今週はアメリカ大統領選が終わりましたし、先日日本でも衆議院選があって、与党が大敗しました。
うさぎが人間の政治情勢を語ってもしょうがないのですが、今年のG7各国のリーダーたちの状況、どこも大変ですね。
6月のサミットに出た首脳たち、岸田、スナク氏は既になく、バイデン氏は後任を身内から出せずまもなく引退、ショルツ氏、マクロン氏、トルドー氏は連立が崩壊したりして政権が大変、メローニさんはまあ元気です。
2024年にトップが入れ替わった国はとても多いです。思い浮かぶのはパキスタン、バングラディシュ、スリランカ、タイ、インドネシア、ベトナム、台湾、イラン、メキシコ。トップが辞任した、事故死した、あるいは体制は維持された等事情は様々ですが、これらの国の国民を合計したら世界人口の何割になるのでしょうかね。
変わっていないのはあの辺の国々ですが、あっちはあっちでまた大変なのかもしれません。
考えてみると、日本の政治も世界の潮流に乗っているという事でしょうか。世間並みに?ポピュリスト政党も台頭しているようだし。
闇バイトによる一連の強盗が話題になったとき、これはヘイトクライムの一面がある、という意見をSNSで見た。若者世代のシニア層に対するヘイト。
そうでなければ、90歳の老婆を繰り返し叩くことの説明がつかないと。
そうなのかな・と思ったが、その後の展開を見ていると、自分たちに近い世代も襲われているし、また実行犯は意思を持って行動しているよりは、脅されてやむを得ず意思に反することをしている、という面もあるようだ。
判らないのは、主犯格がどういう目論見で事を起こしているかだ。
特殊詐欺は(遺憾ながら)一定の資金が獲得されることが見込まれるし、場合によっては複数回搾取することもある。強盗はリスクが大きすぎるし、実行犯を集めて行動させるだけでもかなり難易度が高い。いわゆる合理的期待に基づいた行動とはとても思えない。
反社会的な意思がとても強く、自分の才覚に過大な自信を持っている人が、社会的騒乱を起こすことにカタルシスを感じて行動している、というのはあるかもしれない。
実行犯たちは家族に危害を加える、と指示役から脅されていたという。
「俺たちに明日はない」の最後のほうでたしか、逃亡の合間をくぐって家族と水入らずのひと時を過ごす、というシーンがあったと思う(うろ覚えだが)。ボニーとクライドは映画になったが、闇バイトもそのうち映画にする人が出てくるかな。かなり辛気臭い映画になりそうだけど。