うさぎくん

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最高の楽しみ

2023年11月27日 | 鉄道、車、のりもの


これもずっと書きそびれていたネタです。
こちらの本「オオカミが電車を運転するだけのマンガ」ですが、数年前からSNSで掲載されていたものが本の形になったものです。

架空の鉄道(毛央鉄道)の若手運転士(大神俊)が、文字通り電車をひたすら運転しているというお話。
なのですが、その臨場感が半端ないという。。
まるで本職の人が職場の様子をそのまま書いているみたいな。

但し、本物の西武線なり小田急線なら現実の路線と設備を描写すればいいのですが、ここに書いてある設定は全部作者が考えて作ったものばかりだというのも、またすごい。。

僕も鉄ですし、別に鉄道部というブログもやってますが、今回こちらで取り上げたのは、以下の事を語りたいからです。

1.男の子はみんなこういうのがすき。
2.男も女も、想像の世界で遊ぶのはたのしい。

1.男の子は、だいたいみんな一度は鉄になります。こないだ京都でご一緒した方のお子さんも、初めて「のぞみ」に乗って京都鉄道博物館まで行ったら、もう興奮が収まらない様子でした。

なんでなのか、不思議と言えば不思議です。

まあマジレスするなら、幸い日本は平和で軍関係の施設はそれほど目立たず、他方鉄道は日常生活に溶け込んでる。運転士さんが制服着て、仕事している姿がカッコいい。なんか難しそうなメーターとかレバーを操作しながら「ヨシ!」とかいっている。

こう、いい感じで操作しながらぴたりと止まるとか、そういう感じもかっこいいわけです。おおきなお友達も結構はまります。


だんだんと色んな事がわかってくると、難しそうな専門用語を操れるようになるのがまたうれしい。

なので楽しいのです。
だからといって、債権譲渡の対抗要件がどうしたとか、数理計算上の差異の遅延認識が認められるとか言ってる子どもはいません。そんな子がいたら気持ち悪いです。



2. ここでは架空の鉄道(架鉄というそうです)の話をしていますが、物語が3次元空間の中で繰り広げられるというのは、人々をイマジネーションの世界に引き込む効果があります。ムーミン谷とか、藤沢周平の海坂藩なんてのはその典型です。
ゲームとか、詳しくないのですが色々あるんじゃないですか?

数年前ラジオで聞きましたが、架空の都市の地図を作るという趣味があるそうです。というか、インタビューを受けていた方は趣味が高じて自作の地図を出版したそうですが、やみくもに作るのではなく、地形や歴史、経済状況等を考えながら、どう街が形成されていくのかを考えて作るそうです。

城下町川越には新宿(あらじゅく)、連雀町、大手町とか大工町など、なんとなくそれらしい地名があって、調べるときっと色々なゆかりがあるんだろうな、と子供の頃思ったことがあります。実在の地名を調べるのも楽しいですが、逆に自分でそれらしい地名とそのゆかりをセットで考えるというのも、楽しそうです。


鉄道模型とか、楽しいのですが、もう長いこと趣味をゆっくり楽しむには忙しすぎて、または頭の切り替えと時間の使い方が下手すぎて、どっぷり心行くまで楽しむという訳には行かないのが実情です。

雑誌やウェブを見ると、神様のような技量の持ち主の方が作品を掲げていて、すごいなと思う反面、とてもじゃないがついていけないや、と思うこともないではありません。

その点、架鉄とか電車待っている間に考えるのはコストも時間もかからなくて、気軽に楽しめていいですね。
頭の中でうさぎが電車運転してます。。



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