(写真はマフミル。『イスラーム巡礼』の中の挿絵から。)
記録だけ 2007年 48冊目
イスラーム巡礼
著者 坂本勉
岩波書店
岩波新書(新赤版)677
2000年6月20日
220ページ 660円+税
先日は日本における江戸時代の伊勢参りの意味づけ(『江戸の旅文化』)を読んだ。
今回はイスラーム巡礼。
イスラーム巡礼と四国八十八ヶ所巡り(及び、西国四十四ヶ所巡り)との類似性や違いを細やかに説明され、興味深く読んだ。
第Ⅳ章の『思想の窓口 メッカ』の挿絵『マフミル(祭り)』があまりにも京都の『祇園祭』との共通点が多い。らくだの上に、鉾が乗っかったような具合に見えないことも無い。そういうと祇園祭のカラフルで立派な織物は、一部、ペルシャジュータン。
イスラーム巡礼の際、お金の変わりに当時貴重だった布類と食べ物を交換していたという。らくだの上の鉾のような形に掛けられた布は、確証はできないが、おそらく織物よ考えられる。祭りとはいえ、イスラーム巡礼の重要さをあらわしてい湯ようにも感じる。
『マフミル(祭り)』の説明は、『イスラーム巡礼』(岩波書店 (新赤版)677)の中には全く説明が無いので、上に書いたことは断定はできない。
『マフミル』という祭りが気になったので、yahooで調べてみたが、下のページ一つだけ。本格的に書かれた素晴らしいHPでしたので、紹介させていただきたいと思います。
「イスラームの聖地巡礼と聖廟崇拝」 ↓
http://www.h7.dion.ne.jp/~gankocat/islam4.htm