在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Vintage Tunina 2002 Jermann

2018-01-03 22:52:17 | Friuli フリウリ
Vintage Tunina 2002 Jermann



新年の朝、日本からの電話で起こされた。
仕事。
30分後には家を出て、そのまま、1日10時間以上の仕事体制を3日続けている。
明日(あさっても)は、その半分の5時間で終わりたいものだ。

さて、1日には何を開けよーと考えていたのが宙に浮き、そんなヒマなし。
第一食事をするヒマもない。

そこで、やっと今日(3日)になってワインを開けた。
正確には開ける気になった。
あまりの忙しさに、ハチャメチャ、適当なワインを取り出し、開けたのがこれ。



2002年。

ヴィンテージ・トゥニーナは、まだ90年代のものが何本か眠っている。
2002年は、後世に残るほど悪い年だった。
夏は震えるほど寒く、雨。
そこで、いい加減に開けてしまおう。

一瞬、ブショネか?
確かにわずか、ブショネがあるのは認める。
うーーん、ここで捨てるのは惜しい。。。

グラスを回すと、ちょっと捻たパイナップルの香りが甘い。
ちなみに色は、明るく濃い黄金色。
スパイスの香りもある。
全体に、すごく複雑とか、香りが長いとかはないが、甘さが際立つ。
アタックもパイナップル。甘い。(糖分ではない)
酸味がやや甘さを打ち消してくれるのが嬉しいが、余韻もパイナップル。
パイナップルジュースを飲んだ感じのフィニッシュが、嬉しいか悲しいか、見事に綺麗に続く。+++

残りの90年代も早く開けよー
と言いながら、まだあと数年そのまま眠るかもしれない。。。



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