在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Alto Piemonte アルト・ピエモンテ

2018-01-17 12:26:55 | イタリア・ワインABC
Alto Piemonte 試飲会




アルト・ピエモンテ。

ピエモンテというと、ランゲ地方が世界遺産になり、イタリアワインもすっかり日本に浸透し、バローロやバルバレスコが知られてくるようになると、だいぶ日本人にもお馴染みになってきた。

ピエモンテ>>ランゲ>>バローロ、バルバレスコ。。。

この構図はこれでいいのだが、ピエモンテのワインはこれだけではない。

それは、白ワインもある、ということもあるが、ランゲ地方を外れたところにもとても良いワインがある、ということである。

バローロやバルバレスコはハレの日のワイン。

高級感があり(実際に高級)、重たく(注:べったり重たいというのではない)、タンニンの存在感、北のワインらしい酸味、つまり、ちょっと開けて飲もー、というワインではない。

しかし、ランゲ地方、同じ品種のネッビオーロでも、ネッビオーロ(ワイン名の意味)となると、ぐっと飲みやすくなるし、それが、アルト・ピエモンテの物になると、もっと飲みやすくなる。

場所はランゲ地方よりもう少し北、一番北にはアルプスが控えている辺り。

品種はネッビオーロ以外に(ちなみに、この地方ではスパンナと呼ばれる)、ヴェスポリーナ、ウーヴァ・ラーラを一般にブレンドし、色が薄く、軽め、酸味がキリッとワインを引き締め、タンニンが細く繊細なワインとなる。

ワインは、最も有名なのがガッティナーラとゲンメ。
しかし、そのほか、今はDOCが増えていることもあり、多くのDOCワインを生産している。



今回の試飲会はピエモンテの4つの県の生産者からなっている協会から20社程度が参加。
かなり盛況。

アルト・ピエモンテワインのファンとしては、
ネッビオーロはバローロとバルバレスコだけではない
ピエモンテのワインはランゲ地方だけではない
というのが証明されたようでとても嬉しい。

もう少し詳しい地域の説明や、DOCワインに関してはまた時間があるときに。。。。。

ウェブで見つけて、とてもよくできているので拝借。(怒られませんように。。)


試飲会でなんとなく







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