AI画像はChatGPTなどより前に触れていた。去年の夏頃からTwitterで様々な絵を公開している人がいて、自動生成のイラストの存在を知った。
最初はディストピア的な廃墟の絵が多かった。草木に覆われた、広大な風景。それから、壮大な宗教施設か何かの廃墟。
もちろん人間がこうした絵を手で描くこともできるが、相当な時間と想像力が必要だ。AIはいくつかのプロンプト(生成してほしい画像内容の指示文)を書けば、わずかな時間でこんな絵をいくつも作ってしまう。
すこしばかりディストピア好きなところがあるので、惹かれるものを感じた。
その方が使われていたのはMidjourneyというサービスで、イラストレーターの間では定番になっているらしい。
これを使ってみようと思ったが、どうもうまくいかない。周辺のアドインソフトやらシェアリング・サービスやらのDLを求められたり、色々ややこしい。
どうせ遊びにしか使わないので、簡単に使えるStable Deffisionというのを使ってみた。精度はMidjournyほど高くないが、気楽に作れる。
こういう感じの絵は割と作れる。
たぶんマニア的には我慢がならないかもしれないが、戦艦ぽいものも描ける。
ダメなのは鉄道系で、プロンプトに通勤電車と書いても流線型の奇妙な電車になる。それはいい方で、ただ窓が並んでいる壁になってることもある。
これはまだいい方か。
プロンプトは西武新宿線、2000系電車黄色(という英語)と書いたと思う。
これに対して車はかなり得意。
メーカー、車種、年式、色などを指定すれば、それらしいものが出てくる。
最近の車はよく似た形の画像を出せる。旧い車はかなり抽象的になる。
一度プジョー505の青、と指定したつもりが、スペリングを間違えたらしく、青い服を着たバグ(犬)がでてきたのにはひっくり返ってしまった。。。
などなどとやっていたが、そのうちプロンプトに政治家などの名前を入れると、けっこうそれらしいコラ画像ができてしまうことに気が付いた。
米大統領とかの画像は、車同様かなりリアルに出てくる。
手のところが変だが、これはコラージュなのだ。
バイデン氏が熊を抱っこしてても別に問題はないと思うが、このことはようするに、実際にはありえないディープフェイクな画像がかんたんに作れてしまうことを意味する。
なので取り扱いには注意してください。犬に嫌われるP氏の図ですが、うそ画像です。
ブログは色んな人が見るのでこの辺にしておきますが、P氏がE女王と話をしたり、P氏とZ氏が廃墟の街を歩いたり、B、K両首脳が食事したりとか、いちおう作れてしまいました。
とにかく、こういうコラが市井のうさぎにも簡単に作れてしまう、ということに、今回改めて驚きを感じました。たぶん世の中にはこうしたことを、色々な目的で使おうとする人がいるだろうし、実際そうしていると考えた方が良いでしょう。
いずれ何らかの技術及び法制度ができて、こうしたことに制限が加わるのではないかとも思いますが。
AIが人類を滅ぼすという警句は伊達じゃないのです。