宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「黄金時代」

2008年03月21日 | Weblog
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世界の各地に散らばる伝承や逸話の幾つかには、太古に
「黄金時代」があったとし、それから幾つかの時代を経て現在に
至っているとしています。

ある説では、このように言います。

………

「黄金時代」は四季の春に象徴され、金属や車輪の使用も不用とし、
一切争いもなく、また気候も穏やかで花と果物に満ち、人々は我欲を
持たずに叡智を持って正しく生きていた。

次の夏に象徴される「銀の時代」から争いが少しずつ始まり、生活に
弓矢が使用されるようになり、環境も少しずつ変化していった。

次の秋に象徴される時代から兵器を象徴する金属や車輪が
使用されるようになり、叡智も少しずつ失われ、肉食も始まった。
秋を示す英語の「Fall」という言葉に示されるように、落下の始まり
になった。

最後の冬に示される時代が現代であり、宇宙の時間は四季のように
巡り、移り変わっていく。

………

ルネ・ヴァンダール氏も色々な所で、かつて天使と人間が同居した
「黄金時代」という時代があり、それから現在に至っているという事を
書かれていますが、一つの所では、「錬金術は人間が天使になる
方法」であると明確にされていました。

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伝説によると、太古に天使達が地上の女性たちと愛しあい、
そして天界へ帰る時に残していった秘法があったという事です。
その秘伝書は「ケマ」と呼ばれ、「アルケミー(錬金術)」という
言葉のもとになりました。

ヘルメス・トリスメギストスによって完成された「ケマ」の秘法は、
悪い人間に悪用される事を恐れ、エメラルド盤に深い意味を
持たせた絵として書き残し、普通の人間が見ても秘法が
わからないようにしました。

伝説によれば、錬金術のもとになった「ケマ」が伝えられた
時代は、「黄金時代」と呼ばれ、気候は温暖で、花と果物に
満ち、海や川では魚が手づかみで取れるほどであったという
事です。

そんな時に天使から教えられた「ケマ」の秘法が、単に黄金を
作り出すものとは思えません。
その時代の地上には、その辺にいくらでも黄金が転がっていて、
そんなに欲しいものではなかったのではないでしょうか。

それでは錬金術の真の目的は一体何なのでしょうか。

私はこう考えます。
天使は何かの理由で再びこの地上に戻ってくる事は出来ないと
知った時、どうにかして愛しい人々と再会出来る方法はないかと
考えるでしょう。

そして天使は、自分の方から人間に近づく事が出来ないので、
人間の方から自分達天使に近づく方法を研究し、それを地上の
人々に教えたのが錬金術の秘法ではないでしょうか。

そう、錬金術の真の目的は、黄金を作り出す事ではなく、人間を
鉛のような状態から、黄金のような状態に変容させる方法、
つまり人間が天使になる秘法だったのです。

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錬金術について語る場所で、純金 純銀 硫黄 水銀 食塩を用意し、
球型フラスコに材料を入れ、60~70度の温度で20分ぐらい暖め、
次に113~448度で10分、そして232度にまで冷まし、330度に
まで一気に上げ、そして5分ぐらい冷ましてフラスコを割って取り出し
たら賢者の石が出来たという人もいますが、錬金術を金属で行う
という認知度の方がまだまだ高いのかもしれません。





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「【チベット虐殺】一枚の写真から中国のうそを見破る」
http://jp.youtube.com/watch?v=obbFja9-sVY

情報統制の抜け穴はいくらでもあるようです。
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「海と壁」

2008年03月20日 | Weblog
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これは80年代末に少女雑誌「マイバースデイ」誌上で紹介された
心理テストで、専門家によって作成されたものではなく、あくまで
当時の女子学生達によって考案されたもののようですが、人に
よっては意外と当たるかもしれません。

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Q1.あなたの前に海があります。
その海を見て感想を詳しく述べて下さい。

Q2.あなたは壁の中に閉じ込められ、どうしても外に出る事が
出来ません。
どうしますか?

Q3.あなたの目の前に一匹の動物がいます。
それは何?
その特徴を詳しく。

Q4.あなたの後ろにもう一匹動物がいます。
それは何でしょう。
その特徴をなるべく詳しく答えて下さい。

………

Q1の答えは、その人の「人生」に対する考え方を表す。

Q2の答えは、その人の「死」に対する考え方を表す。

Q3の答えは、こうなりたいと思っている自分の姿を表す。

Q4の答えは、他人から見られているその人の姿を表す。

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わたくしはQ1の答えを「平穏」としましたが、これは少し違って
いるかもしれません。

またQ2の答えを「目を閉じる」としましたが、これは意外と
当たっているかもしれないと感じました。



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チベットのサポートのための英語で行う署名はこちらで現在
受け付けられています。
http://actionnetwork.org/campaign/supporttibet

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2008年03月19日 | Weblog




つげ櫛について調べていて、またミネバリの木で作られる
「お六櫛」について偶然知る事になりました。

この「お六櫛」については、元禄年間(1688年-1704年)に持病の
頭痛に悩んでいた村娘のお六が治癒を祈って御嶽山に願をかけた所、
ミネバリの木で櫛を作り、髪をとかしなさいという御告げを受け、
御告げ通りに櫛を作って朝夕に髪を梳いた所、頭痛が完治し、彼女が
同じように頭痛に苦しむ女性達のために櫛を作って売り始めた所から
ミネバリの櫛の名が広まり、作り続けられる事になったとか、また
お六櫛の名の由来は、御嶽教の教義の「六根清浄」の六根に由来し、
この櫛で梳ると身も心も清められるなどとも伝えられていますが、
いずれにしても御嶽教との関連があるようで、個人的に興味深く
感じます。

またこちらで「髪をすき、愛情を伝える‘お六櫛’」という記事があり、
そちらも興味深く拝見させて頂きました。

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櫛職人、青柳和邦さんはこう言っています。

『昔はよくお母さんが子供の髪をすいていた。
子供は母親の愛情を櫛の刃先から無意識に感じていたと思う。
今は何でも「早く、早く」の時代だが哀れな時代。
こんな時代だからこそ、ゆっくりと髪をすく余裕をもって欲しい。
そしていい物を末永く使って欲しい。』と。

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「チベット問題概要」
http://jp.youtube.com/watch?v=szB7x8NZAww


以下コピペです。

「太平洋戦争の開戦前、経済封鎖された日本国に対し、
チベット政府から大量の羊毛が送られてた来ました。
その理由はただ、
「同じ仏教国が苦しい思いをしているから」
でした。

戦争突入後、チベットは一貫して中立を守り、日本との
国交は変わらず続けられていました。
当時の日中戦線において、中国はアメリカから武器弾薬等を
ビルマ経由で輸入していましたが、このルートが日本軍によって
絶たれた後、連合軍側はヒマラヤ越えのチベット・ルートを
開こうとしました。
しかし、先代のダライ・ラマ13世はあくまでも中立を貫き、
アメリカ大統領特使の強硬な要求にも断じて応じませんでした。
このあまりにも理想主義的な外交が、やがてチベット国に悲劇を
もたらす結果となりました。
1945年8月15日・・・日本の敗戦です。

日本との国交を継続していたチベットは、なんと国際舞台で
「敗戦国扱い」をされるようになってしまいました。
その後、戦勝国によって「国連常任理事国」が結成され、
中国もそのメンバーになりました。
これが更なる悲劇の幕開けでした。」
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「チベット仏教を破壊しつつ、仏教を利用する人達」

2008年03月18日 | Weblog
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数日前から報道されている「チベット暴動」という呼び方も、
ずいぶん巧妙であると感じています。

「暴動」と言えば通常、昼夜を問わずならず者の一定の集団が
無差別に破壊や暴行を繰り返すもので、「暴動」と言えばあくまで
「起こした側が悪い」という認識になりますが、今回の件は侵略・
民族浄化に対する正当な抗議活動であり、89年の民主化を求めた
デモ隊の隊員が無差別に殺害されていった「天安門大虐殺」を思い
起こさせます。

またこちらで紹介されている漫画のような拷問や殺害は侵略以来ずっと
当地で行われている事であり、チベット人は鯨よりもずっと酷い拷問や
殺され方をしているわけですが、こうした事に対して「グリーンピース」
だとかそうした類の団体は無関心のようです。

以前チベット医学のお医者さん達と一緒に、拷問を受けてから解放されて
診察を受けた尼さんのビデオを見た事がありますが、拷問を受けて例え
命が助かっても、後遺症や痛みが長期間身体に残って苦しむ事も
多いようです。
その尼さんを診察した高名な医師の僧侶は、診察中に涙を流し、
彼女から診察料を一切受け取りませんでした。


チベット仏教を目の敵にし、徹底的に弾圧を加えている中国共産党
政府ですが、彼らの空軍顧問は実は密教修行者でした。

「中国で屈指の予知超能力者」と称されている、中国空軍顧問の
「陳林峰(チン・リンフェン)」氏について、日本の誌上やネットでも
取り上げられているのを見る事が出来ますが、日本の誌上やネット
では彼の素性や具体的に行っている功法の詳細はあまり紹介されて
いないようです。

彼自身は(今現在はわかりませんが)中国UFO研究会会員、また
江蘇省UFO研究会常務理事というものを務めたという経歴のある人の
ようで、神の存在を信じない国の人も宇宙人の存在は信じるのかと、
個人的にその点について少々驚いてしまいました。

また彼が実践している功法は「慧蓮功」というもので、「蓮」という
字を見ればすぐに仏系の功法である事がわかりますが、内容を見て
みるとそれは完全に密教の功法でした。

ネットで探してみた所、同氏はこの功法について、
「五眼六通は経過点に過ぎません。
慧蓮功の最終目的は頓忘人法にあります。
自分の定力が限りなく深くなれば、真空の世界に入り、般若味を
体験する事が出来るのです。
その境界に達すると、本来清明無一法が取れ、無一法が拾える
極楽境界が目の前に見えるのです。」
と語っておられたという紹介が見つかりました。

ここで言う五眼通とは「肉眼通、天眼通、慧眼通、法眼通、仏眼通」で、
六根通は、「天眼通、天耳通、他心通、宿命通、神足通、漏尽通」との
事で、また煩悩や惑わすものから離れる事が出来るとの事です。

そうした事は実際に可能かどうか、という事になりますが、わたくしの
以前出逢ったチベット仏教ニンマ派のリンポチェは、

「自分はそこまでの境地に至っていないが、高僧はただ相手に対面した
だけで相手の本性が完全にわかる。」
「高僧は死期を選び、数日間の時間をかけて身体を空間に溶け込ませ、
最後に爪や髪を残して消え去る。」

と、ごく自然に語っておられました。

この事は以前このブログの「虹の身体」の所でも書かせて頂きましたが、
彼はアメリカに来る前にダラムサラにある寺院の中で、高僧の
身体が徐々に空間に溶け込んでいく過程を実際に目にしてきたようで、
他にもチベット仏教のラマに関する様々な不思議な話しが今も伝えられて
いますが、密教技法を正しく行って、何かしらの功力を得ると
いう事は、決して特殊な事ではないのではないでしょうか。


この「慧蓮功」で利用されている功法が日本語に翻訳された事が
ないかと言えば、以前部分的に翻訳され、紹介された事があります。

「病気が治る般若気功」という本の中の「中乗功法」に当たる、「三密手印功」
がそれで、これも全てではなく、また観想する文字が意図的にか
編集の都合でか挿絵では省かれ、この本を見て行いたい時は文字を
先に調べるべきですが、「慧蓮功」の中でも利用される「三密手印」が
日本語で紹介されています。


チベット仏教を徹底的に排撃し、チベット人からチベット仏教を奪っておき
ながら、自国軍で仏教修行者の特殊能力に頼っているというという矛盾
にはただただ驚くばかりです。


………

※3月22日に、東京の中国大使館前でチベット武力弾圧に対するデモが
行われます。
また署名も募集中です。
http://tsnj2001.blogspot.com/

………

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「分解し、再統合する」

2008年03月17日 | Weblog
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画像の本の方は88年に出版された児童書ですが、先日某所で
30万円で出品されていたのには少々驚いてしまいました。

この本の中では「魔法」に関して取り立てて珍しい話というものは
ありませんが、しかしながら「人間錬金術」に関して非常にわかり易く、
また示唆に富んだ説明の箇所があります。

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中世には「錬金術師」と呼ばれる人達が、実際に鉛などの卑金属
から純金を取り出す実験にとりつかれ、無益な実験に貴重な日々を
費やしていったと伝えられています。

こんな話しがあります。
一人の自称錬金術師が街角に立って、「私はついに奥義をおさめた!」
と叫び、持参の奇妙な形のかまどの入り口から鉛を入れて見せました。
するとどうでしょう。
下の入り口からはキラキラと輝く黄金が溶岩のように流れ出てきた
ではありませんか。

驚いた聴衆の中の一人がこの金を細工師の所にもって行くと、
「これは本物の金だ。」と答えたそうです。

しかしこれは後に、これは全てこの男のインチキで、上から入れた
鉛はかまどの途中で止まり、別所に仕掛けてあった金が流れ出る
ようになっていたとわかりました。

「錬金術師」の話は、まだまだ沢山あります。
でも大抵がこの種の話であったので、人々は「錬金術」と言えば
一獲千金を夢見る愚か者か、詐欺師や妖術師の類と思うように
なりました。

歴史に登場する「錬金術師」の中には、こうして出来もしない
黄金作りに生命をかけ、人々の嘲笑の中で寂しく世を去った
人も沢山います。

でもそんな実験の中から生まれた貴重な芽もあります。
今私達の生活を潤している近代科学がそれです。
黄金を作ろうとした過程からリンの分離を引き起こし、アンチモン酸を
発見するなど、多くの物理的な発見は副産物としてこの世に誕生
したのです。

錬金術の開祖はヘルメス・トリスメギストス(三重に偉大なヘルメス)
であるとされ、この秘法は彼の名にちなんでヘルメス学とも呼ばれて
います。

ただ西洋の錬金術は金属変成にもっぱら力を注いだのに対し、
東洋では「仙丹」と呼ばれる不老長寿の薬の開発に情熱を
燃やしたようです。

西洋の錬金術師が求めたのは、「賢者の石」と云う、全ての金属を
金に変えるものでした。

錬金術が盛んになった時代は、あの「魔女狩り」と同じ暗い時代でした。
魔法が秘密のとばりに隠れたのと同じく、錬金術も表舞台から逃れて
いったのです。
そこで錬金術師達は自分の発見や発明を暗号や寓意画の中に
隠し、弾圧の網の目をかいくぐる事が出来ましたが、それはあまりに
巧妙過ぎて、皮肉な事に後世の人間にはそれが何を意味している
のかが判らなくなってしまいました。

錬金術師の中には本当に「賢者の石」を発見したと伝えられる人も
います。
でも歴史の中に残るのは寓意画のみでした。

こうして金属変成の手段としての錬金術を見て、「自分が金を得る
為なんて、これでは私利私欲を追及する黒魔術の精神と変わらないん
じゃない?」
そう考えたあなたはまさしく正解。
実は錬金術には、そんな表面的な黄金作りとは違った、もっと大切な
役目があるのです。

錬金術師が本当に黄金に変えたかった素材は、金属ではなく、
実は人間そのものでした。

例えば醜い姿で地を這う毛虫がサナギになり、一瞬にして蝶に
変わり、鮮やかな羽を広げて舞い上がる……その美しい蝶のように、
鉛から黄金へ、人を変えていこうとするのが錬金術の真の目的です。
肉体と精神の両面を鍛錬する事によって浄化し、人間の中に宿る
霊性をより純粋なものに磨き高める……これを錬金術師は「賢者の
石」に求めたのです。

錬金術の有名な言葉の中に、「分解し、再構築せよ」というのが
あります。
既に存在するものを分解し、改めて高次元の存在に「再構築」
しなさい、という事です。

鉱物錬金術の中では、その作業はかまどの中で行われます。
毛虫はサナギの体の中で行い、蝶に変わります。
そしてあなたがそれを行うなら、あなたの心と体を充分に使いなさい。
錬金術はこうあなたに教えています。
「あなたが蝶のように変身する力は、あなたの中に隠されている」
と……

黒い何でもない塊から銀へ、そして金へ……。
この変成は魔術師としての大切なプロセスでもあるのです。

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80年代は精神的な向上道に対する感性や関心の強い少女達に
こうした言葉が直感的に抵抗なく受け入れられていましたが、
現在はどうでしょうか。


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「捕鯨の問題を持ち出す事で儲ける人達がいる」
http://jp.youtube.com/watch?v=W8hJTrSG7sg&feature=related

水産庁資源管理部の森下氏が、「グリーンピース」が既に
大企業化し、その維持のために常に収入(寄付)を得る事が
必要となり、「捕鯨問題」を歪曲して宣伝する事で世界中から
寄付金を集めている事実をわかり易く解説されています。
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「999通のラブレター:ヨーシャの文返し」

2008年03月16日 | Weblog
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ルネ・ヴァンダール氏の本からです。

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昔ウクライナの国に、ヨーシャという貴族の娘がいました。

彼女は隣の国のマリュウトフという騎士に恋をしてせっせと
ラブレターを出しました。

その数が999通になった時、さすがにヨーシャも疲れて、諦めて
しまおうかと思ったのです。

でもこれではあんまり自分が可哀想だという気がして、魔法使い
アルカトバルザンに相談すると、「それはきっと何か理由がある
はず。」と言って、水晶球をのぞいてくれました。

しばらくすると良い魔法使いはカラカラと笑って、「姫、これは
おかしい。
いやはや、マリュウトフは貴女の事が嫌いなのではないのですよ。
ただ、字が非常に下手なので、汚い字を見て貴女に嫌われない
かと心配だし、もし振られた時、汚い字の恋文が残って皆の
笑いものにならないかとそれも気がかり。
そこで騎士は999通の手紙を前にしてウンウンとうなっているのです。
お気の毒な事です。」
と言いました。

今日でも男の子からラブレターの返事がくる確立はかなり低い
ものです。
殆どは、「字が汚い」「手紙を書いた事がない」「めんどくさい」
「ポストが遠い」「手紙は後に残る」などの理由からです。

そこで魔法使いは、ルビーのハートと象牙のハートの二つを
箱に入れ、
「姫、これを騎士に送りなさい。
交際してくれるなら赤いハートを、だめなら白いハートを返送
して下さいという文を添えて。」
と教えてくれました。

彼女がその通りにすると、数日のうちに赤いルビーのハートが
姫のもとに返ってきました。

もちろん二つのハートには魔法使いの魔法がかかっていました。

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今では携帯電話やPCが利用できるので、こうした悩みはまず
ないのではなのではと思っていましたが、「意中の相手からメールの
返事がくるおまじない」までもあったのには、少々驚いてしまい
ました。

真剣に自分の気持ちを文字で伝えるには、やはり手書きの
手紙が一番良いように思いますが、彼女にあやかった
「ヨーシャの文返し」というおまじないでは、赤紙と白紙を二枚重ねて
ハート型に切り抜き、二つのハートが出来たら赤い方を枕の下に一晩敷き、
翌日ヨーシャのように「どちらかを返送して下さい」という手紙を
同封して意中の相手に送るという事をするそうです。

わたくしはこの効果のほどはわかりませんが、言葉で自分の
気持ちを表現しにくい場合もあり、この方法は「気が利いている」
方法と言えるかもしれません。


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「太陽神を拝する」

2008年03月15日 | Weblog






(ネオ・バベッタ)
ζ~(  `m´)~ζ 「…古代エジプトの太陽神アムン=天照大御神のようです。

            灯明や香を捧げて誦し 天照大御神に供養を行います。」



★「アムン・アトゥム・ケペラ・サー
  ゼプ・テピの 神々の長兄なるプタハは
  自ら幾億のものを生み出したまいきが
  御身は 御意により
  御自らの手によりて 自らを生み出したまいき。」
  
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「人間錬金術」

2008年03月14日 | Weblog
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ルネ・ヴァンダール氏の本からです。

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本格的な魔女の修行をするには、まず自分自身の事をよく
知っておかねばなりません。
昔から「十人寄れば十人十色」という言葉があるように、
人間は一人一人が自分だけの人格や個性を持っています。

誰にも長所があり、短所があります。
また自分の身体や顔にも好きな所と嫌いな所があります。

でもそれで良いのです。
そういう感情や肉体の違いがあるからこそ、人間は生きていて
楽しい事に出会えるからです。

ただし修行を始めるに当たっては、その変化させるべき自分自身の
精神や肉体についてよく知っておかねばなりません。

魔女の修行はまず、自分自身のありのままを見つめる事から
始めて下さい。

人間錬金術(ライフアルケミー)では、これを第一原質(マテリア・
プリマ)の確認と呼んでいます。
骨格図と筋肉図を見て下さい。
美しい人だとか嫌いな人だとか言っても、こうして一皮むいて骨や
筋肉だけにしてしまえば、外見上は誰が誰だかわからなくなって
しまうのが事実です。
顔かたちや体つきなどは、骨の周りについている筋肉のほんの
少しの違いで決まるのです。
だから、きちんと自分の顔や身体がどういうものであるかを
しっかり確認しておけば、必要に応じて変化させてゆく事は
さほど難しい問題ではありません。

どんなスポーツでもそうですが、トレーニングを始めたら、
恥ずかしがっていたり、ダラダラしたりしていてはダメです。
魔女のトレーニングも全く同じ。
あなた自身に高次元の改革を起こさせるのは誰でもない、
あなた自身なのですから。

今日から生まれ変わるつもりで、先入観を捨てて新しい気持ちで
取り組みましょう。

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これから先は「素材の確認作業・鏡に向かって自分自身を
しっかり見つめる」という段階に進んでゆきますが、それは
一人だけの時間が取れる時に、衣服を全て脱いで鏡で
自分自身を観察し、確認するというものです。

アメリカでの話ですが、集合写真を撮る前に、必ず気合を入れて
お腹を引っ込めてからカメラのシャッターを押させた紳士が
いたそうです。

これは少々極端な方かもしれませんが、それでも人間は
自分自身のありのままの姿を観察する事を避けようとしたり、
正しく感じていないという事もあるのかもしれません。

これを実際に行うかどうかは別にしても、まず自分自身を観察、
確認する事から始めるという点は、非常に示唆に富んでいるように
思います。

また現在も行われているかははわかりませんが、同氏が主催されて
いる研究会では常に素足で過ごすという決まり事もあったようで、
取材者にも素足になるように要請したりと、中々厳しかったようです。



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「ガラスのメモリーズ:TUBE」
http://jp.youtube.com/watch?v=m1NKZw_ZjV8

この曲を初めて聴いた時、旋律が久保田早紀の「異邦人」に
非常に似ていると感じました。
ネットで少し調べてみた所、偶然似てしまったとの事です。
映像中の青色が非常に印象的です。
コメント

きのこサラダレシピ

2008年03月13日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

オレンジブックミニシリーズの「サラダの本」からです。

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(材料)

しめじ 一パック
生しいたけ 一袋
きぬさや 30枚
サニーレタスの葉 2~3枚
ごま油 少々
酒 塩コショウ 少々

(ドレッシング)
酢・レモン汁・醤油 各大さじ1
あさつきのみじん切り 大さじ1~2

(作り方)

①しめじは根元を切り落とし、小房に分ける。
しいたけは軸を切り落とし、包丁を斜めに当てて2~3等分に
削ぎ切りにする。

酢・レモン汁・醤油とあさつきのみじん切りを混ぜ合わせて、
ドレッシングを作っておく。

②フライパンにごま油を加えて熱し、きのこを加えて中火で炒め、
全体に火が通ったら、きぬさやを加え、塩コショウを振りかける。
きのこが柔らかくなったら、酒を振りかけてフタをして強火で
3秒ほど蒸し焼きにして、ボールに移す。

③ボールにドレッシングを回しかけて軽く混ぜる。
皿にサニーレタスを敷いて、その上に盛る。

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いつも食したく思っていますが、こちらではしめじが入手出来ないので、
今回は代りに別のきのこを使いました。

ドレッシングに酢とレモン汁を使用するためか、非常に爽やかな
口当たりです。





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「由利徹さんの縫い物芸」
http://jp.youtube.com/watch?v=hIHVUjqI3wo

「花街の母」の曲に合わせた縫い物芸ですが、本当に指先に
針と糸があるように見えてしまいます。
コメント (2)

「火心凝視法(錬金かまどの魔法)」

2008年03月12日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

ルネ・ヴァンダール氏の本からです。

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人間は生まれた時は誰でも純粋な心を持っていますが、世の中の
荒波にもまれていると、だんだん心がサビついてきます。
ですから時には心のサビ落としも必要ですね。
そこでここでは錬金術の秘法のうち、「火心凝視法」というのを
紹介します。

これは錬金術師が錬金かまどの中で金属がどんな具合に
変化してるかを調べるために、注意深くかまど火をのぞいた
所から発案された精神集中法です。

この「火心凝視法」は、心の中の不安や不信、怠け心などを
一掃するのにとても役立ちます。

①雑誌ぐらいのサイズの白い紙を一枚用意し、その中心に
直径5センチほどの赤丸を描いて下さい。
色はなるべく真紅が良く、出来れば絵の具かポスターカラーを
使用して下さい。

②これをあなたの部屋の壁に貼ります。
貼る位置は、あなたが正座して、まっすぐ視線をのばした所に
赤丸がくるようにします。
紙と目の距離は、1~2mです。
準備が出来たら、心を鎮めてゆっくりと呼吸しながら円の
中心をじっと見つめます。

昔の錬金術師達はかまどの火を一心に凝視し、かまどの火と
対話する事で、自らを高めていったのです。
あなたもこの方法で心のサビを落として下さい。

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氏は色々な所でこの方法を紹介されており、本によって若干補足が
異なっていますが、幾つかの情報を総合すると、この方法は最初は
3分くらいから始め、最長でも10分以内に止める事、一日2回
までにする事、赤丸の色が変化して見えても動揺しない事という
注意点があるようです。

またこの赤丸と云うのは、かまどの覗き穴から中で燃えている火を
見た所の象徴という事です。

この方法が伝統的なものか、ルネ氏の考案によるものかはわかり
ませんが、「心のサビを落とす」という発想に、個人的に非常に
共感を覚えました。
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