役立てる為に行われます。
この「ルーン文字エクササイズ」を行うために、以下の注意が挙げられています。
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●このエクササイズでは太陽の霊的エネルギーを吸収するため、常に
東側を向いて行う。
●常に集中力と想像力を持って行う。
手からエネルギーを受信する事を感じ取る。
●実践する時間帯は、日の出から夜の12時までであり、それ以降に行うと
月(陰)のエネルギーを吸収してしまう事になる為、行わない。
●行う場所は室内でも屋外でも良いが、エネルギーの流通を妨げない
為に、素足、もしくは自然繊維の靴下や服装が望ましい。
●時間が書かれているものは目安で、それよりも短縮したり、多少
時間を延長して行っても構わない。
●もし何らかの事情があって身体全体で姿勢をとれない人は、手印に
よって行う。
●各ルーン文字は特定の期間と関連し、特にその期間に照応する
エクササイズを行う事でより大きな効果が期待出来るが、その期間に
照応していないルーン文字のエクササイズを行っても有効である。
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エクササイズ等で、「夜の12時まで」という言葉が出てくる場合、日本時間は
兵庫県明石市を標準としており、北海道などではそれよりも実際時刻が
20分~45分ほど進んで違っていますので、実践の際にはそうした注意も
必要ではないかと、個人的に思います。
この「ルーン文字エクササイズ」の各ルーンが有する各照応期間の中で、
現在は「ルーン・リッタ」に対応しておりますので、今回は
こちらを抄掲させて頂きます。
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【ルーン・リッタ(画像向かって左)】
■照応期間:12月23日~1月19日
■照応:木星
■照応タロットナンバー:5
☆これは法のルーンであり、権利、正義の意味を持つ。
人間という創造物は、その内側に「カオム」と呼ばれる真実の存在の
部分を持っている。
「カオム」は、我々一人ひとりの内部に存在するカルマの法の代理人
である。
それはまた、意識の声でもある。
その内なる審判は、我々の悪い行為を責め打つ為にムチを使う。
このムチは良心の呵責であり、我々のネガティブな品行を拒む、
我々の内なる高貴な部分である。
悪い行いは、敵対するものと戦う。
悪い行いは、良い行いによって償われる。
病弱な人類の為に、誠実に、意識的に、徹底した献身を行う事が必要である。
カルマの法は、我々の内側にその代理人「カオム」を持っている。
我々があらゆる世界から隠している内奥の全ての罪を、「カオム」は見張り、
知っている。
それらの罪は、内なる審判から逃れる事は出来ない。
それゆえ、宇宙の正義の天秤による仕事を知る必要がある。
我々の恩恵となる方向に天秤を傾ける為に、グラン・オブラ(真正錬金術的
大作業)の激しい作業によって、我々の罪を償う事が急がれる。
ノーシスを学ぶ者は両方の重さを釣り合せる為に、毎日「ルーン・リッタ」を
実践しなさい。
特にカルマの大きな負担を担っている者は、言うまでもない。
また仏性、魂、意識を目覚めさせる事は急務である。
☆「ルーン・リッタ」は、これらの内なる審判を目覚めさせる力を持っている。
良心の呵責を感じない人は、内なる審判から遠く離れた存在である。
そのような人々は、「ルーン・リッタ」を熱心に行って、自分自身の内なる
審判の力を解き放たなければならない。
沈黙の声、我々の内なる審判によって、自分自身を導く事が緊急に
必要である。
☆このルーンは、リズムと踊りのルーンでもある。
その効果は直接男性の内分泌腺の調和に影響を与えるが、男女の
区別無く実践出来る。
【ルーン・リッタのエクササイズ(10分)】
①直立の姿勢から、(画像のように)左手を曲げ、手のひらを腰の位置に
持ち上げ、指先が下を向くようにする。
左足をやや横に開き、かかとを浮かせ、爪先は地につくようにして、
「リッタ」のポーズをとる。
もし身体全体で姿勢をとる事が出来なければ、画像の中の手印を
用いる。
②ゆっくりと息を吸い込み、巻き舌で「ラー(RRRRRRRRRRRRAAAAAAAAAA)」を
発音する。
③再び息を吸い込み「レー(RRRRRRRRRRREEEEEEEEEEEEEE)」、
同様に、「リー(RRRRRRRIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII)」
「ロー(RRRRRRRROOOOOOOOOOOO)」
「ルー(RRRRRRRRRRUUUUUUUUUU)」と続ける。
④そして「ルルルルル………(RRRRRRRRR)」と発音し、吸収した
エネルギーを脳、それから下降してハートに導かれる事を集中力を持って
イメージする。
明確にイメージすれば、現実にエネルギーの移動が起こる。
⑤以上②~④までのサイクルを時間まで繰り返す。
⑥しめくくりに、両腕を胸の前で、右腕が上になるように交叉して、
感謝の祈りを唱えて終わる。
言葉は自由であるが、ノーシスの「万物への祈り」を唱える事も
出来る
★【万物への祈り】
「万物が幸福でありますように。
万物が幸運でありますように。
万物が平和でありますように。
アーオーム アーオーム アーオーム。」
………