うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

昭和歌謡 AI画化特集 (2)

2025年01月11日 | アート・文化

大変お待たせいたしました。
昨年(1)を掲げたのですが、続編を書こうと思ったら年末年始が挟まってしまい、しばらくできませんでした。


ちなみに上掲は前回ちょっと試みた「旅の宿」の『浴衣の君はススキの簪・』、の図です。簪をつけてススキは手に持っているという・(なんだかよくわからない)。浴衣は今回断念しました。


暖かい 陽の当たる
真冬の 縁側に
少女はひとりで ぼんやりと座ってた

「少女」五輪真弓

まずAIは「縁側」がわからないので、そこは工夫が必要です。
縁側に座るというと、イメージは板の間に座って足を庭の置石に置いてほしい気もするのですが、その辺の追及はまだ足りないようです。
次点。
どちらの絵も、室内に雪が入り込んでますね。


雪でした あなたの後を
なんとなく ついて行きたかった
振り向いた あなたの瞳は
早くお帰り 坊や と言ってた

「雪」猫

とても有名なストーカー・ソング?です。
雪が降ってきたら真っ先にこの歌が浮かんで、おもわず「ゆっき でしぃた!」とうたっちゃいます。
猫といえば「地下鉄に乗って」も有名ですが、あの歌の区間にもよく乗りますので、「ここはどこのえき~か~な~」とか言いながら利用しています。

AIのイラストは今回のなかで白眉ですね。雪の中を羽織も着ないで晴れ着で歩いていますが、成人式かしら。表情がいいです。


汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる
季節外れの雪が 降ってる
東京で見る雪はこれが 最後ね、と
さみしそうに 君はつぶやく

なごり雪「イルカ」

昨年の紅白でも歌われましたが、この曲の収録された「夢の人」がリリースされて、なんと今年は50年になるのですね。


落ち葉の舞い散る停車場は 悲しい女の吹き溜まり
だから今日もひとり 明日もひとり 涙を捨てに来る

奥村チヨ「終着駅」

歌詞では大きな荷物は重たかろう、真冬にはだしは冷たかろうというのですが、さすがにはだしは絵にならないし、たぶんAIはリジェクトすると思って盛り込んでません。



冬のリヴィエラ 男ってやつは
港を出ていく 船のようだね
哀しければ 哀しいほど 黙り込むもんだね

「冬のリヴィエラ」森進一

AIは少女漫画風イラストは上手に描きますが、男しか出てこないと同じトーンを保つのがとても難しくなります。
ちなみにこの歌の歌詞で「皮のコートのボタン一つ 取れかけて様にならない」というところがとっても好きです。


海猫(ゴメ)が鳴くから ニシンが来ると
赤い筒袖(ツッポ)の ヤン衆が騒ぐ
雪に埋もれた 番屋の隅で
わたしゃ夜通し 飯を炊く
あれからニシンは どこへいったやら

北原ミレイ「石狩挽歌」

前にも書いたかもしれないけどこの歌、床屋で聞いたことがあった。その時「わたしゃ涙で 娘盛りの夢を見る」という一節が妙に印象に残って、なんともいえない哀しい歌、でも妙に映像的な歌詞だな、と思ったことがある。

なかにしさんの幼少期の体験が色濃く反映された歌詞だという。
AIの絵はなんだか説明的だが、妙に雰囲気が出ている。

北原ミレイさんには「ざんげの値打ちもない」という、なんとも映像的、印象的な歌もあるのですが、これもまたいつか映像化に挑戦したいです。

またネタがたまってきたら、特集してみたいと思います。。
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