うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

ウィンダム・ヒル系CDコレクション

2021年12月12日 | 音楽


いまはニューエイジ、という言い方、使われているのだろうか。80年代半ばには結構人気があって、ちょっとしたブームになっていた。

僕はたぶん、クラシックやジャズを聴き始めるよりも前に、ニューエイジの音楽に親しんでいた。クラシックのほうははっきりはしないが、ジャズよりは明らかに先だ。キース・ジャレットを聴き始めたきっかけは忘れたが、ジャレットのソロ・ピアノには少し、ニューエイジっぽいテイストがあるなと思っていた。
ただ、今もう手元にはないけど昔読んだ「キース・ジャレット」という本の中で、ジャレットは自分を(ニューエイジの旗手である)ジョージ・ウィンストンと同一視されることに拒否感を示している。彼の理解では、ニューエイジは自分たちの取り組んでいる音楽よりは「低い」位置づけにあるもの、と思っているようだった。


最初に知ったのはやはりジョージ・ウィンストンの「Autmun」だが、その後も折に触れというか、着かず離れずというか、時折関心を持って聞いたりはしていた。
ここ10年ほどは、通勤時、朝にはだいたいいつも、ウィンダム・ヒル系の何かを聴いている。昔はウォークマンにダウンロードして、今は配信されたものをスマホで。

ウォークマンではソニーが提供していた「Mora」という配信サービスを使っていた。12年ほど前、一時的にソニーがウィンダム・ヒル系のアルバムを安く配信していた時期があり、何枚か購入した(=タンジブルなCDを買うのではなく、ダウンロードした)。

7年ほど前、PCがクラッシュして音楽データも消えてしまった。購入したデータは、ログインして手続きすれば再度DLできる。そう思って、数年間アクセスしていなかったソニーのサイトにアクセスした。
そしたら、自分が購入した時期のサービスは旧規格ということで配信が終了していた。古い規格のデータは、一定期間内に新規格に更新しておかないといけなかったらしい。

アルバムを何枚買ったか忘れたが、数千円分のデータが消えてしまった。。

こういうのは何度か経験した。パナソニックも昔、配信サービスをしていて、一度買ったことがある(ノーラ・ジョーンズの当時の最新アルバム)。そのうちサービス終了の案内が来て、DLデータを保存しておけ、と言われた。
たしかウィンドウズもDLサービスをやっていた。一枚か二枚、買った(そのうちの一枚はジョージ・ウィンストン)。今は、どうなってるのかわかんが、たぶん使えなくなってると思う。


はなしが飛んで、変なほうに行ってしまった。

とにかく、自分の中ではっきりムカついたとか、がっかりした記憶はないのだが、以来ネット企業が提供するサブスクみたいなサービスにには、ある種の不信感を持っている。配信のサービスは使ってはいるが、本当に大切なものはCD等形のあるもので手元に残しておきたい。
だから、聴きなれたものであっても、機会があればせっせと買っている。

というわけで・

ウィンダム・ヒル系の、今通勤時に聴いているアルバム3枚を、買ってみました。冒頭のTHANKSGVINGは、このままアルバムとして聴いてるわけではありませんが、タイトルロールはジョージ・ウィンストンの有名なピアノ曲です。
TOUCH Windom Hill 25 Years of Guitar
Alex de Grassi , Michael Hdges など。レーベルを作ったウィリアム・アッカーマンの曲も入っています。

Spring Carouselはジョージ・ウィンストンが2017年に出したアルバム。
このアルバムもかなりのお気に入りで、響きがすっかり頭の中に沁みついています。

ついでなので、手持ちのウィンダム・ヒル系のアルバムをまとめて紹介してみましょう。
ブームが下火になったのか、昔のアルバムで今は入手が難しいものが結構あります。新品で店頭に並んだものも、高価なものが少なくありません。
なので、目についたら折に触れ買っています。

これ、去年ここでも紹介しました「Autumn」のロング・バージョンです。

これも、ここで以前紹介しています。
聴いているとストーリーが浮かんでくるような、そんなアルバムです。


これは25年ぐらい前に買った、ウィリアム・アッカーマンの「It Takes a Year」
ウィンダム・ヒルシリーズの白眉というか、このアルバムにすっかりやられてしまい、以来30年聞き続けています。

冒頭のThe Bricklayer's Beautiful Daughter, ブリックレイヤー家の美しい娘、というタイトルは、これも前書きましたが、今まで聞いた曲タイトルのなかで最も印象深いものです。すっごく浪漫をかきたてられるぅ。。

ポップス系ではThe Days of Pearly Spenser って曲も印象的でしたが、あの曲聞くと反射的に「嵐が丘」を思い出すんだよね。関係ないけど・。
December, ジョージ・ウィンストン。
先の、データが失われたとわかった時に、手に入るウィンダム・ヒルのCD買ってこようと勇んで新宿タワレコ行って買ったもの。結局これしか買えなかった。
これ、クラシックやクリスマス曲からの引用も入っていますが、まとまりはいまいちという感じです。

PLAINS ジョージ・ウィンストン。
ウィンダム・ヒルって、乱暴にいってしまうとアメリカの田舎の音楽という感じで、このアルバムなんかはその典型です。

今年封切られた(日本)映画「ノマドランド」とかが好きな人はこの気持ち、わかってくれると思います。

そうなんです。僕の心のどこかには、アメリカの大自然の厳しさ美しさに対するなんというか、惧れ、愛情のようなものに共鳴する何かが、染みついているような気がします。

否その美しさ、厳しさは、日本の大自然からも、感じ取ることができるんですよ。。


コメント
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