薗田憲一とデキシー・キングス。
先日の糸居五郎氏の話を書いてから、急に古いジャズが聴きたくなって、帰りに山野楽器に寄ってみた。
ジャズ関係の売り場は今はクラシックと同じフロアになっているが、めったにジャズのCDなんて買わないから、まずどこに何があるのか探すのに時間がかかった。
本当は昨日書いたGuy Lombardo楽団の「素敵なあなた」があるといいな、と思って探したのだが、ない。それに考えてみると、僕はディキシーランドからスイング・ジャズに至るまで、漠然と古いジャズとしてあまり下調べもせずにここに来てしまっていたのだ。なにか入門用のCDでもあればいいな、と思ったが、知識がないとどれがいいのか、よくわからない。
結局、先日の放送にも出ていた薗田憲一氏とデキシー・キングスの演奏するCDを見つけて、これを買った。
セントルイス・ブルースから世界は日の出を待っているまで、聴いたことのある数曲を含む曲目が並んでいたのが決めて。
このCDは演奏はいいのだが、録音日はおろかデキシー・キングスであること以外、メンバーや楽器パートなど一切のクレジットがない。解説はあるが無記名で、まるでホームセンターの片隅や100円ショップで売られているCDみたいだ(実際には2千円+税と立派な価格だ)。ジャズの人たちって、そういうアルバム情報みたいなのが大好きな人が多そうだけど、このCDはその辺のことをあえて無視しているみたいだ。おそらくこれを買う人は、僕のように勉強のために買うとか、年配の方でふだん音楽CDなどあまり買わないような方々が多いのだろう。
学生時代に吹奏楽などやっていないので、この種の音楽にはうとい。これを聴きながらすこし勉強しよう。
今日の夕日
帰りに見かけた、工事現場の養生に張られている広告。日本語の「きれい」には独特のニュアンスがある、と、几帳面で気配り上手な日本人の習慣を紹介している。
・・もうすぐ戦後70年ですものねえ。