在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”ヴィニェート・カ・ブリオーネ 2001” ブレセスティ・グイド

2008-04-06 18:01:39 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
“Vigneto Ca' Brione 2001” Bresesti Guido -Lombardia
これもS氏の「あまり趣味の良くないラベルのワイン」に出てきた、強烈なラベルのワイン。
最初の印象はカラーコピー?? でも、きっとワードで造って印刷、が正解のような気がする。
まあ、生産数が少ないから仕方がないというか、それなりに頑張ってラベルを造り、多少皺が寄ってもがんばって(?)張っているのがわかる。
見ようによっては、かわいい手作りラベルとも言えなくない。

肝心なワインの方は、ヴェルテッリーナで造られるネッビオーロのワイン。ネッビオーロは、バローロ、バルバレスコの品種で、地元ヴァルテッリーナではキアヴェンナスカと呼ばれる。
色は、2001年ということもあってガーネット色で、爪はオレンジ色。かなりの澱が見れる。
香りは、アニマル臭をはじめとして、結構臭みがある。面白い香りが多く、リコリース、キノコ、トリュフ、オレンジ、丁子、ゴム、オリーブ、肉、タバコ、バルサム臭、土、血など。でも、香の変化が大きく、決して悪くない。
味は、酸がきれいに出ている。タンニンはまろやかになり、かなりデリケート。塩味があり、後味も決して悪くない。