百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

箸の音(はしのね)の由来、勝手に解釈

2010-02-26 | Weblog
  懐石をいただきます。

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  懐石は最後のお茶を美味しくいただくために空腹を整え

  禅宗から派生した一汁山菜の食事で決められた順番で出てきます。



  飯、汁、向付

  折敷を亭主自ら運び、客に手渡します。

  膳の手前左に飯碗、

  手前右に汁碗、奥に向付が置かれ、手前に利休箸が置かれます。


  そして欠かせないのが日本酒です。

  汁を飲みきった頃を見計らって

  銚子と盃台を運び、客に酒を注ぎます。


  煮物椀

  一献目の酒が振る舞われた後、メインともいえる煮物碗が出てきます。

  焼物

  こちらは、数名分が器に盛られてくるので各自で向付の皿に取ります。

  預鉢

  焼き物同様、煮物は大皿に青竹の箸が添えられています。

  客がそれぞれ向付に自分の分を取っていきます。

  吸物  「箸洗い」「すすぎ汁」ともいいます。

  食事の最後に出される小さめの吸物です。

  ここで一旦箸をすすぎます。

  八寸

  八寸(約25cm)四方の杉の素木の角盆に酒の肴となる珍味を2品~3品を盛り合わせる。

  2品の場合は、1つが海の幸ならもう1品は山の幸というように、

  変化をつけるのがならわし。

  亭主は正客の盃に酒を注ぎ、

  八寸に盛った肴を正客の吸物碗の蓋を器として取り分ける。


  酒と肴が末客まで行き渡ったところで、

  亭主は正客のところへ戻り、

  「お流れを」と言って自分も盃を所望する。

  その後は亭主と各客で1つの盃で酒を注ぎ合う「千鳥の盃」になります。

  香の物

  湯桶(湯斗)

  こちらにはおこげと湯が入っています。

  飯と汁の入った器に注ぎ器をきれいにすすぎます。

  香の物で残りのご飯粒をふき取ったりすることもあります。

  各人で器をきれいに改め、

  折敷にお椀と杯をこのように戻し、

  (仕舞いの合図として、
   一斉に右端の箸を上げて膳の中に入れるようにして音を鳴らして仕舞う。)


  *一斉に箸を落します。   ・・・ここですね

  箸の音の由来、、、、

http://rp.gnavi.co.jp/ns/5435687/
ぐるなび  箸の音 情報

  落し箸の音を聞いたら亭主が仕舞にかかります。

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  閑話休題


  ずっと前から行きたかったある祇園の日本料理店。

  ここははカウンターだけ。

  予約がなかなか取れないところ。

  店主が劇場のように振る舞い仕切る、今流行りの料理店。

  素晴らしい、頑張っている、たくさん料理を出す。

  味は決して悪くない。

  食材単価もなかなか。

  しかし・・・・・と、感動しないのは、

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・、

  胃袋には引き出しがあって、

  前菜からしまいまでの扉を

  間違わないで料理を提供出来ると満足感に繋がる。
 
  ある方はこのようにも云います、


  「料理長は、他にあるたくさんの良い料理店や美術や音楽や

  あらゆるジャンルを体験しないと、

  美しい料理を構成出来ない。」

  音楽のリズムのように、軽やかなテンポを出せる構成が出来たら、

  最高、と。

  

  

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