ブルゴーニュ 2008年 6種
Beaune 1er cru “Teurons” 2008 Albert Morot
Morey St.Denis 2008 Dujac
Volney 1er cru “Champans” 2008 Voillot
Chambolle Musigny 1er cru “Feusseolottes” 2008 Tremblay
Chambolle Musigny 1er cru “Les Cras” 2008 Roumier
Ruchottes Chambertin Grand Cru 2008 Mugneret-Gibourg
フランスワイン、正確にはブルゴーニュの試飲会に参加した。
フランスワインの試飲会は、ローマではちらほら行われ、たいていの場合盛況。
イタリアにいると、イタリアにワインがありすぎ、それを追いかけるだけでも大変なのに、フランスまではなかなか追いつかない。
地域が多いこともあるが、内容に厚さがありすぎ、深みがありすぎで、何度も同じワインを飲むことは不可能に近く、飲んだだけ、で終わりがちになる。
それも、たいていは地域ごとに分けての講義、地域ごとにワインを飲むことがほとんど。
地図が用意され(ないことも多いが)、地域の特徴の話があり、ワイナリー、ワインのチャートが用意され、見ながら、ふむふむと試飲。
それだけ。
つまり、何か残るものが少ない。
しかし、超大御所ジャンカルロ氏の試飲会は、参加メンバーが全く違うこともあるが、なんの用意もなく(ワイン名はあらかじめ公表)いたって自由な雰囲気。
氏のプライベート・カンティーナから選ばれたワインの試飲会の第1回で、全5回の予定。(人が集まれば。。。)
12名限定。
しかし、参加費用が高いので、参加者は多くはなく、今回も10名だったため、参加費用が若干アップした。
そんなサプライズもある。。。(涙)
氏の友人、友人のつての参加も多く、一般(ソムリエ仲間)からはわずか。
みんな講義形式が好きなのだと、ちょっと納得してしまった。
今回の参加者の中には、普段からフランスワインしか飲んでません、みたいな方もちらほら。。。
(イタリアにも、相当の金持ち層で、そういう羨ましい人が結構いる)
最初に簡単な話から。
今回のワインは全部が2008年ヴィンテージ。
本当は20年のものを選びたかったのだが、そうなると値段張りすぎ、そこで、10年という節目のものにしたということ。
2008年は、悪くはないが、決して良い年ではなくなく、9月になって空気が乾燥してきて救われた、と。
かなり早い時点で全部のワインを注ぎ、氏からのワイナリー、ワインの説明、地域の説明を聞きながら、みんなかなり自由に試飲。
この雰囲気がいい。
なお、2008年ヴィンテージは〜と言う人がいたのだが、氏曰く、一番は造り手、そして畑、それからヴィンテージ。
普通の講義では、一番重要なのはテロワール(の中の土壌という意味)〜という雰囲気多しで、今まで持っていたモヤモヤが晴れたような気がした。
Beaune 1er cru “Teurons” 2008 Albert Morot
氏曰く、一番ロマネスク的なワインとのこと。(ロマネスクは中世の建築様式で、丸みを帯びた感じが特徴的)フルーツの香り(森の木の実)が見事に綺麗で、心地良い。フルーツとグリーンの香りのバランスが良く、綺麗な酸味が広がり、とても良い。が、香りも味も、その良さがずっと続くのだが、一番大きな変化が見られなかった。++++
Morey St.Denis 2008 Dujac
好き嫌いが激しいワイナリーとのこと。かなり異質な香りを感じる。他のワイナリーとは違って、全房を使用ということろから来ているのか。もわっとしたつかみどころのない香りに、木香りも含み、味はタンニンをだいぶ感じる。しかし、変化は大きく、後になると酸味がピリッと感じるくらいになった。+++(+)
Volney 1er cru “Champans” 2008 Voillot
すぐに紅茶の香り。その後フルーツ。柑橘系の香りも含む。全体に軽やかな香りと味で、しかし、これまた心地良い。出しゃばる感じがなく、品良く、バランスよく、とても綺麗におさまり、個人的にとても気に入った。++++(+)
Chambolle Musigny 1er cru “Feusseolottes” 2008 Tremblay
すぐにほのかなバニラ香。一番モダンな雰囲気を帯びていた。新樽の使用比率も高い、との話。味の余韻にもどうしてもバニラ香が残るのが気になる。こういうタイプが好きなら良いのだろうが、個人的にはモダンすぎでまずまず。しかし、もちろん品質は非常に良いのだが。+++(+)
Chambolle Musigny 1er cru “Les Cras” 2008 Roumier
今回これが一番良かったとの声多数なのだが、同感。見事。フルーツ、花、ほのかなグリーン、ミネラル多数で、何も考えずに飲みたいワイン。++++++
Ruchottes Chambertin Grand Cru 2008 Mugneret-Gibourg
最初は香りなし。しばらくたって、随分たってだんだん出てくる。風格はあり、香りの強さ、深み、味にも強さとそれなりの広がりはあるのだが、微妙に物足りない。もちろん、まだ飲むには早すぎるのかもしれないが、Les Crasを超えることはなかった。もちろん、これだけで飲んだら、素晴らしいーとなっていただろうが。こういうとき、比較試飲ってちょっと残酷と感じてしまう。+++++
値段は高いが2品が付くので、ブルゴーニュを飲みながらの夕食会になる
あと4回、参加費用はさらに高くなりそうな感じあり、成立するか。。。。。
Beaune 1er cru “Teurons” 2008 Albert Morot
Morey St.Denis 2008 Dujac
Volney 1er cru “Champans” 2008 Voillot
Chambolle Musigny 1er cru “Feusseolottes” 2008 Tremblay
Chambolle Musigny 1er cru “Les Cras” 2008 Roumier
Ruchottes Chambertin Grand Cru 2008 Mugneret-Gibourg
フランスワイン、正確にはブルゴーニュの試飲会に参加した。
フランスワインの試飲会は、ローマではちらほら行われ、たいていの場合盛況。
イタリアにいると、イタリアにワインがありすぎ、それを追いかけるだけでも大変なのに、フランスまではなかなか追いつかない。
地域が多いこともあるが、内容に厚さがありすぎ、深みがありすぎで、何度も同じワインを飲むことは不可能に近く、飲んだだけ、で終わりがちになる。
それも、たいていは地域ごとに分けての講義、地域ごとにワインを飲むことがほとんど。
地図が用意され(ないことも多いが)、地域の特徴の話があり、ワイナリー、ワインのチャートが用意され、見ながら、ふむふむと試飲。
それだけ。
つまり、何か残るものが少ない。
しかし、超大御所ジャンカルロ氏の試飲会は、参加メンバーが全く違うこともあるが、なんの用意もなく(ワイン名はあらかじめ公表)いたって自由な雰囲気。
氏のプライベート・カンティーナから選ばれたワインの試飲会の第1回で、全5回の予定。(人が集まれば。。。)
12名限定。
しかし、参加費用が高いので、参加者は多くはなく、今回も10名だったため、参加費用が若干アップした。
そんなサプライズもある。。。(涙)
氏の友人、友人のつての参加も多く、一般(ソムリエ仲間)からはわずか。
みんな講義形式が好きなのだと、ちょっと納得してしまった。
今回の参加者の中には、普段からフランスワインしか飲んでません、みたいな方もちらほら。。。
(イタリアにも、相当の金持ち層で、そういう羨ましい人が結構いる)
最初に簡単な話から。
今回のワインは全部が2008年ヴィンテージ。
本当は20年のものを選びたかったのだが、そうなると値段張りすぎ、そこで、10年という節目のものにしたということ。
2008年は、悪くはないが、決して良い年ではなくなく、9月になって空気が乾燥してきて救われた、と。
かなり早い時点で全部のワインを注ぎ、氏からのワイナリー、ワインの説明、地域の説明を聞きながら、みんなかなり自由に試飲。
この雰囲気がいい。
なお、2008年ヴィンテージは〜と言う人がいたのだが、氏曰く、一番は造り手、そして畑、それからヴィンテージ。
普通の講義では、一番重要なのはテロワール(の中の土壌という意味)〜という雰囲気多しで、今まで持っていたモヤモヤが晴れたような気がした。
Beaune 1er cru “Teurons” 2008 Albert Morot
氏曰く、一番ロマネスク的なワインとのこと。(ロマネスクは中世の建築様式で、丸みを帯びた感じが特徴的)フルーツの香り(森の木の実)が見事に綺麗で、心地良い。フルーツとグリーンの香りのバランスが良く、綺麗な酸味が広がり、とても良い。が、香りも味も、その良さがずっと続くのだが、一番大きな変化が見られなかった。++++
Morey St.Denis 2008 Dujac
好き嫌いが激しいワイナリーとのこと。かなり異質な香りを感じる。他のワイナリーとは違って、全房を使用ということろから来ているのか。もわっとしたつかみどころのない香りに、木香りも含み、味はタンニンをだいぶ感じる。しかし、変化は大きく、後になると酸味がピリッと感じるくらいになった。+++(+)
Volney 1er cru “Champans” 2008 Voillot
すぐに紅茶の香り。その後フルーツ。柑橘系の香りも含む。全体に軽やかな香りと味で、しかし、これまた心地良い。出しゃばる感じがなく、品良く、バランスよく、とても綺麗におさまり、個人的にとても気に入った。++++(+)
Chambolle Musigny 1er cru “Feusseolottes” 2008 Tremblay
すぐにほのかなバニラ香。一番モダンな雰囲気を帯びていた。新樽の使用比率も高い、との話。味の余韻にもどうしてもバニラ香が残るのが気になる。こういうタイプが好きなら良いのだろうが、個人的にはモダンすぎでまずまず。しかし、もちろん品質は非常に良いのだが。+++(+)
Chambolle Musigny 1er cru “Les Cras” 2008 Roumier
今回これが一番良かったとの声多数なのだが、同感。見事。フルーツ、花、ほのかなグリーン、ミネラル多数で、何も考えずに飲みたいワイン。++++++
Ruchottes Chambertin Grand Cru 2008 Mugneret-Gibourg
最初は香りなし。しばらくたって、随分たってだんだん出てくる。風格はあり、香りの強さ、深み、味にも強さとそれなりの広がりはあるのだが、微妙に物足りない。もちろん、まだ飲むには早すぎるのかもしれないが、Les Crasを超えることはなかった。もちろん、これだけで飲んだら、素晴らしいーとなっていただろうが。こういうとき、比較試飲ってちょっと残酷と感じてしまう。+++++
値段は高いが2品が付くので、ブルゴーニュを飲みながらの夕食会になる
あと4回、参加費用はさらに高くなりそうな感じあり、成立するか。。。。。