去年4月に上場廃止になった時もここに書きましたが、オンキヨーホームエンターテイメント、とうとう自己破産してしまいました。いやあ、かなしいなあ。しくしくしく。。
上場廃止になった昨年には既に製品の入手が困難で、量販店でもブランドロゴは掲げられていても、製品は展示されていませんでした。その頃には既に資金が枯渇し、製品の製造もできなくなっていたようです。
その頃、SNSで、クラウドファンディング募集として小さなアナログプレーヤーだったかの紹介をしていたのをよく見かけた。
カバンのような形をした、よく新聞の通販会社の広告とかで見かけるような安価なプレーヤーだ。流石に手は出さなかったが、かなり経営きつそうだな、という印象は残った。。
少なくとも、7~8年ぐらい前までは、果敢な経営で製品もしっかり出していた。時代の趨勢と言われればそれまでだが、結果としては努力は報われなかったことになる。
1995年秋に出たオーディオ誌《サウンドパル》より。
オンキヨーとしては久しぶりの、中級フルサイズコンポ。同じ時期にCDプレーヤーとかも出たと記憶している。
同じくサウンドパルより。
大型3wayのスピーカーが安く買えた最後の頃だ。ライバルの三菱電機も大型スピーカーを多数出していたが、この数年後に工場を閉じて撤退した。
冒頭の写真でわかる通り、右側がうちの子。
D-77系は30年続いたオンキョーの代表的スピーカー。
左のD-66は当時の新製品。
こちらは93年にでた《はじめてのオーディオ》というムック本。
D-202Aはいわゆるハイコンポ、INTECシリーズでもセットされたスピーカーだが、本格オーディオとしても評判が良かった。
スピーカースタンド(AS-200H)は別売で2台一組2万円。MDFとアルミ板の構成だが、なぜか当時のオーディオ雑誌で評判が良くて、これだけ単独でよく使われていた。音が良いというのだ。
で、これ、うちにある。うちではDENONのミニコンポ(のスピーカー)を乗せている(単なる家具なのでなにを乗せても良い)。
ちょっと写真があれですけど、「はじめてのオーディオ」記事より。
INTECシリーズは音質にこだわった大人向けのミニコンポ、当時ハイコンポなどと呼んでいたジャンルの、代表的な製品。最初は幅275mmのシリーズが展開され、次第に複数のサイズ(幅)のモデルが出るようになる。主にAV用途を目論んで作られた155シリーズは、シリーズにサブウーファやセンタースピーカーまでラインアップされていた。ちょっとコンポのミニチュアのような感じで可愛らしく、当時から欲しかった(使うところないから買わなかったけど)が、今見ても欲しい。
コンポとは文字通りアンプやCDプレーヤーなどが別々に構成されているものだが、どちらかというとマニア向の製品が主で、今日ではCDもアンプも一体になっている方が一般的だ。ONKYOではこのタイプのセットステレオをFRシリーズとして展開していた。MDが出ていた時代はCD、MD、チューナー、アンプが一体だった。
うちでは16年前にDENONのシステムを買ったが、これの対抗馬がONKYO FRシリーズだった。当時はDENONはややメリハリ傾向でポップス向け、ONKYOは繊細でクラシック向けなどと言われていた。けっこう、毎年同時期に新製品が出て、賑やかなジャンルだったんだけどね。
とゆうわけで、とにかくぴえん、ぴええんです(泣泣)