ネタが古くてすみません

イスの上のモモ。
ここに置いたのは母。

「これでいい?」と聞かれたので「ＯＫ」と答えながら……
「あっ、あきこねーちゃんみたい」…と思う……(^◇^;)

野球とヒデキと母

火曜の夜、ファイターズの2006年優勝記念ＤＶＤを見た。(これもドームへ行ってきたせい？)

母は早くにベットインしていた(というか、寝仕度する間もなく寝入ってしまった)ので一人でゆっくり……
と、思ったら、いつの間にか起きてきてＤＶＤを見ていた(^^ゞ

優勝までの軌跡……当然いろんな試合のダイジェスト。でも、母は一つの試合だと思っている。
「終わったの？」と聞く。
「うん」と適当に答える。
そんな母はしみじみと…
「私もやりたいわぁ～～」と言う。
「野球を？」と確認
「そうだよ」とあっさり。

水曜日、デイがないのでブランチ。
録画したヒデキのあのドームでのＹＭＣＡを再生。

ヤングマンを唄うヒデキを見て…
「ヒデキさん？」と母。必ず「さん」付けなのはなぜ？
「そうだよ」
「子供でもあるまいし～～」
(？どういうこと？)
２０秒後
「ヒデキさん？」
「そうだよ」
「ごくろうさんだね～」
(360度周りながらのＹＭＣＡは「ごくろうさん」かも…)
また２０秒後
「ヒデキさん？」
「そうだよ」
「あらまあ～」
(なにが？)

…計3回「ヒデキさん？」と質問された。

ファイターズがナニモノか？
ヒデキは何をしているのか？
そして
あのドームに私がいたことを、母は知らない。
話したところで通じない。
だから言わない。
言っても楽しくない。
言うだけ虚しい。
「あら、良かったね、楽しかったでしょ」くらい言ってくれるなら話甲斐もあるけれど
…もう、この先、そんな会話は成り立つことがないだろう。

だけど……野球を見てくれること、ヒデキに反応すること、ラッキーだと思うし、嬉しい。

でも忘れてしまっているんだろうね。
父が亡くなる前年のＧＷ、一緒に行った甲子園のこと。
初ナイター、初オーロラビジョン、初トラッキーで、あっというまに終わったナイターは楽しかったよね。トラが勝ったし。

私はその翌月、札幌円山での阪神戦を父と見た。２連戦の一日目から見ていた父が、翌日の試合のために札幌入りした私を駅で待っていた。
試合、どうだったっけ？忘れてしまったよ。
一泊して……いつもなら、帰りの特急まで別行動なのに、この時は喫茶店に入ったり、道庁赤レンガを見に行ったり、パルコの本屋にまで一緒に行った。父はこのパルコがどこになるのか(駅からどう行くのか)何度も聞いてきた。きっと、今後一人でも来られるように…と思ったのだろう。
実は私は早く一人になって買い物がしたかったんだけど………

この翌月に、父は入院した。