思いもよらなかった事故ですね。
おそらく事故発生時の速度としては過去最高速なのでは。
興味を持ったのは切り離された後続の「こまち」側が「はやぶさ」に衝突することなく停止したという事です。先行「はやぶさ」の手前わずか300mでした。
連結が外れた場合、古い客車などでも自動的に空気圧でブレーキをかける状態になりますが、この新幹線等は電気的にブレーキが制御されます。
NHKの報道によると、連結が外れたときは後続の車両はより強くブレーキがかかる仕組みになっているそうです。また今回は異常を感じた「こまち」の車掌が手動で非常ブレーキを操作したとか。
先行車の乗客は停止時に大きな衝撃は感じなかったと証言しています。「こまち」側の乗客は異音のあと停止したとだけコメントしています(情報源同じ)。
しかし、既に専門家が指摘しているように、ブレーキの効き具合によっては先行の「はやぶさ」に衝突する可能性はなかったとは言えません。
車掌が制動操作したとはいえ、基本的に人の制御がない状態で300km/hから停止できたこと。
総合的なフェイルセーフが奏功したのか、幸運が重なったのか。
車両は違いますが同じ東北新幹線で、3月に過走事故が起きています。これは雪が影響したと言われていますが、もし今回の事故が雷雨の下、または冬に起きていたらどうだったのか。