映画:『14歳』『赤目四十八瀧心中未遂』大西滝次郎 寺島しのぶ『タキシード』ジャッキー・チェン
『14歳』
★★★★★ ★★★★☆
監督・出演:廣末哲万
脚本:高橋泉
出演:並木愛枝 藤井かほり 渡辺真起子 香川照之
2006年
PFFパートナーズ
115分
カラー
映画『14歳』は、決してあの頃を忘れない大人たちの映画であり、14歳前後で大人の感覚を持ち始めた者たちのための映画であり、さらに、まともな大人になろうと日々悩む多くの人々に伝えたい映画である。 作中のエピソードは、脚本を担当した靍橋泉の記憶に基づいている。 脚本に生身の人間のリアルな息遣いを与えたのは、監督&主演の廣末哲万。 理解されることを希求する子供たちと、教師であることに悩み惑う教師たちの集う、学校という閉塞された空間の息苦しさ。同時に、学校の外でかつて14歳だったときの記憶に窒息しそうな大人たち。の、ふたつの世界が描かれる。 大人と子供のコミュニケーションは、理解すること、は可能なのか? 人の記憶は、関係をつくることに役に立つのか? 人は、人にどこまで関われるのか?
見る前は期待してなかった。見ると相当面白かった。
好きな映画だと感じる。

『赤目四十八瀧心中未遂』
★★★★★ ★★★☆☆
監督:荒戸源次郎
原作:車谷長吉
脚本:鈴木棟也
出演:大西滝次郎 寺島しのぶ 大楠道代 内田裕也
2003年
赤目製作所、T.M.R、衛星劇場
160分
カラー
直木賞を受賞した車谷長吉の同名小説の映画化。この世に居場所を見いだせない青年と、謎めいた女性の死出の旅路を綴った人間ドラマ。生島与一は、人生に絶望しこの世界に自分の居場所はないと思い定め、陋巷に身を沈めんと尼崎に流れ着く。そして焼鳥屋の女主人の世話で毎日臓物をさばく孤独な日々が過ぎて行った。ある日、彼の前に同じアパートに住む綾という女が現れ、彼女に惹かれ至福の時を味わい、「この世の外へ連れて行って」という一声に誘われ、死出の旅路、赤目四十八瀧を登ることになる。毎日映画コンクール日本映画大賞・女優主演賞、ブルーリボン賞作品賞・主演女優賞、キネマ旬報日本映画主演女優賞、報知映画賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞 他数々の映画賞を総ナメ。
すべてのつじつまが上手く行き届き、起承転結の成功例。
だが、sの筋書きがすべてコインロッカーでの男の夢であったという風にも、わたしはとれた。
二つの筋を、映画を見ながら多っといる自分に気づく。
面白い試みだと感じた☆
俳優 大西滝次郎さんが好印象。
寺島しのぶさんはお嬢様であるにもかかわらず、仕草など よくがんばられたと感じた。

『タキシード』
★★★★★ ★★★☆☆
2002年
ケヴィン・ドノヴァン (監督)
ジャッキー・チェン、ジェニファー・ラブ・ヒューイット ケヴィン・ドノヴァン (監督)
久しぶりにジャッキー・チェンを楽しむ。
調べて見ると評価は低かった。
わたしは楽しくって満足。おもしろかった~☆