電話機と前後しましたが、1月の連休頃に購入しました。
書斎のデスクにおいて仕事その他の時に聞く用です。
これまで使っていたのはDENONのD-MG33という、MDLP搭載の機種でした。購入から19年が経過し、MDも使わなくなった一方、Bluetoothやネットワーク等を使いたくなったというのが今回置き換えの理由。
MG-33は前宅時代から使っていましたが、当時はスチールの本棚の上に置いていました。地震対策は必須と考え、ベース板と鴨居をワイヤで強固に縛っておいたのですが、他の本棚等が軒並み倒れた中、スピーカー(地震防止用固定具取り付け)共々無事でした。畳面から1.5mの位置ですから、落ちていたら助からなかったでしょう。
という歴戦の勇士でしたが、次世代に交代。
昔は別にカッコいいとも思わなかったけど、こうしてみるとなかなか立派な筐体ですね。あと、新型に比べるとだいぶ大きくて重いです。
SC-PMX900の背面。光入力、PC(USB B)、有線LANなどの端子が目を引きます。無線LANのアンテナは小型化され、角を突き出さない形になっています。
スピーカーはピアノ調仕上げの黒。3ウェイですが、ウーファー、ツィーター、スーパーツィーターの構成となっており、ハイレゾ音楽再生に対応しています。バスレフポートはリアについています。
ピアノ・ブラックはなかなかきれい。
右がMG-33のスピーカー。これも悪くないSPでした。
うちでは机と反対側にSPを設置しています。ので、普段机に向かっている時は背面から音を聴く形になります。ちょっと椅子を回すとSPと正対する形になるので、悪くない配置だと思いますが、本体からのスピーカーケーブルの取り回しは長くなります(といっても5mくらい)。
ちなみにSPケーブル、AMのループアンテナ等は付属品を使わず、従来のものを流用しました。SPケーブルは取り替えた方が気分が変わっていいかもしれないですね。
音質について:
Panasonicブランドのセットコンポの中では最上位に位置付けられ、デジタルアンプのパーツ等にテクニクスブランドで開発された部品を使用しているそうです。
テクニクスにはより本格的なセットステレオ(SA-C600)があり、そちらとの価格差はけっこうありますので、本製品は梅の上ぐらいの位置づけでしょうか。
ふつうに鳴らした時の第一印象としては、MG-33と比べるとレンジは広いがややドンシャリ。ただ、低音は量を適宜調整すれば、下まで出ているので自然な音になる。定位感はしっかり出る方という印象。
音質評価で通常使う言葉から外れるが、再生音を聞いていると全体にち密な音出し、という言葉が浮かんでくる。
機能について:
アプリGoogole Home やパナのMusic Contorolと連携しているが(=本セットはネットワークでつながっている)、今のところそれを使いこなせていない。連携アプリになぜかGoogle Play music (現在YouTubeに統合)が入っているが、YouTubeは使えない。どうなってるのかな。Amazon やApple Musicも使えないようだ。
再生は基本的には従来通りCD再生が主で、あとはUSBを使う、Bluetoothでつなぐ、ぐらいで用が足りてしまう。すぐ近くにPCはあるので、ケーブルでつないでハイレゾ再生はできると思うが、ハイレゾのソースはもっておらん、いまのところ。
CDの表示が少ない、という評はあちこちのレビュー記事で指摘されている。CDの総録音時間が表示されない、という機械は初めて見た。ものすごく困る事はないが、逆に表示させるのはそれほど大変な事なのか、と思ってしまう。
USBに録音ができる。CDも録音できる(等倍または1.5倍ぐらい)が、ラジオや外部音源も録音可能なので、エアチェックやカセットやMDのデータ化もできそう。そういう機械も世間で色々売っているけど、コンポで録音というのは直感的にとても分かりやすくて良い。
まとめ:
パナの音響製品は結構買っていて、むかしはMDとかSDオーディオ、今もラジオと小さめのセットステレオを別室でつかっている。イヤホンもか。
昔からソニーに比べるとデザインがいまひとつだったのだけど、信頼性は高かったな。今うちにあるSC-HC300はけっこうカッコいい。ソニーはセットオーディオを止めてしまったっぽい。
JVCとかマランツとか、専業メーカーの製品も気にはなったが、価格や大きさ、それと発売時期も考慮した結果これになった。古い製品だとBluetoothとかのバージョンが更新されていない可能性もあるので。本機も既に4年近く経過しているが、しばらくはこれで楽しめるだろう。