今週出かけた旅行では、車で長距離を移動するものだったが、自分たちで使える車は軽自動車しかないので、レンタカーを借りることにした。
おおむかしは車大好きで、週末になると夜友達と出かけてはデニーズあたりで朝まで車談義したりとか、急に思い立って長距離旅行に出たりもしたが、都内に越してから車を手放し、以来20年、車事情には全く疎くなってしまった(同じようなことは去年も書いているが)。都市部では車がなくても困ることはほとんどない。街を走る車がどう変わろうが、新しい道路ができようが、全く他人事になってから久しい。
新幹線も増えたけど、今回新潟まで高速を使うので地図を眺めたら、高速道が縦横に増えているのにびっくりした・・。むかしは東北道と関越ぐらいしかなかったもんな。
以前は高性能のスポーツカーみたいのが、毎月のように発売されて、日本では走る場所がない、なんて言われていたものだが、今は道がたくさん増えたのに、売られている車は道路事情に見合った実用車が中心だ。それだけ、自動車が生活に密着するようになっているんだろう。軽自動車だって、高速でたくさん走っているけど、長距離ではさすがに辛いので・・。
とはいえ、大型車を借りる余裕なんてないので、普通のコンパクトカーだ。
デミオ。たぶん、今のレンタカーやさんでは最もポピュラーな車種でしょうね。
もし僕が必要に迫られて車を買うとすれば、この辺の車になるのかなあ。おじさんらしく、地味なセダンにでもしたいところだが、最近の内外メーカーで気に入るようなセダンタイプの車はあまりない。メルセデスはいかにもだし、アウディもちょっとはなにつく(すいません~・・)。アコードやカムリはできすぎていて、ちょっと(僕らは同じ車名の20年前の価格を知っているので、現行車の価格を聞くと異様に高く思えてしまう・・。クラウンだとそんな違和感ないのだが)。
昔のおじさんが、ふつうにマークⅡやローレルを選べた時代がうらやましい。
もう新型も発表されているが、ベストセラーだった現行車も良くできている。前席は乗用車的に低く座るが、安定感がある。
後ろは狭いですね。このレンタカーは、はじめから助手席が大きく後退してセットされており、そのまま家族が座ってしまったので、後で位置を直させるのに苦労した。
座面の前後長も短いと思う。
などと、今更インプレッションを書いても仕方ないが、せっかくだから書くと、印象的だったのは直進性の良さだ。こういうところはバブル期の車よりずっと進歩しているし、安い車でも進化の恩恵を受けている。エンジンやCVTも適切で、普通に走っていて違和感をあまり感じなかった。たぶん、昨年乗ったスズキ スイフトより自然な感じかも。
タイヤのせいなのか、ロードノイズがかなりおおきい。同乗した親が、窓が開いていると勘違い
したほど。エンジンの音はほとんど聞こえない。
ヘッドライトが、今の車にしては暗い。最初に受け取ったときが夜だったので、ちょっと戸惑った。
100km巡航時のエンジン回転数は2000回転ぐらい、昔の車を知るものにとっては、ちょっと低すぎる感じ(力のない小型車は、3000回転ぐらいに設定することが多かったはず)。CVTだからかな。燃費計の数字は、店で受け取って旅から帰るまでの平均で18.8km/lだった(最後に渋滞したので)。途中給油したときの満タン法による計算では19.6km/lぐらい。軽自動車で走っても、負荷が高い運転では燃費が伸びないからこのくらいかもしれない。燃費も、バブル期の車よりずっと良くなったな。
外観は今見てもまとまっていてかっこよい。家族からも好評だった。
あと、ナビを今回初めて実用に使った(なにそれ?)。依存症になる人の気持ちもわかるね。
というわけで、いまだに浦島太郎と言うことで。