乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『絵本常盤草』上・中巻  西川 祐信画 享保十九年  (奈良県立美術館、国会図書館、京都大学) 

2024-08-21 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等
『絵本常盤草』上・中巻  西川 祐信画 享保十九年  (奈良県立美術館、国会図書館、京都大学) 


  

上巻 奈良県立美術館


中巻 奈良県立美術館

西川 祐信とは (ウィキペディア)

 西川 祐信(にしかわ すけのぶ、寛文11年(1671年) - 寛延3年7月19日(1750年8月20日))とは、江戸時代前期から中期にかけての浮世絵師。

 江戸を中心とした1枚摺の作品で主に語られる浮世絵の歴史の中で、祐信は京都で活躍し、絵本を主に手がけたためやや等閑視されるきらいがある。

 しかし、当世風俗描写を主体としていたそれまでの浮世絵に、祐信は古典の知識を作中に引用してこれを当世風に表すなど、抑揚の効いた理知的な美を追求し、次代の浮世絵師たちに大きな影響を与えた。









貴重書資料(国会図書館、京都大学)

国会国立図書館デジタルコレクション 『絵本常盤草』上・中・下巻


京都大学貴重資料デジタルアーカイブ  『絵本常盤草』










 
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『年中行事絵巻』60 【巻九 祇園御霊会】 5 中央公論社 小松茂実  日本絵巻大成  

2024-08-21 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風
『年中行事絵巻』60 【巻九 祇園御霊会】 5 中央公論社 小松茂実  日本絵巻大成 




 しばらく休んでいましたが、『年中行事絵巻』を再開します^^




写真は、【巻八 騎射】





前回の『年中行事絵巻』59 【巻九 祇園御霊会】 4の内容
【巻八 騎射】
祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)は、 天禄元年(970)   
 一説によると、貞観十八年(976)に、始まるという。
 六月七日〜十四日まで
(始まりの頃は、十日足らずだったようだ。現在は一ヶ月間)
 ただし、この祭りは今なお、京都の祇園祭の名によって、七月十七日から二十四日まで行われると本書に記載があるので、現在のようなお稚児さんなどの行事は当初はなかったのかもしれない。

 疫病よけの祈願の御利益があると言われる。


 巻九のはじめは、 御旅所〜列見所に向かう光景
 巻九巻 二紙には築垣をめぐらした棟門の前 

 田楽
 い垣に水干を着けた田楽法師

 笛、太鼓、編木(びんざさら)を鳴らしはやしたてる。
 太鼓を宙に高く放り投げる

 編木(びんざさら)は、拍板とも書く。


 巻九巻 四紙
 路上を進む騎馬四人

 乗尻(のりしり)(騎手)
 突然一頭の馬が、つんのめる
 乗尻(のりしり)(騎手)はもんどり打って落馬した。

 もんどり打つとは(大辞泉)
 とんぼ返りをする。宙返りをする。もんどりうつ。「はずみで―・ってひっくり返る」





八紙~十紙
 後ろに巫女が従う
 水星を付けた紙人たちが従う。

 舞楽の三手
 鉾(箱)を小脇に抱え、路上に舞う。

 後ろに荷太鼓(下部と僧が担ぐ)

 太鼓の後ろに、鍾

 欄傘を被る楽人たち

 獅子が舞いながら、進む。
 





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奈良県立美術館「江戸時代のきもの」 1 【特別陳列】日本の伝統文化を知る 2024

2024-08-21 | 美術・文様・展示物

   奈良県立美術館「江戸時代のきもの」 1 【特別陳列】日本の伝統文化を知る 2024



奈良県立美術館「江戸時代のきもの」【特別陳列】日本の伝統文化を知る 開催  R6.7.13㈯~8.25㈰



 奈良県立美術館「江戸時代のきもの」を見る。

 私は生まれ育ちが京都だったので、湯のしだの、のり置きだの、白抜きだのといった馴染みの言葉が多く説明書きされていた。

 
 面白く感じたのが、染色のにも。
 この文様の着物が、確か二枚あったと思うが、焼き物や刀の鞘ほどの派手さはない。
 染色にも魚々子文様があったのかと、(魚々子だけに)目からうろこ。

 
 ろ(夏用)の着物が思いのほか多く展示されていた。


 文学作品や歌舞伎で見る着物が多く、うっとりとした。


 武家と公家など身分によって違う着物が展示されていた。
 この展示企画は思っているよりも面白く感じた。

 
『職人歌合図屏風』(江戸時代)が展示されていたが、また機会があれば次回に記録したい。

 

 
 桜下二美人図
 石黒洞秀
 江戸時代

 
 打掛と間着




 御殿女中図
 歌川豊国 作
 江戸時代
 
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映画『この子は邪悪 』4.3★/5  2024年  監督:片岡翔 脚本:片岡翔   玉木宏 桜井ユキほか

2024-08-21 | 映画

  映画『この子は邪悪 』4.3★/5  2024年  監督:片岡翔 脚本:片岡翔   玉木宏 桜井ユキほか  


 映画『この子は邪悪 』を見たが、筋書きが大変面白かった。

 起承転結が思うように進んでいくのだが、玉木宏の熱演で心をひきつける。

 見てよかったと思える作品の一つ。

 こういう映画にあたると、続けざまに映画を見たくなる。

 考えれば考えるほど、怖い映画である。


 文学作品でも芸術作品でもない娯楽作品であるが、丁寧に寝られた話を丁寧に創りあがられた秀作。
 
 よって、ここではあえてネタバレは控えたい。


 今回も見たという記録のみにて失礼いたします。






監督 片岡翔
脚本 片岡翔

出演者 南沙良 大西流星(なにわ男子) 桜井ユキ 渡辺さくら 桜木梨奈 稲川実代子 二ノ宮隆太郎 玉木宏


2024年
100分

キャスト
窪花:南沙良 四井純:大西流星(なにわ男子) 窪繭子:桜井ユキ 窪月:渡辺さくら 窪繭子:桜木梨奈 四井純の祖母:稲川実代子 鮫川祐一:二ノ宮隆太郎 久藤今日子 窪司朗:玉木宏
コメント (8)
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