在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

少しすっきり、イタリア式食事のマナー

2009-03-18 00:36:19 | Piemonte ピエモンテ
購読しているメルマガに、イタリアのマナーとして、「取り分けはしない」「人数分を頼む」のが本当なんですよ~、との記事があった。
これ!これ!そう、口を大にして言いたいのです。
イタリアでも大皿で出てくるじゃない、前菜が次から次に出てきて、テーブルに並ぶじゃない、と言うのは正解だし、そりゃあ、イタリア人だって、人の食べてるものをちょっと味見したい、という気持ちはある。
でも、日本人の感覚の「取り分け」とはちょっと違うのである。
つまり、パスタが4種類も5種類もテーブルの中央に並び、そこからみんながちょこちょこと取る。
スープを中央において、または、スープの皿を回して、各自がスプーンで一口ずつ、なくなるまで食べる。
肉と魚がテーブルに並び、居酒屋よろしく取り分ける。
こういうことはイタリアではしない。絶対にしない。
観光客だし、ある程度は多めに見てもらえるし、私も絶対にしないでとは言わない。
しかし、明らかに、周りの人に歓迎されない食べ方、不愉快にさせてしまう食べ方は慎んだ方が良いと思う。

そして、たとえばピザ。
イタリアのピザは大きい、というのは日本の人は誰でも知っている。
あれは一人で食べられる量じゃない、と思うだろう。
しかし、イタリア人は普通の人なら1枚を食べる。食べられなければ、もったいないが残すのである。(幸い残している人は少ない。)
それで、どうかピザであれば、人数分頼んで欲しい。5人で3枚などと注文しないでほしい。
日本の蕎麦屋でざるそばを5人で3枚しか注文しないのと同じ、と思ってほしい。

以前、スープに同時に二人がスプーンを入れた時には、周りを見るのも怖くなった。
5人でピザ3枚、パスタ2皿を頼んだ時は(それ以外はなにもなし)、人数分頼んだからいいよね~、と自分に言い聞かせた。。。
だから、どうか、
とりあえず、コースらしき流れがある、つまり、前菜とパスタとメイン料理をいっしょくたにしないとか、どうしてもピザとパスタの両方を食べたかったら、ピザは前菜で頼みパスタに続ける(つまり、ピザとパスタの両方を一度に食べない)とか、分けたいとあらかじめ言うと、ちゃんと分けてくれるところもあるとか、デザートとコーヒーは一緒に注文しないとか(コーヒーはデザートを食べ終わった後)、挙げたらきりがないのだが、情報を正しく流して欲しいのである。
まずは正しい情報を知り、レストランの格、場所、雰囲気、状況によって、周りに不快感を与えないところまで崩していけばよいのだと思う。

洗濯機が我が家に帰ってきた。

2009-03-18 00:33:15 | もろもろ、つれづれ
洗濯機が我が家に帰ってきた。Waoooo!

前の洗濯機が壊れたのが昨年12月の半ば。
修理をあきらめて、クリスマス・イブには新しいものを購入したのは良いけど、届いたのは年末。
しばらくガンガン使っていたが、どうも水漏れがする。
その後、修理に来てもらうと、水槽部分が壊れてます、部品を取り寄せます、と。
普通1週間で来る部品が、やっとこさ届いたのが1ヶ月後。
つまり、洗濯機を修理のために引き取りに来たのが2月の半ば。
普通1週間で直る(直してくれる)洗濯機が届いたのが、1ヶ月後の今日であった。
シャンペンでも抜いてお祝いしたいくらいだ。

イタリアの1週間とは、たいてい10日である。多く見積もって2週間。
1週間が1週間でありえないのがイタリアである。
だから、1か月あればなんとかなる、1か月以内の我慢、と思ったのが甘かった。
結果的に2か月かかり、最初の洗濯機が壊れて、正常に洗濯機が使える状態に回復したのが3ヶ月後であった。
つまり、1年の4分の1!これだけの時間を洗濯機と戦う羽目になったとは。。。

ともかく、これで、天気と相談しながら手洗いする必要がなくなったのであ~る。
うれし~!!