乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

特別公開『法隆寺秘宝展』秋季 大宝蔵殿   「室町時代から近世へ」

2014-09-15 | 美術・文様・展示物



      特別公開『法隆寺秘宝展』秋季 大宝蔵殿



 

 

 この秋も『法隆寺秘宝展』を拝見させて頂きました。

 春季に引き続き今回もテーマは「室町時代から近世へ」でした。

 春季と同様の貴重な展示物も多く、楽しく拝見させて頂きました。

 興味のある展示物は見る度に面白さが増すような気が致します。

 法隆寺や関係者の皆様には心より御礼申し上げます。


 

 

   
   「紙本著色 八大地獄図 (天文八年 1539)」
   「紙本墨画 三昧揶系図 (室町時代)」  など


 

 

  以前記録できた特別公開『法隆寺秘宝展』 ▼ (一部)
  
 『法隆寺秘宝展 平成二十六年度春季』  「八大地獄図(天文八年)」「三昧揶系図(室町時代)」 2014年05月01日

 『法隆寺と法起寺の寺宝から』「僧林請幸法隆寺壱切経勧進帳」安保三年 2013年10月01日

  2013年 春季 『法隆寺秘宝展』 法隆寺大宝蔵殿 法隆寺山内1-1 2013年06月18日

  2012年 秋季 『法隆寺秘宝展』 法隆寺大宝蔵殿 法隆寺山内1-1 2012年11月18日

 『聖徳太子一三九〇年御聖諱記念 聖徳太子の実績と信仰 法隆寺秘宝展』 2011年04月13日


 

 特別公開『法隆寺秘宝展』秋季
 2014年9月11日~11月30日
 拝観時間/9:00~16:00(退出は16:30)

 奈良県斑鳩町 法隆寺 大宝蔵殿









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『蔵の中』高林陽一監督  横溝正史作 「かげろうや塚よりそとにすむばかり」「戯れせんとや生まれけむ」

2014-09-15 | 映画
       (写真は京都 建仁寺  2014年9月)




  映画『蔵の中』 ★★★★★ ★★★★ (9/10)


 「かげろうや塚よりそとにすむばかり」 内藤丈草

  93:『梁塵秘抄』女の盛りなるは 十四五六歳 二十三四とか 三十四五にしなりぬれば 紅葉の下葉に異ならず

  359 遊びをせんとや生まれけむ 
     戯れせんとや生まれけむ
     遊ぶ子どもの声きけば
     わが身さへこそゆるがるれ  
  
             『梁塵秘抄』新潮日本古典集成 P.151

 
 『蔵の中』 歌「遊びをせんとや生まれけむ」

 

 映画『蔵の中』を見る。
 この映画は筋書きも出演者の演技も好きだった。
 特に吉行和子さんと松原留美子さんの迫力にはかなわない。

 松原留美子さんにおいては色々と伝えられているが、純粋に映画作品として見て、その目力に感動した。
 こういう役者なら女型として、おおいに結構!
 歌舞伎役者を思わせるくらいのメリハリと見得を斬るような鋭いまなざし。
 それを強調し生かす構図と明暗と音響
 松原留美子さん素晴らしい役者さんのひとりだと痛感する一作品であった。

 監督は高林陽一、原作は横溝正史

     あっぱれじゃ! 

 

   
映画『蔵の中』
出演
松原留美子/山中康仁/中尾彬/吉行和子
監督 原作
高林陽一 横溝正史
脚本 公開年
桂千穂 1981
上映時間
104分

あらすじ
 京都の旧家で暮らす、肺炎で隔離された聾唖の姉・小雪(松原)と、彼女を慕って蔵の中へ入ってきた美少年の弟・笛二(山中)。彼は、喀血を繰り返しどうせ死ぬならしたいことをする、と呟く小雪に誘われるまま、次第に禁断の世界に堕ちていった…。横溝正史が戦前に発表した作品のおどろおどろしい退廃美がうまく描かれた幻想エロチシズム。主役を演じたニューハーフ・松原留美子が話題となった。耽美で幻想的なゴシック・ロマン。

 横溝正史原作。蔵の中に住む姉と、彼女を看病する弟の妖しい関係。
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法隆寺 顔見世     仁左衛門藤十郎又幸四郎 百済薬師に阿吽の仁王   (3景)

2014-09-15 | 舞台・音楽 雑感メモ




   法隆寺


 

 

 

 9月秋晴れ
 小学項低学年の子らが画用紙に描くような
 基本的な雲が浮かんでいた。
 マグリットの雲の様だった。
 マグリットを思い浮かべながら、法隆寺を歩く。

 百済観音に仁左衛門丈の姿を見る。
 薬師如来座像に藤十郎丈を見いだし、
 阿吽の仁王像に幸四郎丈を思う。

 法隆寺の仏像に京の年の暮れを重ね合わせる。
 今年の顔見世は見事だ。
 そんな阿呆な事を思いながら、
 不謹慎ながらも百済観音や薬師如来座像や阿吽の仁王像に見入っていた。
 

   仁左衛門藤十郎又幸四郎 百済薬師に阿吽の仁王



      


    何らかの失礼があれば、どうぞお許し下さい。


      

京都四條南座

京の年中行事
當る未歳 吉例顔見世興行
  新檜舞台開き 東西合同大歌舞伎
平成26年11月30日(日)~12月26日(金)

昼の部

一、玩辞楼十二曲の内 藤十郎の恋(とうじゅうろうのこい)
   
坂田藤十郎 扇 雀
宗清女房お梶 孝太郎
恋飛脚大和往来
二、新口村(にのくちむら)
   
亀屋忠兵衛 梅 玉
傾城梅川 秀太郎
才造 松 江
万歳 進之介
孫右衛門 我 當
新皿屋舗月雨暈
三、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)
   
魚屋宗五郎 幸四郎
磯部主計之助 橋之助
磯部家召使おなぎ 高麗蔵
小奴三吉 亀 鶴
家老浦戸十左衛門 友右衛門
宗五郎女房おはま 魁 春
十八世中村勘三郎を偲んで
四、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
七段目 祗園一力茶屋の場
   
大星由良之助 仁左衛門
遊女お軽 七之助
大星力弥 壱太郎
寺岡平右衛門 勘九郎
夜の部

一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
九段目 山科閑居の場
   
本蔵妻戸無瀬 藤十郎
大星由良之助 梅 玉
大星力弥 扇 雀
本蔵娘小浪 壱太郎
由良之助妻お石 秀太郎
加石川本蔵 幸四郎
二、お祭り(おまつり)
   
鳶頭松吉 仁左衛門
三、鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)
   
菊地半九郎 橋之助
遊女お染 孝太郎
坂田源三郎 亀 鶴
遊女お花 七之助
坂田市之助 扇 雀
四、爪王(つめおう)
   
狐 勘九郎
鷹 七之助







    法隆寺
    2014年9月中旬

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