乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

72; 怪異の民俗学 8 『境界』  小松和彦 責任編集  河出書房新社

2009-05-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫
 記録だけ  2009年度 72冊目          



   怪異の民俗学 8 『境界』



 小松和彦 責任編集 

 2001年6月20日 

 河出書房新社

 448ページ 4000円+税   

                                            



 怪異の民俗学シリーズ 7『異人・生け贄』に続いて二冊目。

 怪異の民俗学 8 『境界』を今しがた読了。

 柳田邦男、宮田 登 、小松和雄、常蜜徹等諸先生方は7『異人・生け贄および今回も書かれていた。

 小松和雄氏は『境界』において、私の好きな赤坂憲雄先生の『境界の発生』を絶賛されていた。(ニンマリ)



 まず初めには山口昌男氏と宮田登先生(ニンマリ)の総論。

 驚いた。

 山口昌男氏の出だしはよくよく考えてみると簡単な内容なのに,外国語のようにわからない。

 何度も戻っては繰り返して読み,声に出し,それでもチンプンカンプン。

 自己嫌悪に陥り,頭がしびれ始めた。

 9ページから18ページまでは,わかったようなわからなかったような状態でお手上げだった。

 仕方がないので子供(娘)に細やかに解き説明してもらった。(だはは!)

 19ページ目からあとは面白かった。

 良かった良かった。



 編み笠(節分)の話は全く知らなかった。

 面白いものだなぁ。



 思いついた順番に,興味深かったことを連ねておこう。

   
   編み笠(節分)
   杖
   音を出す
   賽の河原
   箒
   廁
   子ども・老人(産声など)
   辻と占
   辻(歌舞伎、能、芸能、謡、芝居、相撲、宝引き ほか)


 
 今回も時間がかかった。

 四日もかけて読んだ 怪異の民俗学 8 『境界』だが 、面白い箇所が多い。

 楽しめる満足のいくものだった。

 怪異の民俗学シリーズも,なかなかしゃれている。













  赤坂憲雄先生記録 ▼


 怪異民族学 8 『境界』  小松和彦 責任編集  河出書房新社


『東北学 / 忘れられた東北』  赤坂憲雄 著   株 講談社


 怪異の民俗学 7 『異人・生け贄』  小松和彦 責任編集 河出書房新社
2009-05-07 | 乱鳥乱読記録/2009年度


明治大学公開文化講座 XIV『文化における「異」と「同」』 風間書房
2009-03-20 | 乱鳥乱読記録/2009年度


『民俗を織る旅』(五柳叢書)  赤坂憲雄 著  株 五柳書院
2009-02-18 | 乱鳥乱読記録/2009年度


26: 『境界の発生』  赤坂憲雄 著  講談社学術文庫
2009-02-17 | 乱鳥乱読記録/2009年度

       
コメント
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