Hungary Hearts 飢えた心
続けてイタリア映画の紹介。
数週間前に見た映画だが、今でも印象に残っている。
映画監督は、イタリアでは超有名司会者マウリッツィオ・コスタンツォの息子のサヴェリオ氏。
主役女優はイタリア人で、主役男優はアメリカ人、舞台はニューヨーク、そして、海外での配給も視野に入れてだろう、全部英語で、イタリア語の字幕スーパー入り。
監督曰く、舞台は、自分も住んだことのあるニューヨークがすぐに念頭に浮かび、そうなると英語での会話の方が自然だった、とのこと。
主役女優はVergine giurataと同じ、アルバ・ロシュワッシャー(とでも発音するのか??)で、とにかくうまい。先の映画ではアルバニア、男になった女を演じていたので、髪を黒く染めて、ばさっと短く切っていたが、こちらでは若い年齢の女性役なので、長い髪での演技。ある意味正反対の役を、どちらも抜群の演技力でこなしている。
ストーリーはヴェジタリアンならぬヴェーガンの話。
ひょんなところで知り合ったミーナとジェードが結婚し、男の子が生まれた。
ミーナは自分の子供を清く、全ての汚いものから守ろうし決心し、実践する。家のテラスが野菜の栽培だらけになり、離乳食が始まっても肉を決してあげない。
定期検査にも夫のジェードがやっと連れて行くような状態で、子供の微熱が下がらないとか、成長も非常に悪く、肉の摂取は絶対に必要です、と医者に言われた。
そこで、ジェードは、子供を散歩に連れ出した際に、隠れて肉の離乳食をあげることを決心。
子供の吐いたものから、夫が隠れて肉をあげていることに気がついたミーナは、今度は、不浄なものを体から出すというわけのわからないオイルを、これも隠れて子供に飲ませる始末。まるでイタチごっこ。
結局、あまりの極端な育て方に母親失格の烙印を押され、子供はジェードのお母さんが育てることに役所が決定。しかし、それを取り返したミーナ。
このままでは、子供が死んでしまう、と最後は殺人事件に発展する。
あらすじだけ読むと、へえ、と思うだけかもしれないが、この頭のちょっと狂った若い母親をアルバが見事に演じ、自然に、こうなるしかなかったねぇ、と思わせる方向に持って行く。
夫役のアダム・ドライバーも好演技。
ドラマなのだが、かなり心理ホラーの域に入っていて、所々で背筋がゾクっと来る。カメラワークも一役買っていて、かなり面白い。「ブラック・スワン」か「ローズマリーの赤ちゃん」をふっと思い出した。これも高評価の1本。
続けてイタリア映画の紹介。
数週間前に見た映画だが、今でも印象に残っている。
映画監督は、イタリアでは超有名司会者マウリッツィオ・コスタンツォの息子のサヴェリオ氏。
主役女優はイタリア人で、主役男優はアメリカ人、舞台はニューヨーク、そして、海外での配給も視野に入れてだろう、全部英語で、イタリア語の字幕スーパー入り。
監督曰く、舞台は、自分も住んだことのあるニューヨークがすぐに念頭に浮かび、そうなると英語での会話の方が自然だった、とのこと。
主役女優はVergine giurataと同じ、アルバ・ロシュワッシャー(とでも発音するのか??)で、とにかくうまい。先の映画ではアルバニア、男になった女を演じていたので、髪を黒く染めて、ばさっと短く切っていたが、こちらでは若い年齢の女性役なので、長い髪での演技。ある意味正反対の役を、どちらも抜群の演技力でこなしている。
ストーリーはヴェジタリアンならぬヴェーガンの話。
ひょんなところで知り合ったミーナとジェードが結婚し、男の子が生まれた。
ミーナは自分の子供を清く、全ての汚いものから守ろうし決心し、実践する。家のテラスが野菜の栽培だらけになり、離乳食が始まっても肉を決してあげない。
定期検査にも夫のジェードがやっと連れて行くような状態で、子供の微熱が下がらないとか、成長も非常に悪く、肉の摂取は絶対に必要です、と医者に言われた。
そこで、ジェードは、子供を散歩に連れ出した際に、隠れて肉の離乳食をあげることを決心。
子供の吐いたものから、夫が隠れて肉をあげていることに気がついたミーナは、今度は、不浄なものを体から出すというわけのわからないオイルを、これも隠れて子供に飲ませる始末。まるでイタチごっこ。
結局、あまりの極端な育て方に母親失格の烙印を押され、子供はジェードのお母さんが育てることに役所が決定。しかし、それを取り返したミーナ。
このままでは、子供が死んでしまう、と最後は殺人事件に発展する。
あらすじだけ読むと、へえ、と思うだけかもしれないが、この頭のちょっと狂った若い母親をアルバが見事に演じ、自然に、こうなるしかなかったねぇ、と思わせる方向に持って行く。
夫役のアダム・ドライバーも好演技。
ドラマなのだが、かなり心理ホラーの域に入っていて、所々で背筋がゾクっと来る。カメラワークも一役買っていて、かなり面白い。「ブラック・スワン」か「ローズマリーの赤ちゃん」をふっと思い出した。これも高評価の1本。