うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

夏の終わりの思い出

2014年08月04日 | 記憶の断片

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ペンタックスQ TOY LENS WIDE でHDRフィルターを使用

今頃の時期になると思い出すのは、20代の頃挑戦していた資格試験のことだ。
かなりのほほんと子供時代を生きてきて、受験戦争を知らずに(気がつかずに?)きたので、大人になってから勉強をするのはすごく大変で、結局ものにならなかった。

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上記と同様HDRフィルター使用 レンズは01STANDARD PRIME

今思い返すと若気の至りというか、周りの人たちを巻き込んで、仕事を休んだりして迷惑をかけていたし、余計なことばかり考えて夢見たりと、要するに恥ずかしい記憶しかない。

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この辺の何枚かはTOY LENS WIDEで撮影

試験前に数日休みを取って、日がな一日勉強しているのだが、ちょうど梅雨が明けて夏の盛りなので、息抜きに外に出ると青空と入道雲が広がっていて、子供に返ったような、なんとものどかな気分になることがあった。そんな余裕をこいている場合ではなかったはずだが。

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それでもとにかく頑張って、試験が終わるとだいぶすっきりした気持ちになれた。まあ、やることはやったと。はじめから失敗がわかっていて、終わると暗い気持ちになることもあったし、今度はうまくいったと思ったときもあったが、まあ、結果はどちらも同じだった

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良いと思ったときはほっとして、悪いと思ったときもそれなりに、試験後はすこしのんびりと過ごすようにしていた。既に夏の盛りが過ぎ始めようとする頃だ。

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試験後、昼過ぎに帰宅して、本屋に行って車の雑誌を買って、駅前のルノワールでアイスコーヒーを飲みながら、のんびり時間を過ごしたりとか、帰宅途中だったかな?大型レコード店に行ってCDを何枚か買って帰ったこともあった。

僕は本格的にクラシック音楽を聴き始めたのが大人になってからだったので、ベートーヴェンの交響曲全曲を知らなかった。CD時代になって、ボックスセットが安く買える事を知り(といっても1万円ぐらいはした。今は下手すると千円で9曲セットが買えてしまう。あれは絶対なにか間違ってるよな)、試験が終わったら全曲聴くことを目標にした。

名曲名盤なんて知識はなかったので、レコード屋で新しそうな朝比奈隆 大阪フィルの最新盤セットを買った。1万2千円で全曲と「レオノーレ」、指揮者へのインタビューCDがついていた。
毎日会社から帰ると、1日1曲ずつ、ラジカセを机においてゆっくりと演奏を楽しんだ。

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あの頃、リゾートや外国に出かけたり、珍しいものを見に行ったりしたわけではないが、それなりに夏の思い出として心に残っている。心に残る風景は、平凡な住宅街と夏空、夜になると賑やかになる駅前と、帰宅する勤め人たち、そしてちょっと社会から隔絶しいてる僕、だ。

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そんなことしか覚えていないんじゃあ、仕方がないよなあ・・。

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