市議会だより【控室から】 ： 疑問深まる「桜町・花畑町特別委員会」

市議会だより2013年6月9日号【控室から】より


疑問深まる「桜町・花畑町特別委員会」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上野　みえこ
　花畑町のひろば整備は、産業文化会館隣地買収に１５億円、うち１１億円は用地に建つ２棟の築３１年のビルの移転補償費だそうです。特別委員会では、「移転再築補償というが、土地は売っても、他所に再築はしないだろう。再築補償が必要なのか？」、「２棟のビルは築３１年、あと４９年使用できるというならば、産業文化会館も同じくらい使えるのではないか」、「２棟のビルと同様に計算すれば、産業文化会館の価値はどのくらいになるのか」疑問が次々に出されました。
　ＭＩＣＥ整備でも、開催件数年１４００回・利用者数年間約４０万人と利用見込が説明されましたが、九州の経済の中心で人口が２倍の１４０万都市・福岡市の国際会議場の利用を上回るものです。「過大見込みでは？」と思うのは、私だけではないと思います。
　そして一番驚くのは、３月議会に新年度予算が提案された時、広場整備は産文解体・用地買収で２０億円と説明されていたのに、特別委員会では驚くことに２倍の「４０億円」と答弁されました。納得のいかない、二転三転する説明に疑問は深まるばかりです。

（産業文化会館）