やっと今日、八重山で撮って来た昆虫の名前がすべて特定できました。
やはり、シジミチョウが一番難しかったです。
最後の1枚、は蝶の専門家の方に鑑定を依頼しました。
竹富島で、ヤマトシジミと比べると二回りくらい小さいシジミチョウがいたので撮っておいたのですが、模様が曖昧で図鑑では解りませんでした。
名前はシルビアシジミの南西諸島バージョン、ヒメシルビアシジミですが、模様のハッキリした個体が別に撮れていたので余計に迷いました。
ヒメシルビアシジミ
花は、八重山レポート その2 で紹介した、ナミエシロチョウが止まっているのと同じタチアワユキセンダングサです。ナミエシロチョウはモンキチョウとほぼ同じ大きさなので、ヒメシルビアシジミの大きさが解ると思います。
リュウキュウアサギマダラ
今回、是非撮りたかった蝶の一つです。 翅のベースの薄い水色が何とも言えません。 割と良くとまってくれるので撮りやすい蝶でした。
イシガケチョウ(2倍に拡大)
前回上げたイシガケチョウです。 複眼を見ると、瞼が下がって眠そうなイメージがしませんか? そういえば、この花もタチアワユキセンダングサでした。
大分前置きに時間を使いましたので、そろそろ本ネタに行きたいと思います。
とはいえ、石垣島、竹富島で撮った昆虫達を小出しにするだけなので、これから地元で撮る写真を混ぜながらアップしていく予定です。
とにかく、さすがに丸4日分、当分の間ネタは尽きないようですので。(笑)
オオゴマダラ
とにかく、大きい。(羽を広げた状態で15cm近くあります。関東の温室で見たものはもっと小さかったのでビックリ。)それがたくさんフワフワ飛んでました。
イシガケチョウ
割と良く見ましたが、高いところにとまることが多いので、撮影難易度は中です。始めて見たカミさんは「蛾だ!」と、騒いでました。イシガケチョウに失礼ですね。(^o^)
野鳥も昆虫も、撮りやすい被写体と撮り難い被写体がある事について、異論のある方はおられないと思います。
今回石垣島に行ってから、かなりよく見かけるのに、素早いので、どうしても写真にならなかったのが、野鳥ではアカショウビン、蝶ではツマベニチョウがその最右翼でした。
特にアカショウビンは何度も前を横切って飛ぶのを見たし、気がついたら目の前の木に止まっていたのに、カメラを向けるとすぐ逃げてしまうなど、失敗続きでした。
せめて、カワセミの半分くらいでも人見知りをしないでくれればいいのですが、20m以上の距離があっても、ダメでした。
もうあきらめた最終日、撮影は12時で切り上げましたが、昼食後にレンタカーを返すのにまだ1時間程余裕があったので、公園の内周道路(約5kmほど)をドライブしていたところ、突然カミさんが「アカショウビン!」と叫びました。
緊急停止して、そっと左側を見るとなんと10mほどの距離の所にアカショウビンが止まっているじゃありませんか。(カミさんのお手柄でした。)
ただ、車の中から撮ると、顔が木の葉に隠れてしまいます。
そこで、そっと運転席のドアを開け、車の影から後ろに回りこんで、どりあえず1枚、そっと立ち上がったら…やはり逃げました。…(^_^;)ヾ(伏せて、もう2,3枚撮っておけば良かったなア。)
その後、登山道に上がってみたら今度はツマベニチョウがサンダンカの花で吸蜜中。
なんだか、ロスタイムに2点取ったような気分でした。
写真は残念ながら不満足な出来でしたが、また次に行ったときの課題が出来たと言うことで、証拠写真としてアップします。
アカショウビン
頭の葉っぱは、ご愛敬…ということで。 ちょっとピントが甘いです。
ツマベニチョウ
日本最大の美しいシロチョウですが、滅多にとまってくれません。もう少し翅を開いてくれたら完璧でしたが…。