乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

偶然の恋人

2007-04-22 | 映画

(写真は中国の雲南省、石林で少数民族の衣装を着て記念撮影をする、中国人<漢民族>女性)

 

     偶然の恋人

 

 感動度 ★★☆☆☆

 満足度 ★★☆☆☆

 

 2000年 アメリカ 107分

 

 キャスト ベン・アフレック

       グウィネス・パルトロウ  他

 

 

 コン・リー目当ての映画(Hannnibal Rising)を観に行こうかと思ったが、思いとどまる。

 カブキチャンネルでハシノスケさんの『まる橋忠や』を観た後、パンを作りながら、BSIで『偶然の恋人』を観る。

 

 話はいたって明快なラブストーリー。

 ふとしたきっかけで、エアチケットを譲った相手が飛行機事故に遭う。

 未亡人と出逢い、恋する。

 そして真実を知る女・・・。

 別れ。

 そして全ての運命を受け入れ、ハッピーエンド。

 

 いい話じゃありませんか・・・アメリカらしさを感じる映画。

 キーポイントは劇中劇名(映画中劇名というべきか?)の『ライラックの(咲く)前庭』か・・・

 女の、

「前庭なんて、意味がわからないでしょう・・・」

の台詞は興味深い。

 一般的に中庭ならば理解できるが、前庭とは、上手い。また、その前庭にはライラックが咲く・・・か。

 

 ライラックを大辞泉で調べてみると、モクセイ科の落葉低木。幹は枝別れしてよく茂り、葉は卵形。4月頃、枝先に香りのある紫色の花を円錐状に付ける。云々・・・・・・。

 落葉低木で幹は枝別れしてよく茂るといった記述を見ると、この映画そのものとは考えられないだろうか・・・

 理屈は抜きとして、パンづくりを楽しくさせる映画の時間を持てて、楽しさもひとしおだった。

 

 

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江戸の旅文化 岩波新書  (新赤版)

2007-04-22 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は奈良県大和川。コンクリート道の先に見えるのは、車一台がやっとこさ 通ることができる、細い橋。向こう岸にまでかかっている、私のお気に入りの小橋。)

 

 

 

 記録だけ 2007年 46冊目                 

 

 

  江戸の旅文化    

 

                                                     

 著者  神崎宣武(かんざきのりたけ)   

 岩波新書  (新赤版)884

 2004年3月19日    

 2253ページ 780円+税    

 

 

 この本を読み始めてまず初めに思い浮かべたのは、カブキの演目である『伊勢音頭こいの寝刃』  ついで思い浮かべたのは、やはりカブキの『江戸みやげ』 どうもこういった江戸の文化  に関する本を読むと、芝居と結び付けてしまうきらいがある。

 

 興味深かった内容も何点かあった。

 まずは『伊勢参宮献立道中記』 

 松阪→石部→石山→京都(4)→宇治→平野→信貴山→奈良→三輪→長谷→阿保→六軒→伊勢(2)といった具合。

 京都を例にとってみると、加茂の付け焼きや湯葉などのなじみのお惣菜が食卓に並び、時代冴え違えども、大変に親しみを覚える。何よりも『・・・献立道中記』というだけでの、興味を持ってしまう。

 

 伊勢参り本来の持つ意味や当時盛んだった女性の旅にでるいきさつや湯治、みやげの意味あいなども納得のいく記述。

 

 江戸時代に刷られた道中記(P.113~P.126)の多さにも驚きを隠しえない。

 

 全体を通して、とても楽しく読むことができた。

 

コメント (6)
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