乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

137; 『伝える力』「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!  池上彰 著  2008年

2011-11-02 | 読書全般(古典など以外の一般書)





     137;  『伝える力』「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!



 
 
               





 池上彰  著

 PHPビジネス新書

 2008年

 205ページ ¥ 840




第1章「伝える力」を培う
1.「日銀」とは何か、説明できますか?
2.深く理解していないと、わかりやすく説明できない
3.教科書はわかりにくい
4.まずは「自分が知らないことを知る」
5.謙虚にならなければ、物事の本質は見えない
6.何を取り、何を捨てるか
7.プライドが高い人は成長しない
8.聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
9.「よい聞き手」になるために
10.V6井ノ腹さんとTOKIO国分さんの人気の秘密
11.自分のことばかり話さない
12.相手の「へぇー」を増やす


第2章 相手を惹きつける
13.(1)映画や関連記事に学ぶ“つかみ”方
14.(2)景気が回復したのは小泉内閣のおかげです?
15.(3)「元次期大統領のゴアです」
16.(4)10秒あれば、かなりのことを言える
17.(5)「型を崩す」のは型があってこそ
18.(6)言うべきか、言わざるべきか
19.(7)会議では一人一人の目を見ながら話す


第3章 円滑にコミュニケーションする
20.(1)「爆笑問題」の危機管理
21.(2)その言葉に“愛情”はあるか
22.(3)綾小路さんや毒蝮さんの毒舌が受け入れられるわけ
23.(4)「村上世彰発言」の問題点
24.(5)成功して好かれる人、成功して嫌われる人
25.(6)悪口は面と向かって言えるレベルで
26.(7)叱るのは「一対一」が大原則
27.(8)褒めるときは「みんなの前で」
28.(9)「聞く」ことで「伝わる」こともある
29.(10)理屈ではない感情もある
30.(11)謝ることは危機管理になる
31.(12)苦情を言うときのポイント
32.(13)「実りある苦情」にするために
33.(14)苦情電話の対応法


第4章 ビジネス文書を書く
34.(1)フォーマットを身につける
35.(2)優れた文章を書き写す
36.(3)現地調査では「素材」を探す
37.(4)演繹法か、帰納法か
38.(5)「緩やかな演繹法」
39.(6)「五感」を大事にする
40.(7)問題は「中身のない文章」


第5章 文章力をアップさせる
41.(1)「もう一人の自分」を育てる
42.(2)プリントアウトをして読み返す
43.(3)寝かせてから見直す
44.(4)音読する
45.(5)上司や先輩に読んでもらう
46.(6)人に話しながら、書く内容を整理する
47.(7)ブログを書く
48.(8)新聞のコラムを要約する


第6章 わかりやすく伝える
49.(1)氾濫する“カタカナ用語”
50.(2)カタカナ用語は社外の人には使わない
51.(3)「~性」「~的」はごまかしが利く
52.(4)漢語表現や四字熟語の使い方
53.(5)「難しいことも簡単に」書く、話す
54.(6)相手の立場になって伝える
55.(7)図解はあくまで手段
56.(8)矢印を使い分ける
57.(9)図に入れる文字は最小限に


第7章 この言葉・表現は使わない
58.(1)「そして」「それから」
59.(2)順接の「が」
60.(3)「ところで」「さて」
61.(4)「いずれにしても」
62.(5)メールの絵文字


第8章 上質のインプットをする
63.(1)アウトプットするには、インプットが必要
64.(2)小説を読む
65.(3)人間と語彙の幅を広げる
66.(4)落語に学ぶ
67.(5)スケジュール管理がビジネスを左右する
68.(6)スケジュールは公私ともに一冊で管理する
69.(7)年始に大まかな一年の予定を組む
70.(8)思い立ったらすぐにメモ






 同じことを言っていても毒になる言い方とそうでない場合があると記されていた。

 著者 池上彰さんは紳士的で慇懃無礼な程、丁寧な口調。

 ……



 もっともだとうなづく部分多々あり。

 使える部分多し。



 本書は結構短時間で読み切れるが、尚時間に制限のある方は、目次だけでもよくわかる。

 若いビジネスマンは参考部分が多く、読んでも損は無い。


 
 今回は題名や目次のみの記録にて失礼申し上げます。

 

 



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136;『なぜ日本人はとりあえず謝るのか』「ゆるし」と「はずし」の世間論  佐藤直樹 著 2011年

2011-11-02 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫



     136;  『なぜ日本人はとりあえず謝るのか』「ゆるし」と「はずし」の世間論 (PHP新書)



 
 
               





 佐藤 直樹 (著)

 PHP新書

 2011年3月

 216ページ 720円


     

本の内容

日本人は謝ることで「世間」に属することを許され存在論的安心を得る。それは「個人」が確立されていないから。本質をつく日本人論。

目次

第1章 日本人を縛る「世間」とはなにか―なぜ年齢にこだわるのか
第2章 「世間」における「ゆるし」と「はずし」―日本の犯罪率が低いわけ
第3章 「はずし」としての厳罰化―「後期近代」への突入か
第4章 「ゆるし」としての刑法三九条―理性と自由意思をもった人間?
第5章 「ゆるし」としての少年法―「プチ世間」の登場
第6章 謝罪と「ゆるし」―出すぎた杭は打たれない



  



『なぜ日本人はとりあえず謝るのか』を読了。


 まずは日本における贈与形態から日本を縛る「世間」に導かれる。

 具体例を多く取り上げられ、「はずし」としての厳罰化まで来ると、場合によっては納得いく部分も割合に多い。

 第4章真で読むよ、著者の本書を書かれた経緯にふれる。

 ここでは次のように記される。

【「近代警報の答えは、犯罪をおかした精神将棋社には理性と蚊自由磯が存在せず、犯罪をしない洗濯可能性(省略 「他行為可能性」)が無いから」という理由で 障害者の処罰が免除されたり軽減されることにおいて納得ができなかった(要約)】

 著者の【わたしは納得できなかった。】という理由、そして疑問が、著者自身の責任拳銃の出発点となったと書かれている。  107

 これについてはケースによっても各個人の考えによっても大きく意見は別れるところか…、わたしにはわからない。



 本書死刑の部分では著者は次のように記されている。77-80

【日本の死刑制度は、ケガレとミソギという「世間」の「呪術性」の、いわば中心としている。他のヨーロッパ先進産業国と異なって、日本の「世間」での死刑制度が圧倒的に支持されるのは、その「呪術性」のゆえにほかならない。】79

 ここにおいても各個人の考えによっても大きく意見は別れるだろう…、わたしにはわからない。

 作家 辺見膺(よう)氏によれば日本の死刑は呪術的なしきたりに従って行われているらしい。

      たたされる位置  丑虎 北東 鬼門 穢れが立つ場所   辺見膺(よう)『愛と痛み』   78




 第五章「「ゆるし」としての少年法」の一例ではあるが「山形マット事件」の本質を知り、身震いした。   157


  
 
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11月2日 ヨーロッパとメキシコの「死者の日」から「おんだ祭り」を連想する。

2011-11-02 | 乱鳥徒然 Rancho's room.




     


 11月2日

 今日はヨーロッパとメキシコでは、死者の日

【ヨーロッパでの死者の日】はカトリック教会で全ての死者の魂のために祈りを捧げる日で、諸聖人の日(諸聖人の祭日)の翌日にあたる11月2日が死者の日となる。死者の日が主日と重なった場合も、死者の日のミサが捧げられる。カトリック教会では、ミサの聖書朗読配分が定められているのだが、死者の日に関しては固定されておらず、死者のためのミサのものから自由に選ぶ事が出来るのだそうだ。


【メキシコでの死者の日】は家族や友人達が集い、故人への思いを馳せて語り合う。祝祭はカトリックにおける諸聖人の日である11月1日と翌日2日に行われる。地域によっては、10月31日の晩も前夜祭として祝われる。

【メキシコでの死者の日】は墓地にも派手な装飾が施され、夜間にはバンドによる演奏なども行われる。カボチャを飾り仮装をしてパーティを行うなど、ハロウィンとも共通する点が多くあり、実際にルーツは近似している部分があるという。

 とはいえハロウィンの起源は収穫祭だと言われている。

【収穫祭と死者の日】

 日本では【五穀豊穣と子孫繁栄】を祈願した『おんだ祭り』を思い浮かべる。

 死者の復活、或は柳田國男氏のいう「死と再生」を考えると、ユーロッパやメキシコにおける「収穫祭と死者の日」と日本の『おんだ祭り』「五穀豊穣と子孫繁栄」も、まんざら無関係とはいいきれないと考えるが、確証はない。






        死者の日 = ウィキペディア 参考


    



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