翻訳サイトはGoogle翻訳と、DeepL翻訳を併用している。
DeepLは同僚から教えてもらったものだが、Googleよりも表現が丁寧で良いということだった。使ってみると、AIの効きが良いのか多少ブロークンでもそれらしく訳してくれるようだ。
逆に言うと、厳格な表現ではなくても、雰囲気で訳してしまうところがある。
なので仕事では、海外から来た英文メールなどはDeepLにかけて和文にする。こちらから英文メールを打つ時は英語で書いて、出す前にGoogle翻訳で和文に直し、言いたいことが伝わるかどうか確認している。DeepLでは多少変な英語でもいかにもそれらしくなってしまうからだ。
今のところ普通に和文を書いて英訳してもらっても、いまいちな英語になってしまう(若い子とかが翻訳サイトに頼り切った文章見てると、やたらと・・・, I'm sorry・・・とかへんてこな表現になってて、すぐわかる。ただ、若い子は上達が早いよね。。)。
ただ、自動翻訳もここ数年で急速に上手になってきているから、このさき言葉の壁って、意識しなくて良くなるのかしらね。。
ところで、例えばこういうブログの記事フォームを前にして、白紙の状態からなにか文章を書こうとするとき、書き出しがでないときがある。
そういう時、僕はとりえあえず適当に言葉を打ち込むのだけど、よく癖で「たぬき」と入れることが多い(なんだ、それは)。
単なる癖なので、意味はない。もちろん書いた後すぐに消す。消さないと怖いですよね。お客にメール打つ時;
たぬき平素は大変お世話になっております。
とか書いて出していたら、やですよね・。
それで、長い前振りだったのですが、あるときDeepLを前にしてなんとなく、「たぬき」と入れてみたのです。
そうすると、ふつうはracoon dogとか出てくるものだと思うのですが;
someone who makes evil plans without ever breaking their poker face
(ポーカーフェイスのまま悪事をくわだてるひと)
という長い文章がでてきて、びつくり。
別の訳としてracoon dogも出てきますが、こりゃ一体何だ。。狸親父、みたいな意味合いでしょうか。。
ちなみにgoogleはふつうにracoonとだけ出てきます。
たぬきといえば狐なので、「きつね」と入れると、たしかにfoxとはでるのですが;
fox (i.e. a sly person)
つまりずるい人なのだという。
きつねさんも、たまったものではないですよね。
ちょっと興味が出てきて、ほかのどうぶつの名前を入れてみました。
といっても、アルパカとかペンギンとかは普通に訳されるだけなので、日本由来の動物を入れてみます。
ももんがあ:small Japanese flying squirrel
これはよい。
しまえなが:thirteen orphans (mahjong)
わけがわかりません。麻雀にそういう役とかあるんですか?
要するに、DeepLは文脈で訳をするので、単語を置くだけだと訳が不安定になるみたいです。
カタカナでシマエナガと入れると、thresher shark (esp. the common thresher shark, Alopias vulpinus)となって、余計訳がわかりません。
かいつぶり
村上春樹の短編小説にそういうのがありました。10数年前これを英訳で読んだことがあり、その時はdabchickと訳されていました。
初めて見た言葉で、辞書で調べたからよく覚えています。
なので、それを期待していたのですが;
grebe (any waterbird of family Podicipedidae)
なのだそうです。これは、間違いではないみたいです。dabchickは小型のカイツブリの一種らしくて、カイツブリ=ダブチックというわけではないみたいです。色々、勉強になります。
Googleはそういう変な訳はしないように思えます。
ただ、時折印鑑証明(seal certificate)とか印鑑カード、捺印、とかが文中に出てくることがあるのですが、googleはなにかの拍子にアザラシの証明とか、アザラシカードとか言い始めることがあります。
すいません、この写真はアザラシなのか、オットセイなのかわかりません。
ちなみに冒頭の写真はたぬきじゃなくてアナグマです。
とにかく、言葉は自分で勉強しないとだめですね。。