「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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それは……

2007-02-22 | ●介護録(~2015.2月)
■17年間半身不随の夫の介護をしてきた90近い方、それで町から表彰を受けたことがあるそうだ。

へっーーー17年、在宅介護をしてきたら表彰されちゃうんだ。びっくりだな。表彰されるようなことなんだ、介護って?
うーーん、多分この人は介護しつつ町に貢献するようなこともなさったんたろう。きっとそうに違いない。
年代が90位の方だから、介護していたのはずっと前のこと。その当時は在宅介護なんて言葉もないし、珍しいことだったのかもしれない。
今の時代にそんなこといってたら、年がら年中表彰してなきゃならないものね。

■でも、この表彰された方はそれを誇りにしているらしい。

表彰されたコトにではなく、「17年の介護をやり通したこと」にだろう…と私は思うけど、それを伝えている文章は表彰されたことが誇り…というふうにとれてしまう。
文を書いたのはその方の息子さんだ。

■今はその方自身が介護を受ける身だ。施設はイヤだからと一人で自宅にいる。近くに住む兄弟が毎日交代で泊まりに行っているという。
文を書いたご本人は遠くに住んでいるらしい。

当然被介護者はワガママを言う。いろんな要望も出てくる。
それに対して息子さんは、不平不満が出るのも生きてればこそ……と言う。母の言葉は尊い……と言う。

私の感想を言っていいですか?

この息子さんは介護をしていないのだ、と私は思う。
近くに住む兄妹が交代で泊まっているのだ。彼は泊まっていないのだ。
だから言える美しい言葉だ。
その兄妹さんたちから苦労話は出ないんだろうか?

一人暮らしが出来るのだから認知症ではないだろう。年相応の衰えによる介護かもしれないから、私の場合と単純に比較して想像してはいけないかもしれないけど…介護の大変さを知っていたら、不平不満が生きていればこそだなんていえないと思うよ。そりゃ、生きていてくれるのは嬉しいけどね。