先日別の買い物で量販店を通りがかったとき、このポルシェを見つけた。ウェブで見ると数年前から数次にわたり、いくつかのバリエーションが出ているらしい。
ペンのおやつ、粟の穂を買いに行った帰り、ヤマダ電機に寄って探してみた。しかし、ヤマダ電機は売り場こそ広いが、ミニカーは子供向けの安いものしか置いてなかった。意外な感じもしたが、その足でビックカメラに行き、無事手に入れた。
ヤマダ電機は不思議と縁がなくて、未だにヤマダで買い物をしたことがない。
1968年型と言うから、いわゆるナロウ・ポルシェだと言うことは僕も知っている。窓まわりもメッキしたサッシュで、すっきりしている。スタイリングに限って言えば、この頃のモデルが一番好きだ。
自動車雑誌を毎月買って読んでいたのは20年も昔の話だが、その頃ポルシェ、特に911にはそれほど興味がなかった。カレラ4とか、ボクスターとかが出てきた頃の話だ。高くて買えないし、雑誌で見るだけの車としては、変わり映えがしない。もし買えるなら、924の非力なころのモデルなんか、意外と面白そうだな、と思ったりはしたけど。
それよりは毎月出る国産スポーティ・タイプの車の方がずっと興味深かった。
クーペタイプの国産車はもう絶滅に近い。レガシィがワゴンで当てたり、エスティマ、オデッセイが出た頃は新鮮だったが、日本の市場が狭量なのか、メーカーがそうしているのか、セダンやクーペなど、以前は主流だったボディ形式の車は今や少数派もいいところだ。ホンダはセダンタイプのレジェンド、インスパイアをやめるという。僕はそれはちょっと、いかがなものか、と思っている。ドイツ車はわりと伝統的な形が好きだ。レジェンドに夢を見たオーナーは、今はアウディとかボルボに乗っているのではないか。