在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”シルヴァーネル 2006” アバツィア・ディ・ノヴァチェッラ

2008-11-12 06:28:23 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
 “Slivaner 2006” Abbazia di Novacella –Alto Adige
この前ノヴァチェッラのワインをいくつか飲んだと思ったら、家にも1本あった。
ずっと前に買っていて、すっかり忘れていた。
白で軽く飲めて、なおかつ冷えているのがこれしかなかったので開けた。
シルヴァーネルのベースの安いタイプである。
香りは、花の香り、フルーツの香りなど。程よいすっきり加減、ほんのり甘く、プラエポズィトゥスに比べるとだいぶシンプルであるが、心地よい。
味も花とフルーツが中心で、持続性はやや欠けるが、とても良く出来ている。値段も安いし。
昼に半分飲んで、夜にもう一度飲んで、最後に少しとっておいたら、数時間経って、とても面白い香りが出てきた。
生クリームの添えられたリンゴパイ、スポンジケーキ、シャンティリークリームなど。。。甘くて心地よい。リンゴが若干酸化した感じ、アメ風の後味が残るが、個性が出て、開けた直後よりずっと美味しい。
という訳で、2度楽しんでしまった。安いワインなのになんだか特した感じ!