乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

96:『近松浄瑠璃集上』から「大経師昔暦」 近松門左衛門 日本古典文学大系(201~251)/映画『近松物語』

2014-09-20 | 近松門左衛門



96: 『近松浄瑠璃集上』から「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」(201~251ページ)  近松門左衛門 日本古典文学大系 



 映画『近松物語』(人形浄瑠璃・歌舞伎の演目『大経師昔暦』)溝口健二監督 大映 1954年 長谷川一夫を楽しんだその晩から読み始めた近松門左衛門作の「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」を本日読了。
 最後は黒谷の和尚さんに助けられるという大どんでん返し。
 またまたどんでん返し。
 不義密通張付け獄門の景に処せられる粟田口へ、二人背和え早稲に馬に乗せられ粟田口へと向かう途中、二人の表情には安堵感と幸せ満足感が漂うといった違った形での精神的な救いの描写がなされていた。

 次は『近松全集』か、はたまた『歌舞伎全集』か…
「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」を読んでみたい。

『近松浄瑠璃集上』をぱらぱらとめくってみるとうれしいことに「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」の前の作品は馴染みの演目「夕霧阿波鳴門」
 多少也とも芝居が好きで良かったとほくそ笑む。

 

 後夜の鐘をつく時ハ諸行無常と響くなり………
 
 『観世流続謡曲百番集』「三井寺」
 
 日本古典文学大系『近松浄瑠璃集上』 「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」
 上の描写は味わい深いので、「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」の中でも、私の好きな場面(部分)のひとつといえる。
 上には一部『観世流続謡曲百番集』「三井寺」がある。



 


 映画『近松物語』(人形浄瑠璃・歌舞伎の演目『大経師昔暦』)溝口健二監督 大映 1954年 長谷川一夫
 95:『観世流続謡曲百番集』「三井寺」  日本古典文学大系に謡曲より「大経師昔暦」

 
 
   










コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

95:『観世流続謡曲百番集』「三井寺」  日本古典文学大系に謡曲より「大経師昔暦」

2014-09-20 | 読書全般(古典など以外の一般書)



95: 『観世流続謡曲百番集』「三井寺」



 先日映画『近松物語』(人形浄瑠璃・歌舞伎の演目『大経師昔暦』)溝口健二監督 大映 1954年 長谷川一夫を見ました。

 元の近松作品を読みたくて、映画を楽しんだひの夜、『近松全集』、『歌舞伎全集』、日本古典文学大系『近松浄瑠璃集上』から「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」を探し出し、とりあえず日本古典文学大系『近松浄瑠璃集上』の「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」を読み始めました。

 『近松浄瑠璃集上』「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」(日本古典文学大系)に謡曲「三井寺」の一節が出てきたので、「三井寺」を楽しみました。(百番集505ページ)


 
 『観世流続謡曲百番集』「三井寺」
       「」で記した部分が日本古典文学大系の『近松浄瑠璃集上』「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」に出てきた処
       その前の行から照らし合わせても面白い。

   後夜の鐘をつく時ハ諸行無常と響くなり………



 謡曲「三井寺」は『観世流続謡曲百番集』にして10ページ程
『観世流続謡曲百番集』「三井寺」では月の表現が見事です。




   

 







 『近松浄瑠璃集上』「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」
          日本古典文学大系に謡曲「三井寺」 201-251ページ (241)
          『観世流続謡曲百番集』「三井寺」 505-509ページ (509)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする