在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Palazzone; i vini 'atti a divenire' これからワインになるワインの試飲会

2018-10-27 12:30:07 | Marche, Umbriaマルケ、ウンブリア
Atto a divenire



少し前だが、ウンブリアはオルヴィエートのワイナリーPalazzone主催の、変わった趣向の夕食、試飲会に参加した。

パラッツォーネは、友人のパオロがオーナーと非常に故意にしていて、お呼びがかかり、ローマからオルヴィエートまでの1時間ちょっとの道のりを、夕食の時間に合わせて車でトコトコ。

夕食後、ローマまで帰って来ないといけないので、一応控えて飲むとはいえ、日本では絶対にできない。

さて、変わった趣向というのは、パラッツォーネのオーナー、ジョヴァンニ氏が、昨年だか、友人と話をしていて話題に出たのを実現したのだそうだが、 これからワインになるワインの試飲。(なんじゃこっちゃ)
つまり、まだどのワインになるか、名称が決まっていないワインの試飲。



ワインは、食事のお皿に合わせて5種。
ースプマンテ・メトド・クラシコで、現在熟成中
ーこれからどうなるかわからない白ワイン
ー現在熟成中の白ワイン
ーこれからどうなるかわからない赤ワイン
ー発酵中の白ワイン



各ワインは、まだ濁りが残っていたり、糖分が感じられたり、色がまるでフルーツジュースだったり、酸味がピリッと来るのもあり、軽め、まだシンプルにフルーティさが突出していたり、とても面白かった。

ワイナリーを訪問すると、タンクからちょっと試飲させてくれることはよくあるが、ちょっと飲んですぐに捨ててしまう。
だから、 こうやってテーブルについて、食事と一緒に「真面目」に飲んだのは初めて。

食事も大変美味しく大満足。

そして、食後、ジョヴァンニ氏と数人で、開けてくれたバルバレスコを飲む。
アルビーノ・ロッカの2011年。

あーローマまで帰るのが面倒〜ここに泊まりたい〜(それは素敵な宿泊所も経営)
の夜だった。





バルバレスコの美しい色


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