鳥居平甲州 2000 大和葡萄酒
日本のワインのボトルが急に必要になった。
以前持っていた赤は、ずいぶん前に開けてしまったので、今家に残っているのは大和葡萄酒の白2本。どちらも甲州である。しかし、買ったのは10年ほど前、勝沼のワイナリーを見学に行ったとき。いくつか訪問したが、その中でも、ぜひ行きたかったワイナリーであった。
そのときに直接蔵から2本買って、イタリアに持ってきて、ずっとワインクーラーに保存していた。
なかなか開ける機会がなく、歳月が流れ、たぶん10年ほど経ったと思う。
裏のラベルに2013年、ジャパンワインコンペティションのカテゴリー甲州で銀賞受賞、とあるので、発売されたのは2012年か2013年だろう。
急に翌日、日本のワインのボトルが必要になり、それも、できれば殻のボトルが必要であったため、急いで開けなければいけなくなった。ちょうどその夜、友人ルカのオーガナイズした試飲会があり、7種のソーヴィニオンが予定されていたのだが、結局8本目のワインとして開けることにした。
色は濃くはなっているが、つやはかなりある。しかし、甲州はそれほど持つ品種ではないはず。
開ける前は、若干、飲み頃は過ぎているかも知れないが、色からすると大きく過ぎてはいないだろう、とちょっとドキドキ。(大和ワインの方ごめんなさい)
コルクはびっくりするほど小さい(短い)。これは、もっと品質の良いものを使っても良いと思った。(たぶん、今はもっと良いものを使っていると想像します。)
そして、参加者のグラスに注ぐ。注いでいる間に、いいねー、という声が上がる。
ちょっとびっくり。でも、ほっと安心。
さて、全員に注ぎ終えて、飲んでみると、おいしい。
香りは、とにかくりんご。レネッタとコトーニャ。どちらもジャムにするとおいしいのだが、そういう甘い感じが出ている。そして、衰えない。ずいぶんあとになるがバナナも出てきた(悪い意味ではなく非常に美味しい、食欲をそそるバナナの意味)。すごく複雑というのではないが、インパクトが強すぎない程度に、甘くふくよかで、まじめな(日本人らしい?)香りが出ている。味も、甘さ、まろやかさに酸がきれいに生きて、バランスがとても良い。持続性も十分。
さすが日本、とか、日本でもこういうワインを造るんだねーとか、いろいろなコメントをいただいた。甲州を飲んだことがある人はいないし、日本のワインもみんな初めて。非常に良い経験をさせていただいた、ととても喜ばれたのでした。
そして、無事に殻になったボトルは、翌日、大役を果たしてくれました。(これについては6月の終わりごろにまたご紹介します)
日本のワインのボトルが急に必要になった。
以前持っていた赤は、ずいぶん前に開けてしまったので、今家に残っているのは大和葡萄酒の白2本。どちらも甲州である。しかし、買ったのは10年ほど前、勝沼のワイナリーを見学に行ったとき。いくつか訪問したが、その中でも、ぜひ行きたかったワイナリーであった。
そのときに直接蔵から2本買って、イタリアに持ってきて、ずっとワインクーラーに保存していた。
なかなか開ける機会がなく、歳月が流れ、たぶん10年ほど経ったと思う。
裏のラベルに2013年、ジャパンワインコンペティションのカテゴリー甲州で銀賞受賞、とあるので、発売されたのは2012年か2013年だろう。
急に翌日、日本のワインのボトルが必要になり、それも、できれば殻のボトルが必要であったため、急いで開けなければいけなくなった。ちょうどその夜、友人ルカのオーガナイズした試飲会があり、7種のソーヴィニオンが予定されていたのだが、結局8本目のワインとして開けることにした。
色は濃くはなっているが、つやはかなりある。しかし、甲州はそれほど持つ品種ではないはず。
開ける前は、若干、飲み頃は過ぎているかも知れないが、色からすると大きく過ぎてはいないだろう、とちょっとドキドキ。(大和ワインの方ごめんなさい)
コルクはびっくりするほど小さい(短い)。これは、もっと品質の良いものを使っても良いと思った。(たぶん、今はもっと良いものを使っていると想像します。)
そして、参加者のグラスに注ぐ。注いでいる間に、いいねー、という声が上がる。
ちょっとびっくり。でも、ほっと安心。
さて、全員に注ぎ終えて、飲んでみると、おいしい。
香りは、とにかくりんご。レネッタとコトーニャ。どちらもジャムにするとおいしいのだが、そういう甘い感じが出ている。そして、衰えない。ずいぶんあとになるがバナナも出てきた(悪い意味ではなく非常に美味しい、食欲をそそるバナナの意味)。すごく複雑というのではないが、インパクトが強すぎない程度に、甘くふくよかで、まじめな(日本人らしい?)香りが出ている。味も、甘さ、まろやかさに酸がきれいに生きて、バランスがとても良い。持続性も十分。
さすが日本、とか、日本でもこういうワインを造るんだねーとか、いろいろなコメントをいただいた。甲州を飲んだことがある人はいないし、日本のワインもみんな初めて。非常に良い経験をさせていただいた、ととても喜ばれたのでした。
そして、無事に殻になったボトルは、翌日、大役を果たしてくれました。(これについては6月の終わりごろにまたご紹介します)