乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『妹背山婦女庭訓~吉野川』昭和52年5月・歌舞伎座 十三世仁左衛門 梅幸 芝翫 歌右衛門

2014-09-30 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
   (梅の季節の吉野 下市の梅林)






   『妹背山婦女庭訓~吉野川』昭和52年5月・歌舞伎座 十三世仁左衛門 梅幸 芝翫 歌右衛門
   「でかしゃったでかしゃった でかしゃったでかしゃった でかしゃった でかしゃったわいなあ」



 十三世仁左衛門さん 梅幸さん 芝翫丈 歌右衛門さん出演の昭和52年5月・歌舞伎座の『妹背山婦女庭訓~吉野川』を見る。

 今となっては懐かしい歌舞伎を味わえる 貴重なお舞台のひとつ。

 古ければいいというのではなく、良いから良いと拍手したいお舞台だ。

 
 
       
        
         
              …そない爆拍せいでもええんやないの?
              って声が聞えそうだが

 『妹背山婦女庭訓~吉野川』は気持ち気を引き締めて背中を伸ばし、二階席前列中央で楽しみたい。



 本編尺:120分
 出演:十三世片岡仁左衛門 尾上梅幸 中村芝翫 中村歌右衛門

 死をもって結ばれる若い男女の悲恋物語。
 妹背(いもせ)とは男女を意味し、妹背山とは吉野川を隔てて並ぶなだらかな妹山と背山のことをさしている。

 川を隔てて領地争いで不和となっている大判事清澄(きよずみ)と太宰家の後室定高(さだか)。しかし清澄の子息久我之助(こがのすけ)と、定高の娘雛鳥(ひなどり)はひそかに 恋を育んでいた。両親の不和、間を隔てる吉野川、そこへ帝位簒奪(さんだつ)を目論む暴君・蘇我入鹿が両家の子供たちに無理難題をつきつける。せめて相手の子だけでも助け たいと願う両家が苦悩し出した結論は…。十三世仁左衛門の清澄、梅幸の久我之助、芝翫の雛鳥、歌右衛門の定高という至高の配役で昭和52年の名舞台をご覧いただく。

 ( 1977年/昭和52年5月・歌舞伎座)

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『半七捕物帖~人間万事廻り燈籠』1999年 勘九郎 中村福助 英太郎 染五郎 高麗蔵 吉弥 橋之助 八十助

2014-09-30 | TVで 歌舞伎・能楽
( 『稲生物怪録絵巻集成』(杉本好伸編 国書刊行会出版)から『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)  )




   『半七捕物帖~人間万事廻り燈籠』




前に一度ばかり見た『半七捕物帖~人間万事廻り燈籠』を見たよ。

 これは15年位前の舞台だね。

 勘九郎時代の十八世勘三郎さんが出ておられて、懐かしく感じたよ。

 橋之助さんの見得は美しく、いい具合に浮世絵のえぐみさえ出しておられ、見とれたよ。

 好きな役者さんたちばかりが出ておられて、おまけに芝居の筋書きもおかしくって、見ている間中ずっと楽しい気分をあじわえたよ。

 こういった楽しい芝居もたまには良いな。
      
             あっぱれじゃ





本編尺:86分
製作年:1999年
出演:中村勘九郎(十八世勘三郎) 中村福助 英太郎 市川染五郎 市川高麗蔵 坂東吉弥 中村橋之助 坂東八十助(現・三津五郎)

小説家としても名高い劇作家岡本綺堂が書いた小説「半七捕物帳」はのちに続出した各種捕物帳の元祖といわれている。「人間万事廻り燈籠」が初演されたのは平成七年の「第四回 勘九郎の会」小野田勇の脚色によって、勘九郎(十八世勘三郎)が颯爽とした半七親分ともう一人の小心な岡っ引き甚五郎という二役を演じ、多いに盛り上げた。
今回ご覧頂くのは初演をさらに練り上げた平成11年8月納涼歌舞伎の舞台。勘九郎(十八世勘三郎)の半七と甚五郎、福助のお浜、英太郎のお力、橋之助の金蔵、八十助(現・三津五郎)の善兵衛で、明るく可笑味のある舞台をお届けする。

(1999年/平成11年8月・歌舞伎座)







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