今日はお昼から休暇をもらい、荻窪に行く。
杉並公会堂がリニューアルして10周年とのことで、今年の日フィル杉並公会堂シリーズはそれを記念して、ベートーヴェン・ツィクルスとなるそうだ。
その第一回が今日と、5日日曜日に公演される。
ふつうコンサートは夜や休日に聞きに行くので、平日の明るいうちに行くのはちょっとへんな感じですね。。
なんか急に樹木希林の「昼間っから?」というCMを思い出してしまった。。失礼。
プログラムは交響曲第1番、ピアノ協奏曲第5番、交響曲第5番と、かなりのハイカロリー。
ピアニストは小山美稚恵さんです。この方、考えてみると実演で聞くのは初めてだな。
CDを買うとサイン会に参加できます、と宣伝していたが、前日に別のCD買っているし、まいいかと思って見合わせた。
ただ、帰るとき、混雑したロビーを歩いていら目の前に美稚恵さんが現れて、思わず目礼してしまった。。
交響曲第1番は個人的には結構好きで、以前はCDとかではよく聞いていたのだけど、なんとなく聞きすぎてやや食傷気味になてしまっている。
たぶん演奏家にとってはけっこう難しい曲なのではないかと邪推する。。めったにコンサートにはかからないですよね。
冒頭のテンポがけっこうゆっくりしているので、あれあれと思ったが、そのうち気にならなくなった。
素人の戯言としてお許しいただきたいのだけど、この曲、どうしてもトスカニーニなどの快速テンポの演奏が耳に残っていて、それとちがうとあれ、と思ってしまうのだけど。あ、たしか朝比奈隆がかなりずっしりした演奏をしてましたね。。
「皇帝」はこうして聞くと、派手な曲ですねえ。これも素人うさぎの感想としては、緩徐楽章に入ってからが好きです。第1楽章はちょっとくどい、とか言ってみたりして。。
小山さんのアンコールは「エリーゼのために」でした。カロリーの高い曲の後なので、焼き肉の後のハッカ飴みたいにさわやかに感じました。
交響曲の第5番も、というか、ベートーヴェンの交響曲自体、さいきんはなかなかコンサートにかからないように思えますが、こうして聞くと実に面白い。CDとかだと聞き流してしまうのですが、低弦から始まりチェロ、ヴィオラ、ヴァイオリンと呼応していく様子などは、実演で見てはじめてわかる面白さです。時間的にも手ごろでダレないし、無条件で楽しめる。
これまた素人の感想ですが、今回冒頭呈示部を反復しなかったような気がするんですけど。。聞いててあれ、と思ったけど、気のせいかな?
最後は例によってコバケンさんのスピーチが入りましたが、かなりエキサイトされたせいか、声を枯らしておられました。
次は三重協奏曲と交響曲第3番、以下、2番-7番、ヴァイオリン協奏曲・4番、と合計6公演予定されています。全部聞けるかどうかわかりませんが。。
肩はここしばらく落ち着いていて、以前よりはかなり楽な状態だ。2時間もつかな、と思ったが、大丈夫だった。
演奏者も大変だったと思うが、聞くほうもけっこう疲れた。。
さて、先日、CD屋に行きそびれた話をしたが、昨日帰りに新宿によってお目当てのブツを買ってきた。
予定ではチャーシューラーメンを食すとされていたが、前日にやさいタンメンを食べたので、さすがにその気にはなれなかった。。
フリッチャイのベートーヴェン。ちらちらと聞きましたが、「エロイカ」は颯爽とした名演。5番は’61年の録音ということで、白血病でテンポが遅くなってからのもの。あとでまたじっくり聞いてみたいと思います。
チェルニー=ステファンスカのマズルカ全集。チェルニー=ステファンスカは本場ポーランドの生まれで、マズルカはポーランド人でないとわからないとされている。。
大好きなのはフランソワの演奏だが、それとどう違うか、堪能してみたい。全集は2枚にわかれていて、お店にあったのは後半だけだったが、新譜では入手できないかもしれないと思い購入した。ただ、Amazonを見ると廉価版になって出ているらしいですけどね。。