乱鳥の書きなぐり

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九月松竹大歌舞伎 昼の部『御摂勧進帳』『男女道成寺』『人情噺文七元結』(18景)

2011-09-22 | 歌舞伎




   新歌舞伎座 新開場一周年記念 九月松竹大歌舞伎 昼の部


            

  
 新歌舞伎座劇場内は撮影禁止だそうで、上はそれを知る前に撮ったたった三枚の写真でございます。



            

 

         

  

            
 
  


 もう随分前のことだが、9月7日 新歌舞伎座 新開場一周年記念 九月松竹大歌舞伎の昼の部を見た。

 演目が次の通り

    

   昼の部『御摂勧進帳』『男女道成寺』『人情噺文七元結』




   


   『御摂勧進帳』

      

     九月松竹大歌舞伎の昼の部の『御摂勧進帳』がすこぶるよかった。

     テレビで見る『御摂勧進帳』弁慶の橋之助丈よりも数倍見得がカッコいい。

    『霧太郎天狗酒盛』の時には最前列かぶり付きで観劇し、その魅力に参ってしまったが、今回も素晴らしい舞台で満足した。

    『御摂勧進帳』という演目は十代から気になっていたもので、何度見ても嬉しい。

     舞台を見たという満足感が大きく、今年見た中でもかなりよい舞台のひとつだと感じた。



     ただいつもの橋之助丈と少し違う部分は、言葉を分かりやすく話しておられた点だろうか。

     おそらく新歌舞伎座という劇場に合わされたのだと感じた。

     あとで出てくる『人情噺文七元結』↓

     少々ドタバタ加熱気味の勘三郎さんにおいても同じ理由だと考えているが、思い過ごしかもしれない。





   『男女道成寺』

       

     何度も楽しんでいる『男女道成寺』だが、今回の七之助さんも舞いが丁寧で美しかった。

     手まりの場面で勘太郎さんがソフトボールくらいの所作になったのは少し残念だったが、全体のおいて満足のいく舞台だった。




      
   『人情噺文七元結』

      

     今回の『人情噺文七元結』は役者さん全体で、音楽でいうと前に前にと勧められていたような気がする。

     アップテンポでキレがいいが、何かいつ元ようすが違った。

     舞台では扇雀さんの頭を何度もたたいたりで思わぬ方向に加熱されていたようだ。

     隣関のご婦人は、「カンザさん、完全に治られてよかったですね。」とにこやかであった。

     若干わたくしとしては感じる部分があったが、ここでは省略。

     わたくしも勘三郎さんが舞台に立たれたことにおいて、純粋に喜んでいる。

 


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