乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

23: 『ひとり歩きの 奈良』 “観る旅”“歩く旅”のガイドブック  関康夫 編集  JTB印刷

2009-02-11 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

 (上の写真は奈良の三輪神社にて。

            2008年/三輪能の日に)

 

   

(今日は奈良の広瀬神社の砂かけ祭り。2006年に撮す

 

記録だけ  

 

2009年度 23冊目  

 

 『ひとり歩きの 奈良

 “観る旅”“歩く旅”のガイドブック

 

 

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 関 康夫 編集

 1999年9月21日第2版

 JTB印刷 

 367ページ 1350円+ 税

 

 以前から何度も手にとっては楽しんでいる本書だが、今日全部をとおして楽しむ。

 行きたいところがいっぱい。

 そういうと、まだ浄瑠璃寺には行ったことがない。

 今年は月ヶ瀬梅林に行きたいな。

 吉野の桜も楽しみたい・・・。

 一月の外出疲れで 二月になってまだ一度も本格的には出かけてない私。

 何処かに行きたいという気持ちが膨らむ。

 春はそこまできている。

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2009-02-11 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

 写真上は 中国山西省の民家の窓。

 煉瓦作りの家に、洋風の形の窓。

 山西省は電気は通っているが、未だに石炭やロウソクを生活に取り入れている所も多い。

 日の暮れる頃には疲れ切ったロバが 石炭をのせたリヤカーを見ることができる。

 のどかだとはいってられない。

 その地に住む人々は、必死で生きている。

 

       

 

 写真二枚目は イランのモスク室内からみた窓。

 窓の外には庭を歩くチャードル姿の女性がかすかに写っている。

 イランでよく見る光景。

 上の写真は 以前『神秘と詩の思想家』メヴラーナの読書記録の時に使用したものである。

       

 

 三枚目は私たちになじみ深い、茶室から見た丸窓。

 私の好きな雪舟寺(京都)の窓である。

 

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 三枚の窓の写真を前にすると、すこぶる気持ちが良い。

 私にとって居心地がよいといえる。

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22: 民俗と文化の同一性を探る 『日本文化のふるさと』  岩田慶治 著  角川選書 

2009-02-11 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

 (写真は民族学博物館にて撮す  ↑)

 

 

    

(今日は奈良の広瀬神社の砂かけ祭り。2006年に撮す ↑)

 

記録だけ  

 

2009年度 22冊目  

 

民俗と文化の同一性を探る『日本文化のふるさと

 

 

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 岩田 慶治 

 平成3年12月5日第1版

 角川書店

 角川選書 222

 1300円+ 税

 

 二月十日。

 約一週間ぶりで本を読み終える。

 今月は まだ五冊目か・・・。

 何をするでもなく漠然とした空白の時間。

 反省点は多い。

 

 民俗と文化の同一性を探る『日本文化のふるさと』はほんの名でもわかるように日本文化をアジア諸外国戸比較検討しながら紐とかれていた。

 中国やタイの話は日本文化の元になっている部分も多く、興味深い。

 

 共通点が多いとはいえ、タイとビルマの国境産地に住むイコー族(アカ族ともいう)の村の入り口に立てられた鳥居は、今現在の日本で見られる鳥居にそっくりだ。(四十六ページ)

 また鳥居の横木の取り付けられた木彫りの鳥は、日本の初期の木 一本を立て上に鳥をのせたと伝えられているる鳥居を思い浮かべる。(四十七ページ)

 なお、木 一本を立て上に鳥をのせた鳥居は、大阪の国立民俗博物館でも見ることができる。

 

 タイの出産の方法は、日本のケガレとしての隔離された様子を思い出す。

 意味合いは日本とは逆とされているが、ハレとケガレは逆一対とされる考え方もあるので、あながち無関係とも言い難い。

 

 死における『魂夜這』は興味深い。

 死に瀕し 霊魂が身体から去ろうとするのを、何とかとどめようとする。

 人が死に行こうとするとき、『カン・ピー』という古書を持ち出して、必ず死ぬ運命かどうかを判断するという。

 こういった魂夜這の習慣は、ラオ族、タイ族、クメール族に広く行き渡っているらしい。

 

 クメール族の神の木偶は日本のこけしの形に似ている。 

 二対の木偶はクメール族の村祠(そんし)である。

 滋賀県の安土町の弥生式遺跡跡から発掘された日本最古の木偶と クメール族の木偶とのあいだに、一脈通じるものがあると、著者は書かれている。

 

 稲作儀礼なども紹介され、興味は尽きない。

 日本文化に焦点をひく本書は、誠に面白くためになった事を付け加えておく。

 

 

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