在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

アブルッツォワインの試飲会

2015-04-24 11:13:34 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
アブルッツォワインの試飲会






スペイン階段の一番上、広場を見下ろす角度、向かって右側に、ちょっと派手だが景色最高のカフェがある。
ソファのある、ゆったりしたオープンテラスになっていて、良い季節にはちょっと派手な着飾った人々で賑わっていることもある。
よく見ると入口もあり、そこからカフェだけでなく建物内に入ることもできるが、建物の下から入るには、地下鉄のスペイン広場駅と接続されている通路に入る手前、右側になる。
かなり小さな建物だし、下から入ると上がどことつながっているかよく分からない感じだが、一番上に出ると素晴らしい景色のあるおしゃれなカフェ、というロケーションである。


もうずいぶん前、ここを本拠地にして、ローマ・インターナショナル・ワイン・アカデミーという、英語でも講義を行うワイン・アカデミーが設立された。当時、時々、興味深い、一般向けも含めた試飲会を時々やっていたが、いろいろ変遷があり、音沙汰のない時代を経て、最近また少しづつ、主催者は全く別だが、試飲会が開かれるようになっている。
参加ワイナリーの数がそう多くはなく、あまり派手な宣伝をしていないこともあり、訪れる人がそう多くはない。しかし、逆に、飲む方にとっては、ゆったりしていて、親しみやすい雰囲気でありがたい。

そこで、昨日、アブルッツォワインの試飲会があった。
参加ワイナリー数は悪くなかったのだが、今回は、各ワイナリーが1種しかワインを持ってきていないのがちょっと残念だった。
せめてトレッビアーノとモンテプルチャーノ、赤白1種づつとか、ステンレスと樽使いの2種とか持ってきて欲しかったのが本音である。
そんなわけでは、合間におしゃれなおつまみが数皿出るので、つまみながらさらっと試飲。


参加ワイナリーのリストは以下。
数は少ないが、質の良いワイナリーばかりで、カタルディ・マドンナを中心にして結構まとまっているというのが好印象。