上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

産業文化会館取り壊し、花畑町広場整備のムダ使いを正す「住民監査請求」の署名がスタートしました

2013-11-05 20:52:31 | 熊本市政
11月2日、「花畑広場のムダ使いをただす会」による「住民監査請求スタート集会」が開かれました。



住民監査請求から住民訴訟へと、町政のムダをただすために粘り強く取り組んでおられる御船町の「竹ん子の会」の事務局長・福永啓氏においでいただき、その取り組みを紹介していただきました。
御船町は、2011年に御船竹資源開発(株)に支払った約3億円の補助金が、事業破たんの中で、会社から一切返還を受けないままに町の財政調整基金から国に返還したものです。その返還を求め、「竹ん子の会」で住民監査請求に取り組み、監視委員からは「不当な支出であるので、町長は町へ3億円の支払いを求める」という画期的な勧告が出されました。ところが、町長は、「この勧告に応じない」と回答したために、住民監査請求に名を連ねた人たちのうち118名が原告となって、山本御船町長に対し、監査委員の勧告の履行を求め裁判に立ちあがったものです。
町の財政を私物化した町長の行いに対し、住民は「ダメなものはダメ!」と毅然とした態度で立ち向かっています。

(お話される福永氏)



スタート集会では、これまでの産業文化会館閉館や広場構想打ち上げの経過などが報告され、市政のムダ使いをやめさせようと、行動提起が行われました。

●産業文化会館取り壊しや花畑町広場は、なぜ「ムダ」なのでしょう?
 ①産業文化会館は、建設からまだ30年、耐用年数を50年以上残しています。税金で建てたものを耐用年数を残し壊すのはもったいないです。
 ②産業文化会館は、壊すのに4億7000万円もかかります。使えば財産、こわせば「ごみ」です。大切に使いたいものです。
 ③産業文化会館がなくなれば、中心市街地に「中規模ホール」がなくなります。
 ④産業文化会館廃止の理由は、「花畑町再開発をするから」ということでした。花畑町再開発は、事業が行き詰って2012年10月に破たんしました。当然、話をもとに戻し、産業文化会館は再開すべきです。
 ⑤広場整備のために、15億円もかけて用地買収することになっています。土地代4.5億円、建物補償費11.45億円です。土地代の3倍以上の移転補償費を払うような高い土地代を払うことに市民の理解は得られません。
 ⑥広場がなぜ必要なのか、まともに検討されていません。各種イベントに利用するということで示された内容は、報告された委員会の前日ににわかに考えられたものです。

 「産業文化会館取り壊し」や「花畑町広場整備」には、疑問だらけです。

「住民監査請求」の署名は、12月半ばに監査事務局へと提出される予定です。
「ムダ使いは許さない!」の声を大きくするためにも、多くの方に請求署名にご協力いただきたいと思います
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