ミニカーの話が続いてしまうが、昨日のポルシェと大体同じ頃の日本車、クラウンである。
法人用が主体だったクラウンを、個人向けに装備を充実させたもので、俗に「白いクラウン」と言われたそうだ。さすがにその辺のことは後聞きでしか知らないが、この形のクラウンは叔父が持っていて、それも白だった。
小学生のとき、この車で旅行に行ったことがある。出発直前に、家のコロナがトラックにぶつけられてしまい、急遽叔父の車を借りたのだ。広々としていて、とても快適だった。
これは後期型で、フロント、リアの意匠があらためられている。前期型ほど個性的ではないが、この時代なりにモダンでまとまりが良く、自動車らしい形をしている。フロントグリルのデザインはかなり微妙だ。子供の時この車の絵を何度か書いたが、なかなか似てくれないのだ。
で、この車のフロントも余り成功していない。なんか昔のフィアットみたいというか、ちょっと角張りすぎ、グリル部分の高さがありすぎのような気がする。グリルを取り囲むようにメッキモールがあるが、ここの表現が強すぎて、ライトやグリルが引っ込んで見える。
サイドビューはかなり上手に作られている。ただ、車高が前後で違っているのが目立つ。塗装もややムラがあるようだ。