乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『梁塵秘抄』 極楽歌 六首 「極楽浄土のめでたさは 一つもあだなることぞなき 」新潮日本古典集成

2014-09-04 | 梁塵秘抄(今様)
    (写真は『蔵謎』ヤン・リーピン  蔵謎大劇院(劇場) 中国 四川 九寨溝ふもと)


 


『梁塵秘抄』 極楽歌 六首 「極楽浄土のめでたさは 一つもあだなることぞなき 」新潮日本古典集成

 

 只今読んでいる途中の
  『梁塵秘抄』
    新潮日本古典集成31回 榎克朗、
    日本詩人選22 西郷信綱
   (新潮日本古典集成31回 榎克朗から書き出す 以下省略)
  から、
    今回は 極楽歌 六首を書き写す。

 
   極楽歌 六首
 175 極楽浄土は一所(ひとところ)
    つとめあければ程(ほど)遠し
    われが心の愚かにて
    近きを遠しとおもふなり
          P.82(新潮日本古典集成31回 榎克朗から書き出す)

 176 極楽浄土の東門(とうもん)は  
    難波の海にぞ対(むか)へたる
    転法輪所(てんぽうりんしょ)の西門(さいもん)は
    念仏する人 参れとて
          P.83(同上 以下省略)

 178 極楽浄土のめでたさは
    一つもあだなることぞなき 
    吹く風 立つ風 鳥もみな
    妙(たへ)なる法(のり)をぞ唱(とな)ふなる 
          P.83
       
 179 極楽浄土の宮殿(くでん)は  
    瑠璃の瓦を青く葺(ふ)き
    真珠の垂木(たるき)を造り並(な)め
    瑪瑙(めのう)扉(とぼそ)を押し開き
          P.83-84

    
 


 以前書き写した歌 ▼  

 116 女人 五つの障りあり
    無垢の浄土はうとけれど
    蓮華し濁りに開くれば
    龍女(りゅうにょ)もほとけになりにけり  P.60(新潮日本古典集成31回 榎克朗から書き出す 以下省略)


 180 十方仏土の中には
    西方をこそ望むなれ
    品蓮台(くほんれんだい)の間(あひだ)には
    下品なりとも足(た)んぬべし  
          P.84

 181 浄土はあまたあんなれど
    弥陀(みだ)の浄土ぞすぐれたる 
    品(ここのしな)なんなれば
    下品下(げひんげ)にてもありぬべし  
          P.84


 359 遊びをせんとや生まれけむ 
    戯れせんとや生まれけむ
    遊ぶ子どもの声きけば
    わが身さへこそゆるがるれ      P.151

鳥合わせ
 386 烏は見る世に色黒し
    鷺は年は経れ(ふれ)どもなほ白し
    鴨の頸(くび)をば短しとて継ぐものか
    鶴の脚(あし)をば長しとて切るものか
          P.162

 387 小鳥の様(よう)がるは
    四十雀(しじゅうからめ) ひは鳥 燕(つばくらめ)
    三十二相 足らうたる啄木(てらつつき)
    鴛(をし) 鴨 そい 川に遊ぶ   
          P.162
               そい=カワセミ
 388 西の京行けば
    雀 燕(つばくろめ) 筒鳥(つつどり)や さこそ聞け
    色好みの多かる世なれば
    人は響む(とよむ)とも 麻呂だに響まずは(とよまずは)
          P.162
          387 燕(つばくらめ)
          388 燕(つばくろめ)

 394 女の盛りなるは
    十四五六歳 二十三四とか
    三十四五にし なりぬれば
    紅葉の下葉に異ならず        P.165

 410 頭(こうべ)に遊ぶは頭虱(あたましらみ)
    項(をなじ)の窪を極めて(きめて)食う(くう)
    くしの歯より天降る(あまくだる)
    麻小け(まごけ)の蓋にて命(めい)終わる   P.170-171

 556 東(あずま)には
    女はなきか 男巫女(おとこみこ)
    さればや神の男には憑く(つく)   p.219

 557 神ならば
    ゆらら さららと降りたまへ
    いかなる神か もの恥はする     P.219

 558 この巫女は様がる(ようがる)巫女よ
    帷子に 尻をだにかかいで
    ゆゆしう憑き(つき)語る これを見たまへ  P.219-220


 

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『蔵謎』 ヤン・リーピン出演  舞台写真(40枚+1) 蔵謎大劇院(劇場)中国 四川 九寨溝ふもと

2014-09-03 | 舞台・芝居



   『蔵謎』 ヤン・リーピン出演  舞台写真(40枚+1)   
        蔵謎大劇院(劇場) 四川 九寨溝ふもと 


 

 物語はチベットに古くから伝わる伝記。
 五体投地で聖地ラサを目指す一人の老婆「阿妈」。彼女が三年という歳月をかけて旅をする中で見聞きしたチベット族の歌や舞、宗教儀式、伝統祭典が、芝居を交えて舞台上で展開されていく。
 そして、季節は巡り、寒い冬のある日。志半ばで命を落としてしまう老婆の悲しい運命。そして、そこに待ち受けていたものとは・・


 

    
    
    
    
    
    

 以前方一度観たいと思っていたヤン・リーピン出演の『蔵謎』を運良く楽しむ事ができた。
『蔵謎』は舞台の面白さや美しさもさることながら、話の展開が明確でした。
 最後、寿命が尽き果てる老婆に足をかけ、起こそうとします。動かぬ飼い主に悲しみのあまり鳴く羊。
 生きた山羊が完璧に演じてくれました。
 山羊の間の良い動きと悲しく聞える声に、感動の涙を誘います。
 会場中にどよめきと拍手が巻き起こりました。
「転生」
 華やかさや衣装や音楽や踊り。チベット仏教をふまえたエロチックに感じさせる場面さえも美しい絵にしてしまう『蔵謎』にただただ拍手を送っておりました。

 

 『シャングリラ』ヤン・リーピン出演  雲南省にて
  ブログ記録では、【雲南映像『孔雀舞』 大型原生恋歌舞集】

 第一場 「巡礼」

 チベット族の代表的な楽器。チベット宮廷楽の主な伴奏楽器でもある。また歌や踊りと一体になった群舞にも使われる。別名をジャムネンといい、伝説では太古の昔チベット高原が海だったころリズミカルな波の音が遠くまで響いたという。ある日波間から琴を手にした天女が現れ恋の唱を歌った。その時からチベット人はこの楽器を愛用するようになった。

 
 前席の中国人の殿方は舞台中動画を撮っておられ、合間合間に写真を撮影されていました^^
 わたくしは舞台と彼のカメラに二つで舞台を楽しむ事ができ、二倍の喜びです…か?(笑)

 

 

 

 

 

 第二場 「労働」

 農民舞踊で四川省甘孜地区の「バタン弦子」が最も有名。必班(チベット式二弦琴)奏者がリードダンサーとなり群舞はその伴奏で歌う。民族衣装の長い袖を存分に利用した舞でその舞姿は敦煌の壁画にも見られる。敦煌壁画に描かれているのは漢族の女性で、当時漢族とチベット族に文化交流があったことがわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第三場 「賽装」

 チベットではヤクは「高原の舟」と呼ばれ、チベット人に不可欠な相棒とも言える。昔からヤクの肉を食べ、バターを作り、乳を飲み、糞を燃料にし、革で服や靴を作り、住むテントも作った。そのためチベット人はヤクに特別な愛情を持っている。まさにチベットのシンボル、チベット人の守護神ともいえる。ヤクダンスはチベットの民間芸能で漢民族の獅子舞と同じようなものだ。吉祥を祝う意味でチベット各地の祭に踊られている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第四場 「転生」

 ポタラ宮など寺院の修復工事に係わることはチベット人にとって誇りだ。無報酬でも各地から人が集まり作業の列に加わる。彼らは道具を打鳴らし、歌を歌い作業の疲れを癒す。打阿嘎はこうした中から生まれた珍しい歌舞だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 巡礼の途中で死ぬのは一種の幸福だとチベット人はいう。なぜなら魂は帰依し、それが輝かしい転生の始まりだからだ。



 死を知らなければ生を理解することはできない。
 チベット族は人類文化遺産の貴重な一部分として独自の文化風習を残している。
 生活習慣、信仰、婚礼、参拝、読経、鳥葬、生き仏(ラマ教の高層)、輪廻思想など
 チベット文化は今日では世界中の注目の的だ。
「蔵謎」の中で描かれる老婦人「阿妈」の巡礼と転生はチベット族の死生感を表現している。生と死は常に一体であること。死は新しい生の始まりであること。老阿妈の五体当地は天をよりどころとし、死は生命の意義を映し出す鏡である。
 苦を知らなければ、楽を体験することはできない。
 チベット文化が流行している理由のひとつは彼らが雪の高原地帯に住むからだ。
 その厳しい自然環境は、彼らの憂いのない安静な生活態度と好対照をなしている。
 チベット仏教では人の心が苦と楽を生み、そこから心を安静にする能力が育つという。心の本質は安静への悟りなのだと説く。チベット人は信仰によりこのような特性を持つのだ。「蔵謎」の中でチベット族が苦を快楽に変え、煩悩を悟りに変える彼らの本質がよく表されている。ヤン・リーピンはチベット文化を掘り起こし、輪廻転生の思想を舞踊で再現した。
 それこそ孔雀から度母(菩薩)への転生と言えるだろう。また優しい美から知の美への昇華でもあり、自然礼讃が生命賛美へと登りつめたといえる。
「蔵謎」ではヤンは「度母」(菩薩)という優しく穏やかな慈悲の化身を舞台に再現している。埃にまみれた心は菩薩の涙に洗われることにより、物欲に満ちた世界においても人の命を尊び、生命のよりどころを思いやる心に変わる。そして生命の真相と謎が明かされるのだ。


 詳細は全て『クラゾナ』引用
 http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/11_liping/special.html




          2014年8月初旬
          
          『蔵謎』 
           ヤン・リーピン出演







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蔵謎大劇院 【ヤン・リーピン出演】雲南省 麗江で『シャングリラ』、再び四川省で『蔵謎』を観た。(10景)

2014-09-02 | 中国 2006~2019(7回)・台湾・ベトナム


    

 

 
 蔵謎大劇院

    

 

 四川 九寨溝のふもとに位置する蔵謎大劇院に行きました。
 かねてから観たいと思っておりましたヤン・リーピンの『蔵謎』(クラゾナ)を見る事ができ、とても有意義な時間を過ごす事ができました。

 ヤン・リーピンはチベット族(少数民族)の舞踊家です。
 以前雲南省に行きましたおり、食事を終えてから後に、夫と二人で単独行動。タクシーに乗り、劇場へ直行。『シャングリラ』を見ました。
『シャングリラ』は中央、前から7番席で、欧州や米国からの旅行者に囲まれておりました。
『蔵謎』は中央席、前方5番、中国人に紛れての日本人数名余の観劇でした。

 『シャングリラ』
  ブログ記録では、【雲南映像『孔雀舞』 大型原生恋歌舞集】

 随分前からみたかった 成都にて「川劇」も楽しむ事ができ、多少舞台の好きなわたくしにとっては、今回の中国の旅も感慨深い者が有りました。
「川劇」は最前列の為か、撮影禁止とあいなってしまいました。ですが、『蔵謎』は写真を少しばかり撮ってまいりました。
 舞台の写真は次回予定しております。
 今回は 四川 九寨溝の蔵謎大劇院の様子を記録させて頂きます。

 
 蔵謎大劇院と近くの山

 
 蔵謎大劇院入り口

 
 蔵謎大劇院入り口の天井

 
 蔵謎大劇院の外に置かれた瓦

 
 蔵謎大劇院の外に置かれた瓦

 
 蔵謎大劇院の外に、キュートな窓

 
 蔵謎大劇院入り口 
 中国語は知りませんが、漢字の雰囲気で察知しています…か?(笑)
 
 蔵謎大劇院入り口 柱


    
    
   


     2014年8月初旬  中国
     



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廣瀬神社「水神」 『河相宮縁起』(崇神天皇の時代に創建。「水神」として崇められていたらしい…。)

2014-09-02 | お出かけ




   廣瀬神社「水神」


 廣瀬神社は、大和川を軸に、曽我川、飛鳥川、竜田川等など奈良盆地の四方へ分岐する分水界の位置に鎮座する古社です。
『河相宮縁起』のよると、崇神天皇の時代に創建されたとされ、往古より「水神」として崇められていました。

  『河相宮縁起』とは
   大永二年(1523年)百済寺僧学辧が書き写した、年代不詳の「旧社地絵図」

 生駒山地の南端の高台に位置する龍田大社の「風神」と対となって篤く奉られている。

      龍田大社内 白龍神社

 廣瀬神社の境内には、池があります。
 
 そこには龍神様がまつるられています。
 
 御主神は水の守り神で、山谷の悪水を良水に変え河川の氾濫を防ぐ神と言われています。
 風雨を調和し、苗稼を浸潤して、五穀の豊穣を守る共事です。
 転じて、朝廷をはじめ万民の食物を守る御膳神です。

 廣瀬神は、屋船豊受姫神とも呼び、家屋を鎮め奉る宅神と言い伝えられています。
 養蚕をも守る神として、古来より崇敬が高いそうです。

 

   廣瀬神社「水神」  奈良県川合村
   
   ▲ 庚申 村中安全  
        市場にて










コメント (2)
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九月長月(ながつき)夜長月(よながつき)寝覚月(ねざめつき)また稲熟月(いねあがりづき)

2014-09-01 | ことのは


 September



 九月長月(ながつき)夜長月(よながつき)寝覚月(ねざめつき)また稲熟月(いねあがりづき)



 夜長月(よながつき)寝覚月(ねざめつき)また稲熟月(いねあがりづき)は語源説とのこと (Wikipedia)

 いろどりづき(色どり月)、いわいづき(祝月)、えいげつ(詠月)、きくさきづき(菊開月)、きくづき(菊月)、くれのあき(晩秋)、げんげつ(玄月)、けんじゅつづき(建戌月)、せいじょづき(青女月)、ちくすいづき(竹酔月)、ながつき(長月)、ねざめづき(寝覚月)、ばんしゅう(晩秋)、ぼしゅう(暮秋)、もみじづき(紅葉月)ともいう (Wikipedia)



 九月の季語 (Wikipedia)
 仲秋、八朔、二百十日、颱風、野分、初月、二日月、三日月(新月)、 夕月夜、秋の夜、夜長(長き夜)、夜学、夜業、 夜なべ(夜仕事)、夜食、としよりの日、生姜市、花野、秋草、七草(秋の七草)、すすき、撫子、くつわむし、蚯蚓鳴く、螻蛄鳴く、地虫鳴く、蓑虫、芋虫、初潮、月、名月、月見、無月、雨月、枝豆、芋、十六夜、子規忌、霧、蜻蛉、うすばかげろふ、蜻蛉、秋の蝶、秋の蚊、 秋扇、秋団扇、富士の初雪、秋彼岸、蛇穴に入る、雁、角切、曼珠沙華、鶏頭、 二十三夜、秋の海、秋鯖、秋刀魚、鰯、鰯雲、鮭、鯊、鯊釣、鰍、竹の春、草の花、 蘭、コスモス、露草、蕎麦の花、糸瓜、唐辛、秋茄子、紫蘇の実、生姜、菜虫、 胡麻、玉蜀黍、黍、稗、粟、木犀(金木犀)、爽やか、冷やか、秋の水、水澄む


 夕月夜、秋の夜、夜長(長き夜)、夜学、夜業、 夜なべ(夜仕事)
 気になる季語だ。
 時間を充実させ、実りある飽きを過ごしたい。

 秋の水、水澄むは美しい響きだ。
 蕎麦の花、紫蘇の実という季語もおつなものである。
 十六夜となると、「清心さまぁ~」と呼びたくなり、何を血迷ったか、果ては仁左衛門さんを見たくなる。

 ところで
 新米が店頭に並び始めた。
 これは買わねば なるまい、成る米。

 九月
 今年も後二ヶ月 (プラス 二ヶ月)
 なんとか今年の色を染め上げて、来年につなげたい。
 歳はだんだんととるが、焦りは禁物。
 平常心是道を基本に、一歩また一歩と歩んで行こう。
 












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月次祭(つきなみのまつり)        奈良県 廣瀬大社

2014-09-01 | 民俗考・伝承・講演




 

 9月朔日
 新しい月に移り、心新たに散歩にいかんと、二時間以上をただひたすら歩く。
 これまでに数度ほど訪れた事があるであろう廣瀬大社へと向かう。
 廣瀬大社の歴史は古く、『日本書紀』にも記述がある。
『日本書紀』によれば、次のような内容
 日本書紀天武天皇四年四月十日(675年)に、小錦中間人連大蓋を遣わし、大山中曽根連韓犬を斎主として大忌神を廣瀬の河曲に祀られたことが記されていて、これが毎年四月四日と七月四日に行われた大忌祭の始まりと伝えられる。

 廣瀬大社につくと「月次祭」と記された紙とお神酒が備えられていた。

 


 月次祭(つきなみのまつり) Wikipedia▼

 月次祭(つきなみのまつり)とは、神道における祭礼のひとつ。伊勢神宮では6月・12月の月次祭と神嘗祭の3つの祭礼を三節祭(さんせつさい)、三時祭(さんじさい)と称される。

 歴史
 古くは毎月行われたようであるが、『延喜式』において6月と12月の11日に行うことが規定され、朝廷と伊勢神宮で行われた。
 朝廷では、神祇官が11日の朝に、畿内304座の神の祝部(はふりべ)に幣帛を分け与えた(班幣)
 また、夜には中和院(ちゅうかいん)の神嘉殿で、前年に収穫した穀物(旧穀)を天皇が神と一緒に食する「神今食」(じんこんじき)が行われた。
 その後、班幣は伊勢神宮のみとなり、室町時代に入ると応仁の乱などにより班幣は廃されるようになったが、明治以降に復活した。
 なお現在では、全国の多くの神社でも毎月一定の日を決めて月次祭が行われている。



 神今食 【じんこんじき】とは 世界大百科事典 第2版▼

〈じんごじき〉〈かむいまけ〉ともいう。
 上代より中世まで,毎年6月11日,12月11日の月次(つきなみ)祭班幣の夜,
 宮中神嘉殿において,天皇がみずから皇祖天照大神に神饌を供し,みずからも食する祭り。
 祭儀は新嘗祭(にいなめさい)と同様だが,神饌の数量は新嘗祭より少なく,後儀の豊明節会(とよのあかりのせちえ)はなかった。この祭りは祈年祭,新嘗祭,相嘗祭などとともに,稲作文化の祭りといえる。新嘗祭,相嘗祭は新穀による神饌を供するのに対して,神今食は新穀ではなく旧穀を用い,また1年12ヵ月を2期に分けて行われたことは月次祭と同様の意がうかがわれる。



 月次祭 三省堂 大辞林 ▼

 つき なみの まつり 【月次▽祭】
 陰暦6月と12月の11日に神祇官で行われた祭り。
 国家安泰と天皇の福運を祈る。本来は月ごとに行われるべき祭りであった。
 伊勢神宮その他の諸社でも行われたが一時衰微し,明治初期に復活した。







            2016年9月1日








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今日のゴーヤは4本の収穫。     9月朔日

2014-09-01 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


 

 9月朔日
 またまたゴーヤの話ですが、
 今日のゴーヤは4本の収穫。
 そのうち、pen 位の長さの、小さなゴーヤ2本

 このゴーヤ
 はじめの頃は1、2本しかとれなかったけれど、すご~く大きかったんだ。
 ここにきて小さい者や曲がったものが穫れて、それはそれで楽しいよ。
 蔓にはまだたくさんのゴーヤの赤ちゃんがブランコしているよ。

 最近ゴーヤにも飽きがきて、ついぞ昨日はゴーヤ料理を断念したよ。
 もったいないから、食べきれそうに無い分は冷凍保存をしておくよ。
 これでいつだって好きな時に余裕を持って調理できるよ。
 ただし、冷凍室にはあまり余裕が無いんだよ。
 ゴーヤ!たいへん☆だよ。
 マイブームのおとり寄せは、しばし見送ろうか…(笑)

 
 8月27日収穫

 
 8月28日収穫

 
 8月31日収穫

 
 9月01日収穫






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テレビメモ: 観世流「紅葉狩・鬼揃」「 紅葉狩もみじがり ~ 鬼揃おにぞろえ 」 (9月28日 21時)

2014-09-01 | 舞台・音楽 雑感メモ
   (雲南省  トンパ文字)

 

 テレビメモ

  観世流の「紅葉狩・鬼揃」「 紅葉狩もみじがり ~ 鬼揃おにぞろえ 」は必見だね☆





   9月28日(日)21:00~23:00
   能「紅葉狩・鬼揃」~観世流
   能「 紅葉狩もみじがり ~ 鬼揃おにぞろえ 」 ~観世流
       シテ : 観世喜正

   狂言「 二人袴ふたりばかま 」 ~大蔵流
          善竹大二郎
          善竹富太郎
          善竹十郎
          大蔵吉次郎




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「待ってました!」「待っていたとは、ありがたい」…の『お祭り』片岡仁左衛門 片岡千之助/『蘭平物狂』

2014-09-01 | TVで 歌舞伎・能楽
  (エスファハーン)





 『お祭り』
  片岡仁左衛門 片岡千之助 ほか

 『蘭平物狂』
  尾上松緑 尾上左近 中村時蔵 市川團蔵 尾上菊之助 尾上菊五郎 ほか

   2014年6月 歌舞伎座


 『お祭り』
「待ってました!」
 仁左衛門丈復帰の『お祭り』を見たよ。
 場面が写るごとに、表情が変わって、もうデレデレだよ。

 横で家族が笑っていたよ。
 仁左衛門さんなら仕方ないってことで、苦笑かもね。 
 
 片岡千之助さんも大きく動いておられたよ。
 この方、楽しみだよ。


 『蘭平物狂』
『蘭平物狂』も見たよ。
 中村時蔵さんが良かったよ。

『蘭平物狂』はすじ書きの展開もさることながら
 後半のたちまわりがカッコいい演目なんだよ(笑み)
 物狂は刀を見た時に加えて生死をさまよっている様も描きたいね
 …って、友人の言葉なんだけれど
 わたくしとしては
 何が言いたいんだかわからないので、
         今夜はこのへんで
             おわりん


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