うさぎくん

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せだん

2022年05月30日 | 鉄道、車、のりもの

近所を走るとよく見かける教習車が、あまり見かけない車種だと思い調べたら、マツダ2のセダン形式のモデルらしい。もともと海外仕様だったものを、教習用に国内でも売ることにしたという(一般には売られていないみたい)。

教習車には一定の規格があり、運転のしやすさなどを考慮するとセダン型に落ち着くとのことだ。

ただ、世間一般にセダン形式の車はひじょうに少なくなっている。かつてはごく普通の家庭で使われる車はコロナ、ブルーバードなどのセダンだった。両車種の後継であるプレミオ、シルフィーはごく最近まで作られていたが、製造終了になった。今はむしろ非常に高級な、レクサスとかドイツのメルセデス、BMWあたりにセダン車が多いようだ。

昔の常識というか、”セダンな理由”は、荷室が客室と別れていることで、例えば釣りの帰りに車内が魚臭くならないだとか、荷室は防音も完全ではないので騒音面でメリットがある、ステーションワゴンなどリアゲートの大きな車は、冬にゲートを開けると車内が一気に冷えてしまう、あるいは悪天候では雨が客席に入り込むなど、乗客保護の面で問題があり、セダンはその点優れている、というものだった。

たぶんこの問題は今も解決はされていない。ハッチゲートの大きな車は、多かれ少なかれ雨風にリアの乗客がさらされやすい。とはいえ、そうそう雨の中荷物を積むこともないだろうけど。
逆に言うと、高級車にセダンが多いのは、その裏返しだろう。

僕自身5年前に今の車を買うときは、”ふつうの”セダンであまり乗ってないやつがいいと思っていた。昔の人はよく、ごくふつうのセダンを買って、あまり使わずに庭先においていたりした。走行少なく状態良好、地味で人気もないから安い、なんて中古があるんじゃないかと推測した。

実際には上記のような日本車はあんがいと高かった(が、たしかに状態の良い車は多かった)。その過程で今のステーションワゴンに出会った。
乗ってみたら、荷室が大きいのはすごく便利なことだ、と気が付いた。

ステーションワゴンはセダンの延長上にあるが、このタイプの流行も今は昔、今は背の高いSUVが主流だ。こちらのほうがよりたくさん荷物が積めるし、見晴らしがよいと運転しやすい。

ただそれだけではなくて、メーカーも意図的にこのタイプの車を作ろうとしているらしい。背が高いので、EVにしたときに電池を積むスペースが確保しやすい。薄くて低いセダンやステーションワゴンは、この点不利だ。

世界のEV生産はこの1年で急増したらしい。一番EVをたくさん作っている国は中国で300万台以上、次いでドイツとアメリカが60万台ぐらい、フランスとイギリスが40万台、日本は4万数千台と、いつもの内燃機関車の世界ランキングとはだいぶ様子がちがう。

世の中、変わるときには変わるからね。。そういや今日、韓国現代のEVを見かけたけど、さてこの先、どうなるかしらね。。



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